ウグイスカグラ(スイカズラ科スイカズラ属)鶯神楽
ウグイスカグラ(スイカズラ科スイカズラ属)鶯神楽 古名 ウグイスノキ ウグイスノキノミ
日本固有種で北海道から九州にかけて分布する。古名はウグイスノキ ウグイスノキノミ山野の日当り
の良い地に普通に見られる落葉低木。枝は良く分枝して枝葉を茂らせる。春先に漏斗状の小さな淡紅
色の5弁の小さな花を枝いっぱいに数多く咲かせ、6月頃、鮮やかな赤色の小さな果実を実らせる。こ
の果実は甘く食べられる。鶯の鳴く頃、花を咲かせることから古くは、ウグイスノキと呼ばれ、又、果実
を印象付けるウグイスノキノミの名前も見られる。ウグイスカグラの名が付いたのは、江戸時代とされる
が、カグラの由来については、良く分かっていないようで、諸説ある。カグラは、神楽であり、鶯がこの花
、果実を啄ばむ姿を神楽を踊っているように見たてた説。又、この木の下でホケキョ・ケキョとさえずる
練習をする姿を神楽に例えたとする説などがある。以前、鶯の鳴き声を便りにカメラを手に山中を小一
時間ほど追いかけたことがありました。鶯は、警戒心がとても強く木から木へと次々と飛び回り、なかな
か姿を見せてくれませんでした。声はすれども姿は見えずです。ちょうどこの鶯の鳴く頃、花を咲かせる
のがウグイスカグラで、これを岩戸神楽とする説もあります。天照大御神が天の岩屋戸に引きこもった
際、あたりは、暗くなり、暗闇の中で天宇受売命が桶の上で神楽を舞い桶を踏み鳴らす。鳴り物の音は
聞こえるが、神楽を舞う肝心の巫女の姿を見る事が出来ない。この岩戸神楽が鶯神楽の語源であると
いう説です。ウグイスカグラの枝々を移動しながら姿も見せずさえずる鶯。岩戸神楽と重ねて想像する
となんともロマンのある情景です。
鶯と神楽。目出たい名前から茶道の世界では、鶯神楽を初釜の茶花とするようです。
茶花園にて