ネムノキ(マメ科ネムノキ亜科ネムノキ属)合歓木 別名 合歓(かふか) 合歓木(かふかぎ)
合歓(ごうかん) 合歓木(ごうかんぼく) 合歓木(ごうかのき) 曙合歓(あけぼのねぶ) 眠
眠(ねむれねむれ) 牛米(うしのこめ)牛焼米(うしのやつこめ) 抹香の木(まっこうのき)日
暮(ひぐらし) 心太花(ところてんばな) えびのき ねぶた 古名 合歓(ねむ) 合歓(ねぶ
) 合歓木(ねぶのき) 棔(ねぶのき) 合歓木(ねぶり) 禰夫利(ねぶり) 合歓木(ねぶり
のき)禰布利乃岐(ねぶりのき) 眠木(ねんぶりのき)
本州、四国、九州、沖縄に分布する落葉高木。
花は両性花で花期は、6月から8月。枝先に淡紅色の花が10〜20個、頭状に集まって咲く。
側生花の花冠は長さ9〜10mm、裂片は、卵形で長さ約2mm、外面に白い短毛がある。果実は豆果で
10〜12月に褐色に熟す。
葉は互生し、2回偶数羽状複葉で、7〜12対の羽片がほぼ対生し、羽片には、15〜30対の小葉
が対生する。
ネムノキの名前は、ネブリノキ(眠之木)に由来します。マメ科の植物に多く見られ、夜になると就
眠運動をする植物を表しています。葉を閉じている姿が眠っているように見えることから眠之木と呼
ばれたのでしょう。
では、なぜ夜になると葉を閉じるのでしょうか?ダーウィンはこの説明として、夜、放射冷却により
、葉から大気中へ輻射熱の逃げるのを防ぐためと説明しています。又、夜、光の当たらない時間が一
定以上あるいは一定以下でないと花芽の形成が起こらないという報告もありますが、今のところは、
良くは分かっていないようです。
勝手な想像ですが、夜、葉を閉じることによって、枯れたように見せかけ、夜行性の動物の食害を避
けているのではと考えてみました。同じく就眠運動をするネムノキ亜科の「オジギソウ」は、夜間以
外にも葉の一部に触れただけで次々と葉を閉じて行きます。植物には、長い歴史の間に鋭い棘で武装
したり、毒を持ったりと多岐にわたるしたたかとも言える防衛手段を身につけていたりします。その
防衛手段の一つに葉を閉じ枯れたように見せかけ野生動物からの食害をさけているのではないでしょ
うか。
太陽が沈みかけたやや薄暗くなった頃には既に葉を閉じています。この性質は同時刻でも生育場所に
より違っているようです。葉を閉じるメカニズムはどうも光量に関係しているように思われます。
合歓の字が当てられていますが、ねむ(合歓)ねぶ(合歓)と呼ばれ、夜になると小葉を合わせ男女
が添い寝して喜びを共にして眠る様子が例えられています。
万葉集には、ねぶの名で登場します。