たからがい・宝貝・タカラガイ
1994年、あさきちはフィリピンのネグロス島〜セブ島周辺で約3ヵ月ほど仕事をしていた。
宿泊したホテルは美しい珊瑚礁の浅瀬が目の前にある、質素なホテルだった。
砂浜の横には、漁師たちの掘っ立て小屋が並んでいて、ホテルの客を目当てに
「貝殻」を並べては「見ていけ、買っていけ」とうるさかった。
冷やかしがてらに相手をしているうちに、あっという間に机の上がいっぱいになるほど
集まってしまった・・・。(^^;;
その中でも特に気に入ったのがタカラガイ達。
模様の美しさ、色、艶、形・・・・。すぐに漁師たちから「ミスター・カウリー」と呼ばれるほど
買い込んでしまう羽目になる。
(カウリーとは英語で宝貝のこと。ヒンズー教の女神、カーリーが語源と言われている。)
帰国後、鳥羽水族館や通信販売でコレクションを増やしていったが、いつの間にか興味が
薄れていってしまった。大きな理由は「金銭的事情」。
希少なタカラガイには驚くような値段がついていたのである。
当時、世界3名宝貝のひとつ、「オウサマダカラ」は30万円を超える値がついていた。
新種として発見されたばかりの「リュウグウダカラ」は150万円で鳥羽水族館が落札。
オトメダカラ・ニッポンダカラ・テラマチダカラの日本3名宝貝も3つ全部そろえると
100万円を超える勢いだった・・・・・・。たかが「貝殻」にである・・・・。
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2004年4月、日本から妻と娘がシンガポールに遊びに来てくれた。
2人ともシンガポールは3回目。狭いこの国では観光地もほぼ周り尽くした感があるので
今回はシンガポールからフェリーですぐのインドネシア領ビンタン島のビーチ・リゾートで
ゆっくり楽しむことにした。
大きく潮が引いたビーチの岩場を泳いでいる時、ふと生きた宝貝を見つけた。
大きくて立派なその「ヤクシマダカラ」は忘れていた宝貝への興味を一気に呼び起こすのに
充分な美しさと気品を備えていた。
2人が帰国後、夜遅くまでネットでタカラガイ関係を調べる。
昔よりも遥かにたくさんのHPが開設されていて、又、標本用の貝のネット・ショップも
多数オープンしているではないですか!
しかも価格を見て驚いた!!なんと、昔見ていた値段より随分安い!!!
オウサマダカラで5万円前後、ニッポンダカラ・オトメダカラふたつ買っても10万円弱!!!
脱パチも順調で、小遣い口座には今回の出張で貯まった現金が充分有る・・・・・・。
突き上げてくる衝動を抑えきれずに、ニッポンダカラとオトメダカラを購入!!(^o^)丿
してしまったのでした。
ふたつの貝は日本の自宅に宅配してもらう。小包を開けた妻はびっくり!!!
なんと、はっきりと「価格」が記入された伝票も一緒にはいっていたのでした・・・(@_@);;
電話でたっぷりと絞られちゃいました・・・(T_T)。
ちょうど4月末に誕生日を迎える妻に「花束」をウェブ・ショップで配送してもらい、
なんとかご機嫌をとっておきましたが・・・・(^^;;
という訳で、またどえらい病気が再発してしまいました・・・・・・。