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もへじたちが通う小学校は、海が見える高台にある。超早起きすると校庭から東の海の上で太陽が織物をしているのが見えるというのだった。その織物は見る人の心持ちによって、金色に見えたり、たまご色に見えたり、サンゴ色に見えたりするらしいのだ。
そこで一度見てみたいと、もへじともへ二郎は早起きをしてみた。松の木陰から、太陽と海とを そっと観察していると、やがて太陽が織物を織りはじめた。学校下の海まで届くみごとな織物だった。もへじはもへ二郎にだけとどく大きさの声で つぶやいた、
「太陽が ばかでかい一反木綿つくってる。」
2007年もへじのカレンダー11月使用
「太陽大王の反物」
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