愉快な仲間と鍋 五山七峰縦走
鳥見山(734.6m)→貝ヶ平山(822m)→香酔山(792m)→大和富士(821.6m)→戒場山(737.6m)

<2007年11月17日晴れ>
おやじさん・おかんさん・スロートレさん・単独行さん・法香さん・ルネさん
(五十音順)
 おやじさん企画で鍋パーティーを山ですることになった。楽しいメンバーが続々と集まる。
 久しぶりの額井岳(大和富士)だ。せっかくなので秋の榛原連山(五山七峰)を歩くことにした。五山七峰とは鳥見山から戒場山までの連なる五座。大和富士だけ「山」の字形どおり3つのピークがあるので合計七峰。鳥見山から貝ヶ平山や、額井岳から戒場山の縦走を歩く人は多いが、五つを縦走する人は少ない。香酔峠周辺で迷いやすいのが難点だけれど楽しいコース。紅葉の名所から銀杏の名所まで、まさに榛原の秋をつなげる道。
 目標は昼の食事に間に合うように・・・。2年ぶりの挑戦!


榛原総合体育館付近に駐車。高見山方面の朝焼けが眩しい。小鹿野の集落を抜けて登っていく。

あれは袴ヶ岳かな?。本日、登る予定の大和富士が見事、逆さ富士になっていた。

先週よりも更に色合いが増していた紅葉。土嚢の山道を登っていく。植林地帯を抜ければ鳥見山公園へ。

朝早くからカメラマン数人。その一人は職場のF森氏だった。挨拶を交わして進んでいく。


今回の目的は公園散策ではなく、登山なのだが、ついつい美しい紅葉に足止めされてしまう。


 今年の紅葉は全山染まるというのではなく、場所によって違うようだ。勾玉池周辺のみ紅葉が進んでいる。部分的にも別世界のレッド!時間を忘れて紅葉狩り。

 
大宇陀・吉野方面の展望。烏ノ塒屋山(宇陀富士)へも久しぶりに登ってみたい。

山頂へ登っていく途中で金剛・葛城方面を眺める。畝傍山や耳成山も美しく見えた。
鳥見山の山頂へは一度登ってから少し下り、また登った所にある。林業作業道が広がっていた。


「鳥見山の猿石」。岩が顔に見えるけれど誰かが彫ったのかな?それとも自然に?

鳥見山から貝ヶ平山までの間は植林地帯と雑木の尾根を進む。途中、ロープの急坂もある。

縦走路から離れて化石を見ることが出来る岩場へ回り道。貝ヶ平山の由来となる貝の化石。

再び戻って、植林地帯を進んでいく。

「振り返れば奴(鳥見山)がいる」・・・ってドラマがあったね。そして遠くには二上山も眺められた。

雑木の道を進み、香酔山との分岐を通り過ぎれば貝ヶ平山の山頂へ。

貝ヶ平山に到着!落ち葉の平らな山頂。「例のあの方」が撤去しないうちに撮影した山名板。

落ち葉で滑る急な斜面を下り、薄暗い植林地帯も進む。登る途中で貝ヶ平山の紅葉を振り返った。

笹坂の道をかき分けて、「香酔山」へ到着!この山周辺は道が特に荒れている。

雑木林の急斜面から林道作業道に出、草の刈られた道を暫く歩いていく。

分岐に出た。前回(2年前)は左に下って迷ってスズラン自生地へ出た。今回は真っ直ぐ進む。
先ほどの香酔山。振り返れば急な斜面であった事を改めて感じられる。

倒木や藪の中にブクブク・・・と沈みながら泳いで進んでいくと・・・海を
渡り・・・鉄やエッフェル塔や!
やっパリ・・・・フランスじゃないざますね。(かなり疲労気味のスパイダーマン)

日中なのにとても暗い林の中を進むと国道の音が聞こえてきた。香酔峠へ到着!前半終了・・・。
すると、唸り声をあげて吠えまくり、走ってくる2匹の犬。鎖に繋がれていないじゃないか!ぎゃーっっ!!

 香酔峠には以前から喫茶店かレストランか不明な怪しい店がある。以前、ここを縦走された方のレポにも鎖に繋がれていない飼い犬の情報があった。たまたま、その時だけだったのかと思ったら常時ヤマモト、常時トコロ・・・always、常に放し飼いなのだ。スパイダーマンに変身する余裕もなく、大あわてで石垣を飛び降りた。高所恐怖症なのだが、「そんなの関係ない!」オッパッピーだよ全く。さて、気を取り直して国道を渡る。以前は榛原の方向へ下ってから登るルートで迷ったので、奈良市都祁の方から登り口を探すことにした。


国道369号線から民家のある坂を登る。マッタケ山に迷い込んで困ったけ?本当に彷徨いました(>_<)

 最初は立派な広い山道だった。そのうち、沢のようなルートになった。そして気付けば斜面になっていた。
古墳のようで磐座のようでもある巨石を眺めて寄り道する余裕もあった。でも、進めば進むほど傾斜が急になる。
もう、道ではなかったのだ。何処でも良いから尾根に出なければ・・・。獣も通らないような場所。
写真を撮る余裕もなく、両手両足を使ってよじ登った。地元の低山だと甘く見ていたのがいけなかった。
時間だけが過ぎていく。息はどんどん荒くなっていく。とりあえず尾根まで・・・早く上がりたかった。
踏んだ小石は勢いよく落下していく。倒木に捕まればスポッと抜ける。狭い山域なのに進むのに時間がかかった。


やっとのことで尾根に上がれば立派な道。テープもあった。西峰と思われる場所で反省。
峰を下れば吐山からの道と合流。額井岳の案内が現れた。おやじさんから「今、大又に着いた」とのメール。
「何で東吉野?」とボケる余裕もなく合流ポイントまで駆け足で登山道を進んだ。
走っているつもりが身体がついてきていない。重いのだ。おかんさんに「太った?」と言われる程に・・・。
前方で話し声がする。息を整えながら歩いていった。「あ、知った顔ばかり・・・」
「なーんだ、普通の登場過ぎるぞ」「落王、落第!」
スパイダーマン姿ではなく、ヘロヘロな素顔でトボトボと歩いて合流したので大ブーイング。
「だって、知らない人だったら怪しすぎるでしょ?ここで合流できると思わなかったので・・・」
ギャグを言う余裕すらなくて面白くも何ともない言い訳しか口を出ない落王であった。
おやじさんおかんさん単独行さんスロトレさん法香さんルネさんという心強い仲間と合流できて一安心。
7名は改めて額井岳山頂を目指していく。スロトレさんに「昨年の鬼退治、大好きです」と言われ照れる。
最近の活発な山行きをされるルネさんに「元気ですね」と言うと、「年寄り扱いみたい」と怒られたので、
「お達者ですね」と言い直しておいた。そう言えば・・・ご一緒するのは昨年以来まだ2度目でした(^^;)。
「ゆーでぃあ」Topページに「まノ人」の入口が無いとの指摘。迷宮サイトになっているかも。
単独行さんや法香さんとも話しながら登っていく。また明神平で一泊したいね。
何だか山が明るくなった気分。
すでに山は笑っている。
おかん節が炸裂していて頂上まで急登なのに軽く感じられた。

着いた!明るい山頂に参上。北の奈良市方面には都祁富士が望める。

南の宇陀市方面は霞んでいる。山頂で怪しい「ボケ話」。我慢しているS氏。

毎度恒例、山の名前講座。「大台ヶ原はどの方向?」「あの高い山は何?」
ジモPだけに「あ、木下さんちは・・あれ」とかローカルな展望・・・。
おやじ「東が高見山で、西に見えるのが朝青龍と言います」(恥ずかしいぐらいコテコテ)
特別講演「ポルシェと長靴と私」by ルネ先生
「ポルシェってフランス語?ドイツ語?」といきなりジャブ。
「ポルトガル語ちゃうの?」「ポルだけやん!」
ルネ「ちょっとヒロミさん、私の話を聞いてる?」
おかん「え?はい。御馳走様です」
法香「ルネさん、女優みたい!」
単独行「・・・・・・。」
スロトレ「ガツンと言って良いッスか?」
まともな会話をする方が恥ずかしいぐらい、ボケの達人達が好き勝手に暴走中!

永遠の戦い、それは嫁と姑。釈迦ヶ岳で心を通わせたかに見えた二人だったが、額井岳で再び・・・・。

法香さん特製の「ちゃんこ」「おじや」、単独行さんの「チジミ」。おやじ家のネギもグー!
おかんさんは出来合い物を溺愛している。この場で「dekiai」は褒め言葉として定着した。
「mottainai」に続く国際語だと思われる。

スロトレさん持参の「お稲荷さん」。長く大きいので一人一人が「手作り?」「いえ、買ったんです」
「わー、凄い!スロトレさんが握ったの?」「違います。買った物ですよ」
「上手ですね。スロトレさん」「だから、作ってませんし握ってません」
「これは鬼嫁さんが?」「ええ加減にしなさい」
「今度はカマボコ?」「何でデザートが蒲鉾なんですか。チーズケーキです」

ルネさん手作りのグローブ・・・じゃなかった、二種類のパイ。オレンジも芋も絶品!
草餅売りの女優にしておくのは勿体ない!(注意・・・内輪ネタ)
おやじさんと法香さんのボジョレー・ヌーヴォーも美味しく酔えました。

 それにしても飲んで食べて笑って喋って・・・また飲んで食べる。山頂で約3時間の愉快なパーティー。下手したら登山している時間よりも食べて笑っている時間の方が多い気がする。
 本当に御馳走様でした。絶対にまたオフしましょうね。御馳走になったお返しをしなければなりません。ほろ酔い気分でお猿のお顔も真っ赤っか。足下ふらふら・・・・。


七峰巡り6番目は単独行さんに撮って頂く。水資源開発公団の電波反射板を過ぎ、戒場の集落を見下ろす。

一度下りきった場所でショートカットするか議論。結局、急登を頑張って戒場山へ

宇陀の五山七峰(鳥見・貝ヶ平・香酔・大和富士・戒場)を無事に縦走セイハー!ツルリンドウも微笑む。


下れば戒長寺。平安時代には地方の戒律道場として栄えた。 境内を隣接して戒場神社がある。
国の重要文化財である十二神将が描かれた銅鐘・奈良県指定の天然記念物であるオハツキイチョウが有名な古寺。
静かな良い寺なのだが、一つ欠点もある。

袴の様に裂けているのが雄だそうだ。葉っぱから実が生長するという。
運良く実を見つけられたが住職に没収された。そして長話が続く。退散しよう。

イチョウは中国原産とされ千年ほど前に仏教とともに日本に入ったといわれている。
オハツキイチョウは、葉っぱの上に実をつける大変珍しいもの。「葉なりいちょう」とも言う。
oka-chanさん情報によると音羽山・観音寺(桜井市)にも天然記念物のオハツキイチョウがある。


石段を下ると「タライ」が落ちていた。最近はコント以外で見かけないので、ある意味、貴重なもの。
単独行さんの鑑定に寄れ「平安時代のタライ」だとか(笑)。その後、さらに古そうなタライ発見。
並べれば使用前・使用後みたいだが、これは「奈良時代に遡る」という(^^;)。
タライ・ラマと言う高僧が日本に伝えたという怪しい説・・・・。
冗談もタライがいにしーや(笑)。

「お嬢さん」「お姉さん」と呼ばれて上機嫌の嫁と姑コンビはなかなか下りてこない。黄昏れる5人。
待っている間、お婆さんの野菜買ってー!攻撃にさらされる。

里の風景を楽しみながら東海自然歩道を歩いていく。これも楽しいものだ。歌桜草さんの散歩コース。


「山部赤人の墓」(山辺三)の休憩所で一服。おかんさんから柿とキウイを頂いた。
「どうぞ!自作自演の果物よ」・・・・「えっ?????」
きっと、家で作っている果物と言いたいのだな。何も言わずに全員の心が通じ合えた。

駐車してある十八神社前へ到着。落王は数キロ先に駐車してある。みんなは優しく・・・・、
「落王さん、お疲れ様でした!」と笑顔で手を振ってくれた。
お願い・・・乗せて。m(_ _)m
ルネさんはグルグル回ってポルシェで颯爽と去っていく。靴を・・・・今回は忘れずに。
スロトレさんは明日も山行き。晴れることを祈っています。
でも、知っていましたか?額井岳は雨乞いをする山だと(笑)。竜神さんが祀られているので。
さて、車まで遠くて同情された落王。
おやじさんの車に駅まで帰られる単独行さん、法香さんと同乗させて頂く。
最後までお世話になりました。

 歩いたり立ち止まったりと、普通に進んでいても笑いの絶えないメンバー。前回の孤独な縦走とは違い、心強いメンバーと楽しい山歩き。そして豪華な食事とデザート。
 本当に御馳走様でした。