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トヤマシノブゴケ(蘚類シノブゴケ科シノブゴケ属) 富山忍苔

日本全国に普通に見られる草丈5〜10cmの蘚類で半日陰に群落を作る。茎は、ゆるく這い

15cm内外で先端は細長く伸びる。規則正しく2〜3回羽状に枝を出し、ところどころに仮

根をつけ、枝は平面的に広がる。
葉は幅広い卵形、先端は細長く尖る。中肋は1本で太く葉

先まで伸びる。茎葉の先端は糸状に尖り透明尖を持つ。雌雄異株でさく柄は3cmほどの赤褐

色〜褐色。
体の作りが細胞の集合体である単純な構造のコケ植物では、環境に適応する為、

独自の工夫が見られます。周囲の空気が乾燥すると細胞壁を通し体内の水分が急速に蒸散し

て失われます。この環境を積極的に受け入れることで生き延びて来ています。乾燥すると生

命活動を一時的に中断し休眠するという手法です。
休眠期間は数ヶ月に及び、雨が降ると急

速に水分を体内に取り入れ、わずか数十秒で再生し生命活動を再開するという特殊な能力を

持っています。休眠することで気温の変化に適応し乾季を乗り越え4億年もの歳月を生き延

びてきています。

トヤマシノブゴケ(蘚類 シノブゴケ科 シノブゴケ属) 富山忍苔