ヤマモモ(ヤマモモ科ヤマモモ属) 山桃 別名 ヨウバイ(楊梅) 山桜桃 火実 ヤンメ
ヤンモ ヤアモ
本州の関東地方以西、四国、九州、沖縄にかけて自生する常緑高木。熟した果実は、甘酸っぱ
く、生食やジャムとして食用となり、乾燥した樹皮は、楊梅皮と呼び薬用とする。葉は、互生
して枝先にやや多く集まる。葉身は、倒披針形あるいは、広倒披針形で革質。雌雄異株で3〜
4月頃、葉の腋に穂状の花序をつける。6〜7月にかけ球形の果実が赤く熟し食用となる。
モモの語源は、丸い果実という意味で、日本の自生種であるヤマモモは、かっては、単にモモ
と呼ばれていました。中国より現在の桃が伝えられた際、ケモモと呼ばれていたものが一般的
にモモと呼ばれるようになり、これと区別する為、山桃と名付けられたとされます。
吾が屋前の毛桃の下に月夜さし下心よしうたて此の頃 万葉集(巻十・一八八九)
他にもこれとは別の解釈があります。中国から伝わった桃は、ケモモと呼ばれ、ヤマモモの中
国名はヤンメイであり、これにモモをつけてヤンメイモモとなり、それが転訛しヤマモモとな
ったとする説です。
ヤンメ、ヤンモ、ヤアモの呼び名もヤンメイを語源とする呼び名でしょう。楊梅の楊はヤナギ
でヤナギに生る梅を表現したものと思われます。
移植されたものか自生したものか微妙な場所にありますが、樹高3〜4m程のヤマモモガ今年初
めて結実しています。