島田荘司『アトポス』
講談社 1993年10月 ISBN:4-06206736-6
(講談社文庫 1996年10月 ISBN:4-06-263360-4)
文芸書(取り寄せ不可)・新書・文庫の3サイズで出版されてます。

非常に長いですが非常におもしろい作品です…
(私の一言目の感想っていつも同じなような気がしますが…)

しかし…ほんとに長いです…先日読んだ『白夜行』に続き800ページを超える超大作(?)。
そのうちの200ページくらいは中世の魔女エリザベート・バートリのお話が書かれています。

さてさて、内容ですが…
もしかしたら題名の意味を最初に知っていたら読者にも謎解きができるのかなぁ…と思いました。表紙にカタカナで表記されている題名とともに書かれている文字がかなり重要なポイントだったんですね…って感じです。

しかし…ほんとに盛りだくさんなお話でした。なんだか京極夏彦氏の作品のようだなぁ…と思いました。そして御手洗史上最多死体記録(なんじゃそれ…)なんじゃないかなぁ??やたらとたくさん人が死にました(笑
しかも石岡君が出てこない…(汗
誰が本にしたんだろう…と素朴な疑問です(笑

なんだか前回の水晶のピラミッドは本編で語られてたことと真のトリック、そして殺人の理由とかなんだか全然違うところにあってなんだったんだろう…という感じでしたが今回はいちお一貫性があるように思えます。しかし…あんま関係ない気もする…引き金になった…という程度でしょうか…。

このお話の中心はサロメとエリザベートなのでしょうか…。どちらにしても女性は怖いモノですね…。しかしながら私はこの2人の女性の気持ちってわかる気がします。愛する男性の首を愛してるが故に切り落としてしまうサロメや年老いていくことをおそれるがあまり何百人という人間を殺したエリザベートの気持ちって女性ならば必ず多少はわかるんじゃないかなぁ?と言うのが私の正直な感想です。やっぱ世の中聖人君主ばかりではないし自分が本当にほしいって思ったモノは諦められないし諦めてしまったら負けなように私は感じます。(もちろん殺人はいけませんが…汗)諦めてしまったらそこですべてが終わってしまいますからね…。

最後に…今回実は途中で島田氏は「レオナ」というキャラクターに飽きてしまってこんなストーリーを書いたのだろうか…と思ったりしました(^_^;)作品の中でも作家が作品中のいい人をひどい殺し方をしているなんて文脈が有りましたし…。

ここでちょっと疑問が何点か…ってこれってネタバレかなぁ…
すごく個人的な疑問なのでちょっと行数を稼いでからお書きしたいと思います…
まだ読んでいない方はここまでにしておいてください(笑
読む楽しみが減ってしまっては申し訳ない…


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さて…そろそろ私の疑問です…







5行後から書き始めます…まだ読んでない方は読まないで(笑





☆疑問です…☆
さて…ここから私の疑問に思ったことです。
もちろんあげたらきりがないのですが…途中でレオナが警察とカーチェイスを繰り広げる場面があります。ヨットハーバーへ行ったり美術館へ行って鉄製の鳥かごをみたり…あの時のあの人物って間違えなくレオナなのでしょうか…??
なんだか最後に御手洗氏がスピード違反の事をレオナに話しているシーンがあります。あれって今回の話とは無関係なのでしょうか…??

そして夜中にルイス警官を打った女性。あれはレオナではないの??
レオナだとしたらあれだけで十分な罪になると思うのですが…(^_^;)

そしてもう一つの疑問…
それは人魚ちゃんです。私にはどうも想像がつかない…。いったいどういう事??
作り物には見えないけど実際には…

う〜ん謎は深まるばかり…。

2002年12月10日

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