船窓夜話ー第23話ー3機士と1機士
2003/ 5/24 17:16
メッセージ: 4456 / 6027

投稿者: メッセージを送信 ilkuji_99

香港船主のリベリア船籍の本船。3等機関士(以下機士)は人間性が良く
男前なので人気があった。彼は木浦商船学校出身で甲種免許であった。反面、
1機士は釜山のFAO(国連傘下の食糧機具)船員養成所出身で乙種だった。
狭い空間で荒い男だけの生活なのでストレスが溜まってお互い神経が高ぶって
喧嘩するケースが多い。特に1機士は人に言えない劣等意識を隠すために自分の
職位を誇示したりして船員同士に反感を持たせたりした。特に細かいことで
いつも3機士と衝突した。結局用便をして遅く機関室に降りていった3機士を
口喧嘩の末に殴った事件が起こった。

不満を吐露する3機士を卑劣にも、いきなり顔面を殴りかけては逃げたのだ。
顔が脹れ、鼻が潰れた3機士は追いかけていったが、1機士は機関長の部屋に
入っては機関長の後ろに隠れて救援を要請したのだ。2、3航士と2、3機士に
電気師が集まり、船長と1航士に1機士の処罰を強力に要求するように決めた。
しかし1航士は筆者が「水士」という別名をつけたほど主体性もないくせに
部下に威張るビンシンだった。それに1機士と同じ養成所出身の2機士があとで
裏切ったために「当事者二人共、上陸禁止」という軽い処罰で終えようとした。
筆者は腹が立って「チンポみたいな処罰処置を無視しろ」と助言し、
インドネシアのスラバヤに入港したとき、3機士を連れて出て女を買ってHを
させたり楽しく遊んだ。

顔に痣が出来たまま女に出会って、それでも喜んで笑う3機士の姿が
可笑しかった。スラバヤは全国のホステス集散地であり、奇麗な女が沢山いた。
売春街に行って一人づつ買っては三輪自転車(運転手が後ろでペダルを踏み
運転)に乗せ、市内を縫いかけた。そしてその店に戻っていって朝までやり
まくった。筆者の女はあまりにも陰門が小さくて挿入に苦労した。珍しいケースで
中国人と原住民の合いの子だったな。後で聴いたらあの女は既に船長と
やったとか誰かが言ってた。いわば穴兄弟だったのか。いい気分ではないが
知らんぶりをするしかない。

とにかく船長と1航士も3機士の上陸禁止処置の違反を知らんふりをするしか
なかった。3機士が無実だと知っていたので。反面、1機士は3機士が恐くて
自分の部屋から出られなく、鍵を締めて寝る状況だった。私は厚顔無恥の
あいつの行為にどうしても耐えられなく、夜遅く1時頃1機士部屋のベッドが
ついてる壁を外から靴の足で力一杯で蹴った後、寝室に戻って来て寝ようとした。
そしたら1機士がノックして入っては「寝てるのに誰かがいきなり壁を蹴って
行くので驚いて起き、出て見たら後ろ姿が君らしかった」という。しらばくれて
「あなた何いってるんですか」と反問したらば、こっそりとドアを閉じて出て
いくのだった。未だ乗船生活を続けてたら機関長になっているはずの1機士。
今はどんな姿で生きているだろうか。

   (INDEXに戻る) (1つ前に戻る) (24話に進む)