ヤマウルシ(ウルシ科ウルシ属) 山漆
ヤマウルシ(ウルシ課ウルシ属)山漆 別名 黄櫨 山黄櫨 黄櫨漆 櫨漆(はんじうる
し) はんじはんぜ
北海道、本州、四国、九州にかけて分布する温暖帯の落葉小高木。ウルシより葉が小さい
、雌雄異株で花期は5月から6月、葉腋から円錐花序を伸ばし黄緑色の小さな花を多数つ
ける。葉は互生して奇数羽状複葉。小葉は、4〜8対で、卵形または楕円形。果実は核果
で5〜6mmの扁球形で9〜10月に黄褐色に熟す。
漆塗りの木として知られている漆の木とは同属別種であるが、ヤマウルシも又、少量の漆
液が採取され、古くから漆塗りの塗料として利用されて来た。その歴史は古く縄文時代に
は、既に盆、弓、耳飾りなど漆塗りの製品が使われていたようで多数の出土品が見られる
。奈良時代以前7世紀頃、中国より伝わったウルシが栽培され始め良質の漆が採取される
ようになり、漆塗り工芸の文化が現在にも引き継がれている。漆の語源には、諸説あるが
不明。興味深い説に縄文期の言語から推論した記述があった。現在も使われている言葉、
ヌルとヌシである。
ヌルは塗るであり、ヌシは塗師。当時の縄文人の言葉から転訛しという説である。ウルシ
の元の言葉は、当時の縄文人が発音していたヌルシだとする推論である。ヌルシが転じて
ウルシとなり、さらに漆塗りの麗しいを表すウルハシとなり、元のウルシに戻ったと考え
るのも面白い。黄葉が美しく、常緑樹の中で黄色いアクセントが一際目立ちます。