コムラサキ(クマツヅラ科ムラサキシキブ属)小紫 別名 コシキブ
日本では、本州、四国、九州、沖縄に分布する2mほどの落葉低木。園芸種でもあり、自生は少ない
。
葉は対生し、倒卵状の楕円形で上半分ほどに鋸歯がある。
花期は6〜8月で葉腋の上から数ミリ離れた位置に淡紫色の集散花序の小さな花を咲かせる。
コムラサキの名は、山野に自生するムラサキシキブから名付けられ、ムラサキシキブは、平安時代
の女性作家、紫式部に由来しています。ムラサキシキブより全体に小柄なことからコムラサキと呼
ばれるようになりました。別名のコシキブも同様の意味です。
ムラサキシキブは、紫色の実が玉のように群がることから、古くは、玉紫と呼ばれていました。京
都においては、実が重なり合って付く事からムラサキシキミと呼ばれ、さらにこの名が紫式部と重
なりムラサキシキブと呼ばれるようになりました。
葉に特徴が見られムラサキシキブは、全体に鋸葉があるのに対してコムラサキには、葉の先端半分
に鋸葉があることで容易に同定ができます。又、枝が枝垂れるコムラサキに対してムラサキシキブ
には、それが見られないことから、遠目にも違いが分かります。
花、実の付き方にも相違が見られ葉腋から対になって出るムラサキシキブに対してコムラサキでは
、葉腋より数ミリ離れて出ます。園芸店で販売されているほとんどがこのコムラサキでムラサキシ
キブの呼び名で販売されることが多いようです。