
投稿者: ilkuji_99 シドニーの韓国人社会でよく膾炙される有名な実話がある。結婚適齢期の男が
ソウルに出た。そして一級ホテルに部屋を取った後、有名日刊紙に広告を出した。
「豪州で暮らしている僑民医者が新婦を求めている」と。豪州に住んでいて
医者だというから全国的に閨秀のある家では非常状態になった。
一日数百回の問合わせ電話で電話機には火が付き、ホテルは毎日志願者たちで
満員謝礼だった。来るなら来るとおり一名づつ面接をした。そしてその中で
父親が建設会社社長の美人閨秀を選んで豪州に戻って来て結婚式を揚げた。
医者というんで信じて、ついて来た新婦は一・二ヶ月経ったら少しづつ夫の
ことについて疑いはじめた。医者なのに何故朝、仕事に行かずにいつも夕方に
なり、のんびり起きて仕事に出る準備をするのだ。不思議に思って夫に聞いて
みたところ、医者初年生なので夜間当直が多いとの答えだった。
そうかなと思ったが、いくら待っても朝出勤する気配はない。ある日、夫が夕方
出勤するとき、この新婦が尾行をしてみた。医者なら当然病院へ行くべきなのに
大路上の病院を全部通り過ぎて裏道へそっと入る。後ろをついていったら、
そこはある韓国食堂だったそうだ。
実はその男、そこで厨房補助をしていたとの話。騙されたと泣いて胸を打っても
もう遅い。今ごろなら引き返しに女の家族が来て実家へ連れて行くのも茶飯事
だが、その新婦の家は頑固なところがあり、一度お嫁に行かせた娘を引き返す
のはできないと放棄したそうだ。そして女の家から資金を出し彼ら自身の食堂を
開業した。
その際、子供も生まれ、可愛いし自営業なので、それなりに幸せだと女は自慰した。
その男、名字が白なので僑民社会では「白強盗」という別名がついたとの話だ。
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