【竹筆】カスレ文字を書きたい場合


  竹筆本来の味は、竹一本だけで作った自然な筆の魅力です。
  そして、書いた自然な文字のかすれと言えます。

  通常の文字はもちろん書けます。
  しかし、魅力は、いくつにも線に分かれた、その文字の美しさです。



  文字に上手、下手があるように竹筆も使い方です。

  「弘法大師、筆を選ばず」と例えがあります。
  この境地を得た方々には、そのままで竹筆は自在に使いこなせます。

  先生方なら、かすれ文字も、通常の文字も自由自在に書けます。



  しかし、感覚的に優れた技を有します。


  どなたにも、かすれた文字を味わうには下記の方法があります。

  自分がどの程度の筆の固さを好むのか、筆を触り、曲げたりして見つけましょう。



 1)文字を書きながら、カットによる調整をしてください。
   つまり、かすれる文字が書ける手前の位置まで筆先を切っていきます。
  書いては切り、切ったら書いて、切る位置を止めてください。
  この調整を繰り返します。
 
 ※筆先を一度に多く切らず、くり返して調整しましょう。
   切ったものは二度と戻りません。
  そして、カスレが出る手前で、調整切りをとめてください。

  後は、書く技でかすれた文字と、通常の文字が書けるか
   書きながら、しっかりとお確かめください。



2)筆の腰の高さや、筆の腰の強さが必要なときにも上記をお試しください。
 筆先を切れば、腰の位置が高くなり、腰も硬くなります。
 ※書道家の先生方には無縁の話です。

  始めからの微調整を、お望みのお得意の先生以外は
  製作時の調整は加えません。
  微調整のその差は、わずかなものです。
  書道家にしかわかない差は、一般の方へはお勧めいたしません。



 3)筆部が、硬いほうがよい方
  上記の方法で切ってください。
  切れば、切るほど硬くなります。

  ※但し、硬くなるほど繊維は荒くなます。
    そして、かすれが大きくなり、通常文字は書きにくくなります。
   筆先を切るほど
   墨や墨汁などは、吸いにくくなり、書ける文字数も減ります。



 4}筆元だけ硬くしたい場合は墨を活かしてください。
  使用の後、水に浸さずに、上から順に洗います。
  上は簡単に洗い中に墨を残します。
  後は筆先に向かい墨を少しずつ残しながら洗ってください。
  中の墨が筆先に向かい残る、筆振りはいたしません。

  ※残しすぎると硬くなりすぎますのでご注意ください。



 書道家の先生方へ
 硬い竹を使い筆部の硬い竹筆も作れます。
 金額は高額となります。
 また、簡単に割っただけの竹筆も作ります。
 
 しかし、見た目が悪く割っただけの竹筆に驚かれる事と思います。
 割った程度の竹筆でも、価値の理解ができる方に限り、ご要望の割り竹のような竹筆も作ります。

 見た目では、「これでお金を取るのか」と言う、お笑いの世界になります。
 まずは、上記方法で、筆先を切り詰めながら、好みをお確かめください。

竹筆に親しみ、長くご愛用いただけますようにお願い致します。







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