シソ(シソ科シソ属) 紫蘇
シソ(シソ科シソ属)紫蘇
中国原産の帰化植物で草丈50cm〜100cmの1年草。花期は、8月から10月にかけて穂状花序に白色
の花を咲かせる。花穂は、太く短い円柱状で花は、白色からやや紫色で長さ4mm〜5mm。花期の萼の長さ
は4mm〜6mm、果期の萼は、長さ8mm、長短の柔らかい毛がある。葉は、対生し5cm〜10cmの緑色広卵
形。先端は尖り縁には粗い鋸歯があり独特な香味を持つ。ヒマラヤ・ビルマ・中国が原産で日本には、中
国より伝わったとされています。その歴史は非常に古く各地の縄文時代の遺跡からシソの種の出土例があ
るほどです。平安時代になってからは灯火の油としてエゴマ油が伝わり、その後、シソ油、そしてナタネ
油ヘと変遷していったようです。現在では、大葉の名前で香味野菜として広く利用されています。シソは
、漢字で紫色の蘇ると書きます。中国の三国時代の人で華佗いう名医がいました。蜀の名将であった関羽
の矢傷を外科手術で治すなど優れた医療技術を持っていました。脳外の技術を持つなど他にも数々の逸話
を今に残す名医でもありました。その逸話の一つが紫蘇の話しです。あるとき洛陽の若者が蟹の食べ過ぎ
で食中毒を起こしました。若者は死にかけましたがたまたま居合わせた華佗が薬草(紫蘇)を煎じて飲ま
せたところ、たちまちの内に蘇ったと言われます。煎じ薬の色が紫色であったことから紫色の蘇る薬草と
して紫蘇の名前が付けられたとされます。
シソには、カロチン、ビタミンB2,ビタミンC,カルシウム、鉄分、カリウムなど多くの栄養素が含まれてい
ます。食欲増進、健胃作用、食中毒を防止する抗菌作用を持ち、又、骨を丈夫にするカルシウム、貧血を
防ぐ鉄分が含まれ、食物繊維も含むことからから便通も良くします。さらに抗酸化作用から癌の予防に役
立つともされています。さらに種子から抽出されたシソ油には、血栓を防ぎ血液をサラサラにして脳梗塞
、心臓病にも予防効果があるとされ、近年問題となっている花粉症などのアレルギー疾患の軽減にも効果
があるとされます。紫蘇は、まさに万能薬といえるでしょう。本館左裏側に野生化したシソが群落を形成
しています。