クチナシ(アカネ科クチナシ属)梔子 支子 別名・古名 山梔子 口無 山梔 枝子 鮮子 せん匐 山
梔子(さんしし) 篝火草(かがりびそう) くちなおし せんぼく 久知奈之 久知奈志
日本、中国、台湾、インドシナに分布し、日本では、本州の静岡県以西、四国、九州、沖縄に分布する樹高
50cm〜3mの常緑低木。
花期は6月〜7月で枝先に1個ずつ芳香のある白い花を咲かせる。葉は、対生し全縁の倒被針形または、長
楕円形で浮き出た葉脈に特徴を持つ。
日照条件を好む常緑小低木でハクモクレン同様、純白に近い大柄な花が一際目立ちます。甘い芳香が辺りに
漂い、特に夜間、さらに強い芳香を放つ様です。夜活動する蛾などの夜行性昆虫を呼び寄せる為の知恵でし
ょうか。
クチナシは、果実にある突起を嘴に見立てそれをクチハシと呼び、そのクチハシが転訛してクチナシ(口無
し)となり、実が熟しても口を開かないという意味でクチナシの名前がついたようです。
又、細かい種子のある実を梨(古くは、果中に細かい種子のある果実の総称)に見立て、嘴に見える萼を口
として、口のある梨とした説もあります。
さらに、クチナワナシ(ヘビイチゴ同様へびが食べる梨)の説があるなど古くから語源については、様々な
解釈がなされ今もって結論のない花の名前となっています。
支子の字は、黄色いクチナシ色の染料を表しています。