
投稿者: ilkuji_99 (アルジェリのアルジアにて)
北アフリカの地中海沿岸のアルジェリの首都、アルジア。港湾施設が
落後して埠頭に接岸するまで一ヶ月ちかく外港で錨を降ろして待機していた。
いつまでも待つのが退屈なので釣りをしたりフラー(セブンブリッジ)を
しながら日を暮らす船員たち。魚があまり釣れなくエンジンを使い、
場所を移ったりしてみたが、結局、救命ボートを降ろした。一機で6名程度
乗り、ボートのエンジンを使い少し離れた常呂に行って釣りをした。
次の日は違う人たちがまた乗ってつったりした。筆者が出た日には、
直接ボートの蛇を取り、機関士がエンジン始動をかけた。魚がありそうな
ところを探し、錨を降ろして餌のついた針を投げた。
すこし経ったら機関員が大便がしたいという。その一人のため本船に
帰るのももったいないから紙を開いてその上にさせたところ、
狭いボートの中に匂いが震動する。みんなタオルではなを防ぐしかなかった。
その状態で釣糸を垂れてしたら魚がかかる。それを大便をしながら
上げるポーズが可笑しい。誰かの小説の中で排泄話が出る。即ち、
山の中でする山糞、野でする野糞、それから川の辺でする川糞の三糞が
排泄の中でも一番気持ちがいいという。ボート上での排泄は
海糞というべきか。
とにかくあの人が排泄の新たな章を開けた。
付言すれば、快便は健康の根元であり大便の色で健康か病気かを判断する
ことがある。ある詩人の日記は毎日排便の時刻とその状態の描写に内容を
大幅割愛していた。それでその日記を大便日記と呼ぶとのことだ。
一番健康な糞は金色を出し、素分がほとんどなく、蛇が荷を頂くように
丸く巻いた糞じゃないかな。人間が断食をすれば排泄が中止され
4―5日過ぎて出る糞がいわゆる宿便であり真っ黒だ。体の中に長い間
積んでたゴミが集まって出るからかな。従って、たまには断食をして
宿便を除去するのも体にいいだろう。
釣った魚を材料にして汁を煮て、焼いて、刺身を切って食卓は魚料理一色。
ついに埠頭に接岸したが上陸することはない。当時はアルジェリが適性国
だったので全員上陸禁止だった。出ていってもみることもない村だが。
長年フランスが支配したせいでフランス語が公用語だが一般人は固有言語を
使うらしい。不本意ながら筆者だけ出る用事ができた。
当時上級航海士が筆者のことを不満そうにみていたらしく、なんでも
いいかかる。誰かに聞いたところ、彼は漁船出身だけど劣等感のせいか
無実な一般船員を苛めたりして筆者とも仲が悪かったけど、ある夜、筆者が
寝室に座っているのに出てくるようにいわれて甲板上に出たら、いきなり
拳が顔に飛んでくる。筆者より10才年上なのでなるべき耐えようとしたが
到底堪らなかった。相手になりその者の顔を打った。
しかし彼は毎日運動をして体力がよい状態であり、結局こっちが一方的に
殴られた。常に決戦を準備して体力鍛練をよくやったらしい。実家がある田舎だ
というけど職位が上だと揺るぎ出る姿がみっともない。田舎ものはしょうが
ないか。航海士同士なので毎日、対面しなければならないのでその間、
精神的に疲れてた。むしろよくなったかもしれない。これからいいたいことを
いいながら競り合えるから。
結局、上部に知られて船内懲戒委員会が開かれ、船長の判決により筆者は
上陸禁止3日、彼は10日に処された。肋骨に異常がありそうでレントゲンを
撮りに代理店を呼び、病院に行った。医者に簡単な診断を受けて薬だけ
もらった。帰路でみたら失業者の群れがあちこち道上に座っていた。
貧乏の国がある日、油田が発見され国家的には豊かだが一般書民の生活はなお、
貧窮である。政府が金を独食するのか。
上陸はできないのに作業人夫たちが本船に上がってきて自国を自慢しながら
「アルジェ・グット」と自賛で夢中だ。みんな船に監禁され排泄(違う意味の)
もできなく戦戦兢兢としているのに何がグットか。ある船員が頭にきて
韓国語で「ニギミ・シビ・グットだ」と応手した。女たちに穴がなかったら
船員たちがそんなにさみしくはないはずだと考えてみた。いろいろ
エピソードを残し、本船は出港の信号旗を上げた。
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