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ヤマハゼ(ウルシ科ウルシ属) 山黄櫨
ヤマハゼ(ウルシ科ウルシ属)山黄櫨 藪漆 黄櫨(ハゼ)負木(マケノキ)ははじ 古名 はじ

 はにし


本州の関東地方以西、四国、九州に分布する落葉小高木・高木。雌雄異株で花期は5月から6月。

葉腋やそのやや上部に円錐花序を出し小さな黄緑色の花を多数咲かせる。花弁は5個で楕円形。


雄花の花弁は反り返り、雄しべが花弁より外に突き出る。葉は互生して奇数羽状複葉。小葉は4〜

6対卵状長楕円形。果実は核果で直径7mm〜8mmのやや扁平な球形。樹皮は、褐色で赤褐色の皮目

がある。


古名のハニシは、埴輪を作る工人埴師(はにし)「土師氏」のことで埴輪を作る粘土の色を表して

いると言われます。秋の紅葉が美しくこれが、埴輪の色に似ていることから、ハニシになりハジと

呼ばれ、さらにハゼへと転訛したという説があります。シは、埴輪を作る工人埴師(はにし)「土

師氏」のことで埴輪を作る粘土の色を表していて、秋の紅葉が美しくこれが、埴輪の色に似ている

ことから、ハニシになりハジと呼ばれ、さらにハゼへと転訛したという説です。

古くは、この実から蝋を採り蝋燭を作っていました。その後ハゼノキが琉球から伝わりこれに変わ

り、天皇の御衣を染める黄櫨染も別名の琉球黄櫨のことを指しています。

万葉集には、はじ(波自)の名前で登場します。

ひさかたの 天の門開き 高千穂の 岳(たけ)に天降(あも)りし皇祖(すめろき)の 神の御

代より はじ弓を 手握(たにぎ)り持たし 真鹿児矢(まかごや)を 手挟(たばさみ)み添へ

て 大久米(おほくめ)の ますら健男(たけを)を 先きに立て・・・巻二十・四四六五 大伴

家持


この長歌は大伴家に先祖伝来言い伝えられて来た伝承とされ、日本書紀、古事記にも記されていま

す。ここに登場するはじ弓とは、はじの木で作った弓のことで古代にはヤマハゼの木を弓の材料と

していたことが伺えます。