トラツグミ(スズメ目ツグミ科) 虎鶫
トラツグミ(スズメ目ツグミ科)虎鶇
日本全国に生息する体長30cmほどの漂鳥又は留鳥。夜間から早朝にかけて良く鳴き、「ヒィ
ーイ」と暗闇に薄気味悪い鳴き声を繰り返す。夜行性の鳥で寝ぼけていたのか、飛び方がぎこ
ちなくグラウンドで踞っていた所を保護されました。裏山に放すと、落ち葉に溶け込むような
羽の柄をしていたそうです。ぎこちないながらも竹林に飛び去り一安心といったところでしょ
うか。夜中に「ヒューヒィィー」口笛のようななんとも気味の悪い鳴き声をすることから、古
くから妖怪、鵺(ぬえ)の名で呼ばれていました。その後の早朝、曇り空に竹林の奥からその
口笛のような鳴き声が聞こえてきました。元気になったようです。とても可愛い目をしている
トラツグミですが、平家物語では、頭が猿、体は狸、尻尾が蛇、手足は虎の妖怪に置き換えられ
ていました。夜中に聞こえる不気味な鳴き声から得体のしれない妖怪を連想させたのでしょう。