
投稿者: ilkuji_99 日本から若い夫婦がシドニーへ観光ビザでやってきた。大した資本金のない状態で日本では暮らしにくく新しい世界へ目を回し運命を換えたかったわけか。ある日、夫婦が市内の日本食堂で昼食を食べながらその食堂のオーナーの話に耳を貸してたところ、ビジネスパートナーを求めているというんである程度投資をして同業をすることにした。しかしビザ条件自体が就業禁止なので筆者に相談をしにきた。過去、食品管理経歴が何年あるというのでその点を最大限強調、適切な手続を通じて二人は就業ビザを取り、2―3年ほど食堂仕事を助けながらお弁当の配達もした。
ある日、筆者の友人のオージー女性が個人相談を尋ねてきたので応じた。女子は毎日専業仕事が終った後、家でアルバイトで非英語圏から来た人たちを相手に英語の個人教習をしていたのに偶然、その日本人男が広告をみて英語を学びたいと言ってあの女子の家を出入りするようになったらしい。どころがこの男が女子の高い首飾りを盗んでいったので筆者にどうすればいいかと尋ねた。盗んだとは所有主がいないとき持っていったとのことだが、その男が持ったいったのはどうやってわかったかと反問したらば自分がいっしょにいたとき持って行ったんで当然見守っていたそうだ。女子の陳述にあやしい部分が多いので、正直話してみろと押した。
女子が諦めた様に答えたのは、実はその男と数回自分の家で英語を教えていたが、師弟の間に英語教習が肉体交接へ発展したらしい。多分英語を学んで交接のとき使おうとしたのかどうかはわからないものの、一旦関係が始まると名目は英語教習だが実際には男女相悦之事を楽しむために会うようになったらしい。教習の前半は英語レッソン、後半は交接という時間表を作ったのか。女はまだ独身だったし男のいない夜が寂しいわけだろうか。それから男はせっかくオーストラリアまでに来たしビザも取ったので先ずは白馬に乗りながら豪州を学びたかっただろうか。
そういう教習が続けていたある日、男が女の化粧台の上にあった首飾りをみては貸してもらいたいといったそうだ。かゆい所(?)を掻いてくれる愛弟子(?)が貸してというんで理由も聞かずに持っていくようにいったそうだ。さて、その翌日から愛弟子が連絡も切ったまま来なくなって焦てただろう。かなり高い飾りなので諦めるわけにはいかないし、そうだと一人で悩んでいても妙策がないので結局筆者に助けてほしいと言ったのだ。その男のビザ申請当時、筆者が担当したことを女は知っていて男のファイルも当然筆者が保管しているし、そこに男の住所と電話番号が出ているのだ。
我らの職業倫理綱領にはお客さんのファイルを私的に利用してはいけないとなっているが、これは貸したのに返してくれないので女が盗まれたというと刑事問題へ発展する要素がある。しかし女がそもそも男にくれたことを男がもう現れないから心が変わって貸してやったといったかも知れないと思うと、二人の間の個人的なことに下手に飛び込むのもできない問題だった。そこでそのままおいといたのに、1年ほど経った後、その男が筆者の事務所にビザ延長問題で寄ったのでそっと聞いてみた。
(続き)
(INDEXに戻る) (1つ前に戻る)
|