
投稿者: ilkuji_99 シドニーの歓楽街、キングスクロスの裏道には海外から旅行に来たバックパッカーたちのためのモテルが整然と立ち並んでて彼らを相手にする洗濯所が一軒ある。今日も寝不足の眼をして働きにくる中年にはいった男がいる。洗濯所だとしても韓国の洗濯屋みたいに服にアイロンをかけたりドライクリニングをしてくれる所じゃなく自分の服を持ってきてコインを入れ洗濯機で洗って脱水機で乾燥させ持っていくぐらいだが。この男には彼なりの公開したくない事情がある。
韓国で中学校に通うとき家でオーストラリアへ移民いくという話を聴いて、移民行けばどうせ同じ教科課程を1年間繰り返すといわれ、のらくらしはじめた。最初は学校にいって様子をみて逃げたが後ではてんから学校にいかずに毎日たまつき場で同じ年頃の子供たちと玉をついたり遊んだりしたらあまりにも楽しかったそうだ。ところですぐ行くといわれた移民が延期に延期を重ねてる間、数年間遊びばかりしていたら同じ年齢として履修する学校課程に遅れてしまった。やっと移民は来たけど自分より何歳年下の級友たちと交わうのもできず、何より基礎学力を積む時期を逃がしてしまい、進度を追いかけて行くのが簡単じゃなかった。そのわけで中学過程を1年ほど通った後、中退してしまった。
とにかくオーストラリア市民なので豪州と日本間のビザ協定によりWHビザで日本にいってある女を付き合った。そしてその女を連れてシドニーに戻って来ては日本食品店を開いた。結婚でもなく同居しながら二人で食品店を経営したが、近所に英語学校が何軒がありその学校に通ってる日本人女の子たちが誘うとおりフリーセックスも楽しみながらそれなりに楽しく過ごした。ある日は近所の英語学校の日本人女子学生が彼に惚れて、一晩のセックスを要求した。男にとっては損することはないが「同棲女に聞かないと」と一旦断わった。そしたらあの学生が彼の同棲女に「ちょっと彼を貸してもらいたい」と打ち明け、許可を取ったそうだ。とにかくセックスの運はある男というべきか。その際、同居していた女と仲がわるくなり結局別れることになった。
別れる直前、女の要求により結婚式を揚げてすぐ離婚した。豪州法に従って女に店を全部渡して空手で出たのだ。しかし引き続きのため、ある期間いっしょに店を運営したのに近所の英語学校に通っていた韓国女学生を付き合うようになった。その女は韓国で音楽大学を卒業しオーストラリアにきて英語を学びながら大学院進学を計画していたのに毎日二人で狂乱の夜を過ごしながら未来を設計した。
韓国女の要求により結婚式を揚げてから女だけ一旦韓国に帰った。永住権を取るためだった。女が帰ってから筆者に来て大使館に出す手紙を作成してくれるように頼むから助けたことがある。、筆者に会う度、これから浮気しないで奥さんのために生きていくと誓ったりした。そうだ。これからいたずらじゃないから以前のように別れないで仲良く暮らすように激励した。食品店は前の女が完全に引き受けたのでこの男は一人暮らししながらワイフが戻ってくるのを待っていた。
1年ほど経ってからその食品店を寄ったとき、彼の前妻がいうには韓国女学生は永住権を取って帰ってきたのに暫くして彼と別れたそうだ。驚いて理由を聞いたところ、たまに女学生が店に来ていうには「自分には学歴差のため、話が通じない。大学院生の私が中卒の男とふさわしいわけない」などと不平したそうだ。最初から学歴差を知らずに付き合ったわけでもないし、それも自分が選択した道なのに今更そんなこというって、多分最初から永住権取得の目的で馬鹿みたいなこの男を利用したんじゃないか。
その後、キングスクロスに行ったが偶然にあの男に出会ったら自分に家にいこうと誘うので付いていった。同じ年頃の男数名がシェアーするマンションだったが暮らしが修羅場だった。「兄貴!糞食う?」というんでなにかと思ったら大麻草を巻いて水瓶にパイプを入れて吸っていた。水瓶の水がフィルト役割をするらしい。女と別れてそのマンションで暮らしながらたまに麻薬を飲んだ女を誰かが連れて来たらグループセックスをしながら住んでいるそうだ。仕事は?と聞いたらあの洗濯場で人の服を洗ってやるそうだ。あの洗濯場も実は前妻の日本人女の再婚相手の韓国人男が運営する所である。
与えられた環境の影響を受けるのも人間だし、それによって人より不利なときもあるものの結局自分の道は自分が決めることじゃないか。そんな馬鹿な男を利用した女も悪いが、そうだと自己放棄して大麻草などを吸いながらなんの希望も無しにただ末梢神経の快楽だけに耽溺するぶりをみながらその場を出る筆者の足が、その夜に限ってとても重かった。
(INDEXに戻る) (1つ前に戻る) (第4話に進む)
|