キンリョウヘン(ラン科シュンラン属) 金稜辺 別名 蜜蜂蘭
中国南部に自生する東洋蘭で日本には文明年間(1469〜1486年)に日本に渡来したとされる。花期は4
〜5月葉の付根からアーチ状の花茎を出し、薄茶色のシンビジューム属特有の形をした花を咲かせる。
葉は長さ20〜30cmと細長い。花芯に蜜腺はなく、日本ミツバチの女王蜂が発散する蜜蜂誘引フェロモンを花
弁と萼から発散し、日本ミツバチの分蜂群を誘惑する。この誘引ランと日本ミツバチには、通常の受粉形態とは
異なる集団誘引により「蜂熱」で受粉繁殖を可能にするという特殊能力を身に付けている。近づいた蜜蜂に唇弁
の色変化で受粉前の花に誘導する。この関係は日本ミツバチのみで西洋ミツバチには、この誘引効果がないとい
う。(森のみつばちより引用)日本ミツバチの分蜂の季節になりました。画像の分蜂とその巣箱は試験的に昨年
設置したものですが、この日本ミツバチを巣箱に誘引するのに、絶大な効果を発揮するのが金稜辺という東洋蘭
です。巣箱の設置後そばに置くだけでその効果があり、設置後翌日には、日本ミツバチが巣箱にやってきました
。金稜辺の受粉のシステムは、他の植物にない特異性があります。虫媒には違いないのですが、日本ミツバチに
のみ反応する集団による「蜂熱」を利用する変わった手法を取り入れています。日本列島が大陸と陸続きであっ
た有史以前に遡るころに進化した日本ミツバチと東洋蘭の関係と言われています。
キンリョウヘン(ラン科シュンラン属) 金稜辺