島田荘司『水晶のピラミッド』
講談社ノベルス  ISBN:4-06-181709-4

島田荘司さんの人気が高い「御手洗潔シリーズ」、『暗闇坂人食いの木』の続編に当たる作品です。
女優松崎レオナが主人公的な位置をしめているので同じ講談社ノベルス(文庫もあり)『暗闇坂人食いの木』を先に読むことをおすすめします。
(読まなくてもトリックとかあらすじとかには全然支障がないような気もしますが…なぜレオナが御手洗氏を頼ってくるかなど前作を読んでいないとちんぷんかんぷんだと思われます)

さて…感想ですが・・・。
長いだけあって手応えありです。しかしながら最後の落ちがちょっと普通すぎる気もするんですよね…壮大なピラミッドを巡る古代エジプト〜タイタニック〜現代と話が交錯するのですがそれにしてはお話の終わり方と真のトリックが悲しい…。
そして殺人の舞台になる建物の想像がつかない…(^_^;)
建物の描写がたくさん出てくるのですが「え゛それってどういう事…??」ってことがたくさんありました。
図が途中で出てくるのですがとても私の想像力では全部理解できませんでした(汗

しかしながらおもしろいです。
私は古代のエジプトの話が一番好きかな…?
話の本筋とはあまり関係ないのですが…(汗

本文中で御手洗氏の口を借り作者は「文明は西から東に移動する」となんども述べていました。確かにこの物語もエジプト→イギリス(タイタニック)→アメリカ→日本と西へ×2と移動しています。
さすが島田荘司さんの文章だなぁ…と思うところがたくさんありました。

そいえば…先日T○Sの番組だったでしょうか…日○レの番組だったでしょうか?
早○田大学の考古学の先生が出てピラミッドの真の謎を解く(?)番組をやっていましたが(ごらんになった方も多いでしょう)この『水晶のピラミッド』が最初にかかれた1991年の段階で王の墓ではないという事を小説とはいえはっきりと述べていたことに驚きました。91年というと私は…小学生だったかな??私が小学校の時は確かに墓だって教えられた気がします(^_^;)そのころはギ○アイコさんなんかがクフ王のピラミッドに入って「強い怨念を感じます」なんて言ってた様な気がするのですが…(汗
彼女は何を感じていたんだろう…(悩
あれって確実にやらせだったんですね…当時まじめに見ていた私は馬鹿みたい(怒

2002年11月27日

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