シドニーブルース−6−セックス教習−II
2003/10/ 4 10:57
メッセージ: 5515 / 6027

投稿者: メッセージを送信 ilkuji_99

男の話によると最初は真剣に英語を学びたくてあの女の家に通ったのに後で自分が払った授業料に比べ、それほどの価値の無い授業だと思い、本金が惜しくて首飾りをもらったという。授業料に花代が含まれたはずがないのに損失を挽回させるためにもらったって笑わせる話だ。もらったというのも矛盾なのは、どんな女が自分の使っている女性用首飾りを男にプレゼントするかな。愛情の証票としてやったとしても、もらう側が物を指定して‘これ頂戴’と要求するって納得ができないことだろう。‘私的なことに私は関与したくない。ただし本来の持ち主が返してほしいというので返すのが正しいじゃないか’と忠告した。男もそうするというんでその話はそこで終えた。

その後あの女に出会ったが1年が経っても未だ返してもらってないという。多分あの男、女がブスで歳が自分より高いんで花代は自分がもらうべきだと思ったわけか。女はオーストラリアを離れた。どこへいくか、どれくらいで帰ってくるかもいわずに、ある日ひょいと行ってしまったのだ。

ある日たまに飲みに行ってことのある日本カラオケクラブのオーナーが来て自分のクラブで働いている日本人ホステスの就業ビザを取ってほしいという。ビザ手続をしながらそのクラブに寄ったところ、あのホステスが挨拶に来たのに、それほど目立つ美貌ではないのに何故マスターはビザを取ってやろうとするのか不思議に思った。後で聞いた話ではお客さんたちに人気があるそうだ。外貌より愛嬌で分け前に与るケースかな。ビザの件で筆者の事務所を訪ねると彼女がお客さんだが筆者が飲みにいくときはこちらが彼女の客なので手を取ったりたまにはキスもした。その後も何回か行ったけどいつの間にか彼女が見えなくなった。

それから又何年かの年月が流れ、首飾り事件の主人公の男から電話がかかってきて‘結婚したので配偶者に永住権を与えたい’といい、手続方法を聞かれた。自分は既に永住権を取ったそうだ。しかし日本で結婚してきたのにまた何結婚かと尋ねると、元の婦人とはもう離婚して新しい女子に出会ったし筆者も知っている女だそうだ。好奇心で私が知っている女子って誰かと聞くとあのクラブで働いたあのホステスだとの答えだった。つまりあのホステスと結婚し、そこを辞めさせたらしい。どうやって彼女と出会ったかと聞くと彼もたまにあのクラブに寄ってたのにそこで彼女と付き合いはじめたそうだ。

ビザ代行をしてやったことしか直接的な連関はないけれど周りの人により縛られた妙な縁というべきか。人口の少ない所に住んでいたらこんなことが起きる確率がもっと高いのか。そういえば筆者は過去、タスマニアにある人口6万の田舎の村で住んでいたけれど一ヶ月経ったら皆が皆を知るというほど狭い世の中になってしまう。狭いとこに住んだら、どうしても身動きが易しくないのも人間の事だろうか。

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