海洋手記(第3弾)
2002/ 9/12 8:37
メッセージ: 3318 / 6014

投稿者: メッセージを送信 ilkuji_99

拙作、海洋手記をご愛読してくださり誠にありがとうございます。とりあえず続けてみます。


(ヨダン川を眺めながら)

バイブルに出る、モセが分けたとの紅海に入る所から方向を変えて川を溯ってアカバに入った。

紅海を分けたとのモセの話をしながら、実は当時海が浅かったし分けられたのは干満潮の現状により神様の力を借りなくても起きれたことだと誰かが説明すると、聴いていた一人が拍手を打ちながら“ハレルヤ!”と叫んだって。不思議だと思って他の人たちがそろ理由を聞いたところ、“そんなに浅い海にエジプト軍隊が没殺されたというのは神様の起した奇跡じゃないか?”と反問したとのある狂信徒のことが思い出した。

アカバは映画“アラビアのローレンス”に出るそのアカバとして名声に比べみすぼらしくみえた。かわの床があまりにも深く底質が岩なので錨を降ろせないそうだ。接岸する前、入国手続を待ちながらエンジンを止めたまま待機した。肉眼では分からなかったが、潮流が強くてすぐ陸地に近づく。エンジンを急に使いながら本来の位置に戻って来た。

埠頭に船を付けた後、気が付いたらヨルダン川が目の前にある。サウジアラビアとヨルダンを分けるヨルダン川。“ヨルダン川を渡って会おう”という唄があるが、その川を渡ったらあそこか・・・

上陸をした。車でずっと走って市内に入るのに潰れた戦車や装甲車があちこちちらばっている。6日戦争のとき、イスラエル軍に爆撃されたものだそうだ。その戦争が終わって十数年が過ぎたのに何故未だにそのまま放置したんだろう。

市場で中近東の特産品というぺルシア絨緞を3枚買った。床に開くより壁にかけるのがもっと似合いそうなカーペット。アラブの女たちはカーペット織りを生業の唯一な手段で幼い頃から家で徹底に習う。先祖代々に伝えてくるノウハウは他の追従を不許する。

一ヶ月ぶりの上陸だったのでみんな女に飢えて困ってた。買い物を終えてから一杯飲んだ後、代理店のものがいい所があるというので皆、車に乗って山の中をずっと走った。どころで先ほど飲んだビールのせいで尿を耐えられなかった。仕方なく車を止めて用便できる所を探したがはてしない平原には何もない。廉恥不具して路上放尿するのに人気があり頭を上げたら、顔をチャドルで巻いて目だけ出した女が10メートル前方で顔を背ける。アレをみたかどうか考える場合じゃなかった。

目的地に到達したら山の中にかなり奇麗な建物が一軒だけ立っていた。部屋も奇麗だった。外国人専用だそうだ。いっしょに行った甲板員が小体格なのに女がをちゃくちゃ貪した。溜まってた液体が未練なしで一機に噴射される痛みを味わった後に車に乗ったらこいつがいうには全ての体位を総動員してみたと誇る。余裕のある奴だった。ヨダン川を渡って房中術まで駆使するなんて。

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