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スミレ(スミレ科スミレ属)菫
タチツボスミレ(立坪菫)
コスミレ(小菫)
ヒメスミレ(姫菫)
他にもスミレの語源には、諸説ある。花の形が墨壷の墨さしに似ていることからスミレフデ(墨入筆)、

壷菫説。同じく、墨入れ花説。スは酸で、ミレはニレの転訛したものでぬめりを表す。スミレを煮物にし

て食べると甘くぬめりがあるという菫菜説。

立坪菫は、奈良時代には既に命名されており、小さな中庭のことを坪庭と呼び庭に立つ様に生える事

から立坪菫と名付けられていた。



古来より様々な語源説がありますが、それぞれに正当性が有る様に思えます。菜としての食料から起

こった菫菜説。遊び心の相撲取草説。道具としての墨入れ説。染料としてのソミレ「染」。人が言葉で

表現するようになった時代から呼ばれていた「ス・ミレ」が、目的によってそれぞれ独自に解釈されて来

たのではないかと推測します。


万葉集には四首が詠まれています。

春の野(ね)に菫採(つ)みにと来(こ)し吾(われ)ぞ野(ね)をなつかしみ一夜(ひとよ)宿(ね)にける

巻八・一四二四 山部赤人

春の野に他の若草と同様、食用とする為、菫菜を摘んでいることが詠まれています

山吹の咲きたる野辺のつぼすみれこの春の雨に盛りまりけり 巻八・一四四四 高田女王(たかだの

おおきみ


茅花抜く浅茅が原のつぼすみれ今盛りなり我が恋ふらくは  巻八・一四四九 大伴田村家大嬢

大君の命かしこみあしひきの・・・・すみれ摘むと・・・・(長歌) 巻十七 大伴宿禰池主
スミレ(スミレ科スミレ属)菫 別名 相撲取草

スミレの語源は、かぎ型の茎を互いに掛けて引き合う姿を相撲に例え「相撲取れ」の掛け声がスミレ

に転訛した説が有力である。