ヤマトフデゴケ(シッポゴケ科ツリバリゴケ属) 大和筆苔
ヤマトフデゴケ(シッポゴケ科ツリバリゴケ属)大和筆苔
本州から九州にかけて分布する蘚類フデゴケ。やや日当りの良い乾いた岩の上や地上に群生する
。茎は立ち上がり、2〜5cmで基部には、褐色の仮根が密生する。葉は硬くて乾燥しても縮れず
5〜10mmの長披針形、先端は、針状に細く尖る。上部の葉は緑色、下部の葉は、褐色から黒褐
色、葉の先が透明な芒になり透明尖が白く見えて筆先に似る。好日性の苔のようで日当りの良い
斜面にスナゴケ、スギゴケ、ハイゴケなどに交じり群落を形成しています。
葉の先端が筆に似ていることから筆苔の名前が付けられています。シッポゲケ科のコケは、20
属70種あるとされ、植物体全体が動物の尾のようになる種が多く、名前の由来となったようで
す。葉の先端部が折れ易い構造のようで、こぼれ落ちた葉茎から独立した個体が成長し、群落を
広げているようです。胞子の散布により遠く生息地を求め、環境に適応した場所では、無性芽に
より生息域を拡大する戦略を選んだようです。