シマトネリコ(モクセイ科トネリコ属)島戸練子 別名 タイワンシオジ(台湾塩地)
日本では、沖縄に自生する亜熱帯性の樹高10mを超える常緑高木で生育環境に依っては、半常緑と
なる。
花期は5〜6月で画像には、4枚の花弁に2本の雄しべと1本の雌しべが見える。芳香性のある円
錐花序の白い小さな花を数多く咲かせ枝先を白く染める。果実は短冊状の翼果。葉は互生し奇数羽
状複葉で光沢がある。
シマトネリコの名前は日本の自生種であるトネリコに由来していて南西諸島の島に生育するトネリ
コから名付けられました。台湾塩地もトネリコの別名である台湾のシオジに由来しています。
トネリコの意味は、イボタノキと同様、樹皮に付く虫が白蝋を分泌し、この蝋を戸の敷居に塗り滑
りを良くしたことからトヌルキと呼ばれ、それが転訛してトネリコ(戸練子)と呼ばれるようにな
りました。又、別説には、樹皮から採れる膠状の樹液を採取して墨に練り込み写経したことから、
共練濃(トモネリコ)と呼ばれ、それが転訛してトネリコとなったという説もあります。
ひまわり棟の玄関先にかってはモミジが植えられていましたが、砂地であり、保水力が無く水不足
となって枯れてしまいました。又、中庭にもモミジが植えられていたのですが、日照条件が悪くこ
ちらも枯れてしまいました。その後にこのシマトネリコが植えられたのですが、どちらもしっかり
と根付いています。結構条件の悪い環境でも生育する環境適応能力を持っているようです。
亜熱帯地域が原産で生育環境によっては半常緑樹ですが、京都では、気候条件が合っているのか冬
季でも常緑を保っています。中庭では、日照条件が悪い為か花を咲かせることはありませんが常緑
の葉が庭園樹としても良く似合います。樹勢が強く枝葉を茂らせることから毎年のように枝が切り
取られていますが翌年には元の樹姿を取り戻すなど生命力旺盛な樹木のようです。
中庭に植えられていますが、樹姿はどちらかと言うと洋風をイメージする木です。