キンシバイ(オトギリソウ科オトギリソウ属) 金糸梅
キンシバイ(オトギリソウ科オトギリソウ属)金糸梅
江戸時代中期(1760年)に中国より伝わった樹高1m程度の半落葉小低木。初夏、枝先黄色い直径3〜4cmの
5弁の花を咲かせる。良く枝分かれし、葉は対生で葉柄はなく枝は枝垂れる。未央柳、西洋金糸梅と同じく5束に
分かれた数多くの雄しべ(1束60本程度)を付ける。果実は刮ハで熟すと種子を散布させる。梅雨時の6月、黄色
い花を咲かせる金糸梅。中国名の金糸梅をそのまま和名としています。5弁の花びらが梅に似ていて、雄しべの集
まった様子が、金糸の束を連想させることから金の糸の梅と名付けられたのでしょう。属名のオトギリソウ(弟切草
)には、伝説があります。その昔、先祖代々鷹匠を家業としていた二人の兄弟がいました。その家には、代々鷹の
傷をすぐに直す秘伝の薬が伝えられていました。この秘伝の薬は、鷹の傷に本当によく効く薬で、家の者以外には
、けっして口外してはいけないとされていました。ところが、ある日のこと、弟は酒に酔って、ついその薬の秘密を他
人に漏らしてしまいます。そのことを知った兄は、非常に怒って、怒りにまかせ刀を抜き弟を斬り殺してしまったの
です。先祖代々伝わる秘伝の薬は、薬師草と呼ばれていた薬草で、その悲しい出来事以来、この薬師草のことを
、弟切草と呼ぶようになりました。画像の金糸梅は木本であり、同じ時期、同じオトギリソウ属のビョウヤナギ、セイ
ヨウキンシバイが良く似た黄色い花を咲かせています。種子により増えたのか10本ほどの幼木が近辺に根付き黄
色い花が茶花園を賑わしています。