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ソヨゴ(ニシキギ科モチノキ属)冬青 別名 フクラシバ

中国、台湾、日本の本州中部に分布する常緑小高木。花期は、5〜6月で雌雄異株、雌花は、葉腋に単生し、雄

花は、集散花序に数個まとまる。果実は、5〜6cmの柄があり、秋に赤く丸い果実をつける。
ソヨゴの名前は、風

が吹くと堅い葉が擦れ合い音を立ててそよぐ様子(そよぐ)からソヨゴへと転訛したとされます。
葉の縁が波打つ特

徴が有り、比較的容易にソヨゴと同定することが出来ます。
別名のフクラシバは、この葉を火にくべるとパチパチと

音を立てて激しく燃え上がります。葉の表面が熱せられて膨らみ弾けることから「膨らむ柴」と呼ばれるようになり

ました。ライターなどで葉を炙ると葉の表面が膨らむ様子が良くわかります。
冬青は、漢名で冬も青く茂る葉、常緑

を表わしているのでしょう。中国では、モチノキ属の植物全般にわたり「冬青」と呼んでいます。江戸時代の和名で

も、モチノキを冬青としていたようです。重修本草綱目啓蒙には、「モチニハ種類多シ、皆赤実ヲ結ブ、、冬青ハ其

ノ総名ナリ」とあるように冬青はソヨゴを指すのではなくモチノキ属の総称として扱われていたようです。ソヨゴを指

す「冬青」はこの時代以降につけられたものと思われます。

本館裏側及び左側雑木林にて
ソヨゴ(ニシキギ科モチノキ属) 冬青