船窓夜話―第27話―中央洞にて―2
2003/ 7/12 17:52
メッセージ: 5003 / 6027

投稿者: メッセージを送信 ilkuji_99

外国人が来たとき、その国の初めの印象は税官員であり彼らをみたらあの国が分かるというけど当時、税官員たちは相当腐っていた。船員たちが袋を取って埠頭を出るとき、お金やお土産やをもらって通過させ、もし袋持っていないと面白くないからわけもなく船に来て言いがかりを付けたり脅迫する。そのわけで彼らも頻繁に替わるけど。

1級舵手も実家が釜山なので袋を売って小遣いにもするし、家に行くたびお金をすこし作っていく。会食をするときは女を触るくせがあり、酒場で触ってて外に連れて来てもさわりつづける。偶然に同じ村にある人参茶室のママが気に入って当直時間たびにあのママの話しかしない。その間、あのママと望みの性交が成功したらしく、物凄く誇っていた。

1航士は家が鎮海にあり、海軍水兵出身で性格が豪放で遊ぶときはあっさりした人である。反面、船長は全羅道出身で、出身は関係ないが小心で性格が鋭い人だ。タバコも酒も飲まない人で女好きかは知られていない。二人は常に対立し神経戦を開いたりした。ある日、日本から機械を載せて当時、造船所を建てていた玉浦に入るようになっていたが台風の余波で船があまりにも揺れてほとんど沈没直前だった。波がおそり込みブリッジの下まで水が上がって来て船は葉のように揺れた。そして心を空けた。死ぬなら死ぬと。そしたら恐れが消えた。

船長は1航士が見えないとわざわざ連れて来いという。寝ている1航士を連れていったら「この非常状態に当直じゃないって一人で寝むれるか」と叱る。翌日の朝、玉浦に到着したとだん、私だけ残って皆上陸に出てしまった。生返って来たとマッコリパーティにいったのだ。やっと生返ってきたのに一人で空いた船を守るのは辛かった。

釜山に寄港して酒場で飲んで女をさわり、傷を慰めながら上司を悪口したらストレスがすこし解ける。中央洞の裏道に無数に並んでたあの豚カルビ屋はまだあるのか。袋売って酒飲んで、交通費に女にチップ払ったらしたらポケットは又空く。そしたらまた来日を約束し袋を取りに行く。ごく一袋持ってきてルームサロンで渓谷酒でも飲めるなら幸せな暮しだろうか。

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