シドニーブルースー21−銃器規制ーI
2004/ 6/ 7 12:04
メッセージ: 2100 / 2104

投稿者: メッセージを送信 ilkuji_99

中年男がある朝、ストラスフィールド・プラザーの中にあるゴーヒーショップに座っていた。みすぼらしいジャンバーにブルージンズをはいたこの男はブラックゴーヒーを5カップ目を飲みながらタバコを吸っていた。ちらっとみたら何か不安な表情で考え込むよう。そのとき小学生風の少女が商店が並んでるプラザーの廊下を歩いてる姿が彼の目に入った。彼はつい思い出したようにゴーひーカップをテーブルに下ろしてからぼろぼろした皮のカバンから何かを取り出しその少女に近づいたその瞬間、あの少女は悲鳴をあげた。みんなの視線がそこへ集中したとき、少女は背中に血を流しながら倒れていた。彼がナイフで少女を刺したのだ。それも連続的に。ナイフを投げた彼は今度はかばんから猟銃を取り出した。そして無差別乱射が始まった。まるで狩パーティに出てきた猟師のように動く全ての物体が彼のターゲットになった。あっという間にプラザーの中は阿修羅場になり追いかけるものと追いかけられるものの命をかけた潜り込みが続けた。

未だ避けられない5−6名が次から次へ倒れていった。あろ中年女がエスカレイターに飛び上がる姿をみて彼は餌を捕捉した猫のようにさっさとあの女の後ろをついて2層まであがっていった。2層は全体が駐車場なので隠れるとこがない。女は車の後ろに身をすくめて蹲った。彼はすぐ女の前に立った。猟銃で狙ったままに。女は絶望的な目で彼をみていたし彼は餌の目の前にしては倒れるようにあの女の前にべたりと座って正座した。そして「本当にすまない」といった後、銃口を自分の額につけて引き金を引いた。ストラスフィールドの銃器乱射事件はこうやって終った。

警察の調べによると彼は当時タクシー運転手だったし精神鑑定を受けた履歴があるそうだ。当時30代中半だった彼は独身でフールタイムでタクシーを運転したのにその日には働かずに事件現場に来てゴーひーを飲んだそうだ。彼を知っている回りの人たちを呼んで聞いた話では、常に大人しく誰とも喧嘩をしたことのない静かな性格の持ち主だったそうだ。そんな彼がどういうわけでこんな惨たらしい事件を起こしたのか。彼がしょっちゅう寄ってゴーヒーを飲んでたサンドイッチバーの店主の言葉によると偶然にゴーヒーを飲んでた彼の目とコンタックトしたらば顔を奇妙に歪ませぼっとみていたそうだ。

また彼の友人によると彼は休むとき、ビデオをしょっちゅう借りて観たりしたが、その中でも「 taxi driver」というアメリカの映画に心酔し見繰り返したそうだ。シドニーではその映画がその事件のおかげで有名になり筆者も借りて見た。内容は「ある男が失業者生活をしていたがタクシーを運転することになったが偶然、娼婦村から逃げ出す女を乗せたし同情心であの女を助けたのがきっかけでかかえぬしが主導したある事件に引き込まれて悩んでは殺人をし、頭が少しおかしくなっては警察に検挙されるとのストーリである。警察の推定では彼があの映画を観ながら主人公を自分に置換えて空想をしている間、潜在した人間本来の残忍性がある日、突然導出したことではないかとの話である。 (続き

   INDEX戻る)   (20話に戻る