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ウツギ(ユキノシタ科ウツギ属) 空木 
ウツギ(ユキノシタ科ウツギ属)空木 別名 卯の花 雪見草

北海道南部から本州、四国、九州に分布する落葉低木。山野の日当りの良い山野、林縁などに自生する

花期は5〜6月。花は、両性花で枝先に円錐花序をつけ多数の白い花を下向きに付ける。花は、鐘形

で花弁は5個、長楕円形〜倒被針形。雄しべは10個で花弁より短い。ウツギは、茎を折ると中が中空で

あることから空木と名付けられています。別名の卯の花も良く知られていますが、卯の月(旧暦4月)に花

が咲くことから卯の花と呼ばれています。雪見草は、白い花を雪が積もった様子に例えたものでしょう。

古くは、卯の花と呼ばれていて、万葉集には、24首が詠まれており、ほととすと並べて季節の情景を詠ん

だ歌が多く見られます。


卯の花の咲き散る岳ゆほととぎす鳴きてさ渡る君は聞きつや 万葉集 巻十・一九七六 作者不詳

咲き散るは、咲くものもあり、散るものもあるという時の流れを表わしているようです。卯の花が満開の季

節、その根元には、白い花びらが散り落ち白く染めています。その丘を鳴き渡るほととぎすを貴方は見


したかという問答歌として歌われています。


                                                
本館左雑木林縁にて