取調室
プロローグ
よくTVの刑事ドラマで警察の取調室が出てくるけど、あの部屋に入ったことがあるんです。
当然、容疑者としてではないっすよ!
1990年頃かな? 東京の大田区に住んでました。
当時乗ってた車がトヨタのカローラで、RVがほしくって三菱のシャリオに買い換えたんです。
待ちに待った納車が忘れもしない4月1日。(忘れたくても忘れられない日にちになりました)
ドライブがてら、川崎のピュアママの実家へ新車で出かけました。
そして夕方、多摩川を渡って多摩堤道路を走って自宅に向かってる車中でのこと.....
当日(前編)
その日の多摩堤道路は渋滞で、多摩川沿いは車の長蛇の列。
ちょっと進んでは止まって、またちょっと進んでは止まっての繰り返し。
4月という事で多摩川公園の花見客で歩道も混雑してました。
車道も歩道も混雑してて、(T-T)ダラダラと運転していると、左前方の歩道で不穏な光景が。
喧嘩だっ!
花見で(*〜ρ〜)ゞ プハァ〜!! ヨッチャタって感じで喧嘩してんだなって他人事で眺めてました。
「あれ? 数人で一人を袋叩きじゃん! (°°;)」
「あっ! こっちに寄ってきてる!」
殴られてる男性が、車道にフラフラァ(((,o'))))(((('o,)))
「あっ! うちの車のまん前じゃん!」
ちょうど渋滞で止まってるうちの車の前に出てきちゃった!
殴られてる男性は、うちの車のボンネットの上に仰向けになって、
上から数人がボッコボコに殴ってる。
「新車が...」
「あっ 電動ポールが曲がってる!」
でも怖くって、ただ見てるだけでした。
そのうち、また歩道の方にフラフラァ(((,o'))))(((('o,)))
「どうすりゃ いいんだ!」
「そうだ、警察!」
左後方に電話ボックスがあったんだけど、誰かが使ってました。
そのうち車も流れだしたんで、そのまま進んで交番へ駆け込みました。
「今、そこの多摩堤道路で一人が数人に殴られてました!
うちの車のボンネットの上でも殴ってて電動ポールが曲がっちゃッ短です!」
一旦、家に帰ったあと、警察から電話が入りました。
田園調布警察まできてほしいとの事。
家族は残して一人で車で警察へ出頭!
まずは、車の電動ポールも曲がっちゃったこともあって被害届けを提出。
その時●★刑事は「写真も撮っとこう」って言って「カシャッ!」 (実名は伏せときやすね)
●★刑事 「せっかくだから、もう少し曲げとこか」って電動ポールをグイッ!
ピュアパパ 「あっ ・・・」
●★刑事 「必ず犯人は捕まえるからね。 全額弁償させるから。」
ピュアパパ 「あっ はい」
そのあと、喧嘩のほうの話しを聞きたいって。
そして、いよいよ取調室へ ・・・ (゜O゜;)
当日(後編)
別に容疑者として入るんじゃないんだから、堂々としてればいいんだよな。
部屋に入ってみると、TVで見たのと同じだ〜!
机が一つとパイプ椅子が向き合って置いてありました。
となりの部屋との壁に小窓が...(あれはきっとマジックミラーになってんだぜ)
調書をとるってことで、その時のことを細かく聞かれました。
ここで曖昧なこと言っちゃうと、調書取ってることもあるし間違ってたら罪になるの?
なんてこと考えてるうちに事情聴衆は延々続きました。
喧嘩のあった場所や付近の地図まで書かされました。
●★刑事 「目の前で人が殴られてて、どうしてすぐに警察に電話しなかったの」
ピュアパパ 「電話しようと思ったんですが、怖くって...」
●★刑事 「皆んな、そうなんだよね〜」
(何がそうなんだよ!って思いながら)
ピュアパパ 「はい、すみません。」
(あっ なんで俺が謝んなきゃいけないんだ?)
●★刑事 「じゃあ これから現場まで一緒に行ってもらうね。」
(これから?)
ピュアパパ 「あっ はい。」
外はすでに真っ暗、雨まで降ってました。
パトカーの後部座席に乗せられて、現場へ直行!
(第3話、4話の体験記はこれじゃないからね)
調書にもとづいて、現場の位置確認。
●★刑事 「喧嘩のあった場所はこのあたりかな?」
ピュアパパ 「はい、このあたりです!」
そのあと、色々証言したことを確認されて最後に、
●★刑事 「え〜っと、電話しようとした電話ボックスは...」
「あれ、書いてもらった地図では左後方になってたよね...」
ピュアパパ 「そうですね...」ゲゲ(゜_゜;) 電話ボックスがない!
電話ボックスはずっと左前方にありました。
ピュアパパ 「ちょっと、違ってましたね...ポリポリσ(^◇^;)
●★刑事 「そうみたいね...」
ピュアパパ 「・・・」
そのあとまたパトカーで田園調布警察へ戻りました。
そしてまた、あの取調室へ入れられました。
●★刑事 「犯人の一人が捕まったらしいんで、あの窓から顔見てくれる」
例のマジックミラーの鏡だ!
小窓から向こうの部屋を覗いてみると、椅子に若い男が座らされて、
前に立ってる刑事がバンバン机たたいてんの!
「お〜! まさしく刑事ドラマのまんま!」
●★刑事 「どう、君が見た中にいた?」
あの時は気が動転していて、顔なんか全然覚えてなかった。
ピュアパパ 「すみません! 覚えてないんです。」
ここは正直に言っといたほうがいいよね。
●★刑事 「また、何かあったら協力をお願いするかもしれないから」
ピュアパパ 「はい、わかりました。」
●★刑事 「あっ 車の修理、必ず弁償させるからね。」
ピュアパパ 「よろしくお願いします。」
長かった事情聴衆も終わり、開放された時は日付が変わってました。
数日後
家の電話が鳴った。
●★刑事 「今度、検事の先生が話しを聞きたいって言ってるんですよ。
東京地検まで行ってもらえませんか。
自宅までパトカーで迎えに行きますんで」
(おっ パトカーでお迎えか〜)
ピュアパパ 「♪(/°°)/ ̄ハィ♪ 当日は会社休みますから!」
また数日後
家の電話が鳴った。
●★刑事 「すみません。 自宅まで迎えに行けなくなったんです。
田園調布警察まで来てもらえませんか。
田園調布警察から東京地検まではパトカーで送りますから」
(まっいいか 東京地検まではパトカーだ)
ピュアパパ 「いいっすよ!」
東京地検前日
家の電話が鳴った。
●★刑事 「すみません。 パトカー出せなくなったんですよ。
東京地検まで、電車で行ってもらえませんか」
ピュアパパ 「は、はい ・・・ (-_-;)」
東京地検当日
結局、電車で東京地検へ行きました。
でっかいビルの一室に通されました。
正面には偉そうな(あっ失礼) 50代くらいの検事さんが座っていました。
殴られてた男性は、内臓破裂で危篤状態らしい。
あまり証言者がおらず、なんとか犯人達を検挙したいんで直接俺の話しを聞きたいとの事でした。
警察で話したことと同じことを繰り返すだけでした。
協力したいのはやまやまだけど、いい加減なこと言えないし、正直に覚えていることだけを話しました。
横に秘書らしい若い青年が座ってて黙々メモとってました。
まさか法廷で証言ってことにならないよな。 (でもこれは余計な心配に終わった)
交通費といくらかの日当みたいのを貰って帰りました。
エピローグ
その後、何も連絡は来ませんでした。
犯人は検挙できたのかな。
あれ以来、●★刑事からも連絡は来ませんでした。
「車の修理、必ず弁償させるからね」って言ってたけど、あのまま連絡は来ません。
結局、電動ポールとボンネットを自腹で修理しました。
修理が済んでから、高尾山へ行って車のお払いをしてもらいました。