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スナゴケ(ギボウシゴケ科シモフリゴケ属) 砂苔
スナゴケ(ギボウシゴケ科シモフリゴケ属) 砂苔

好日性の蘚類で日当たりの良い地や岩の上に群生する。雌雄異株。茎の長さは、3cm〜5

cmで直立する。葉は密に付き2mm〜2.5mmの長卵形。先端は、透明尖と呼ばれるレンズ状

の細胞があり、光を集める機能を持つ。根は仮根と呼ばれ体を支えるだけの機能であり、葉

茎から大気中の二酸化炭素を取り込み光合成により、デンプン、糖を合成する。凵iサク)

は、15mmの長楕円形で赤褐色、中に胞子がある。バイメタルの機能を持つ2対の細胞が湿

度により開閉し胞子を散布する。
−20℃から+70℃の脅威の耐寒耐熱性を持ち過酷な環

境に適応する蘚類スナゴケ。藻類から進化したと言われ胞子の散布により生存域を拡大する

。有性生殖により作られた胞子体の減数分裂による親と同じ性質を持つ胞子の散布、いわゆ

るクローン増殖により、およそ4億年前から、姿形を変えず生き延びている生きた化石でも

ある。好日性のコケで大気中の二酸化炭素を栄養源として直接葉茎に取り込み光合成により

、デンプン、糖を作る。細胞内に油体成分を持ち氷点下に凍結しても暖かくなれば再生し、

逆に真夏の高温になれば、体の水分を積極的に蒸散させ干からびた状態となり、数か月生き

続ける。霧など極僅かな水分でも細胞に直接取り込み数十秒で再生するなど不思議な能力を

持っている。
試しに茎葉体をミキサーに入れ水を加え細かく砕き不織布に敷き詰めると数週

間で一面に発芽が見られます。又、冷凍庫で凍らせて解凍すると1本の茎葉体からいくつも

の新芽を出します。自然の状態よりも凍らせた方が、幾分発芽が早いようです。
葉の先端に

透明尖という光を集め光合成を高めるレンズの役割をする細胞があり、秋の生命力旺盛な一

時期このレンズに光が反射し、一面、黄金色の空間を演出する不思議な光景に出くわすこと

があります。

本館裏山、右斜面、と幅広く群生が見られる。