【1/2のコイゴコロ】 傍にいたい、傍にいて欲しい・・・。 僕ってわがままなんかな? 光一も自分も忙しくて、会えないのが分かってるのに、それでも会いたいと思う。 でも、自分から連絡するのは躊躇して、つい待ってしまう。 もしかしたら、あいつもそうなんかもしれんけど・・・。 『行ってまえ!!』って、めっちゃポジティブな自分と、 『やっぱやめとこかな』って、オクビョウな自分が同居してる。 結局のところ、断られるのが恐い。 まぁ、断らへんとは思うけど、だから逆に、 無理させてんのかなぁ〜なんて、そんなんばっか考えてしまう。 Jフレでの楽屋。 光一が太一君達と楽しそうに笑ってる。 「ほんまに疲れ取れますわ〜」 そのひと言に、胸が少しだけ痛む。 俺とおっても、疲れるだけかなぁ〜とか、 そう思うと、中々誘うことが出来なくて、結局、 また今日も過ぎていくのだろうか・・・。 そんなことを考えて、ぐだぐだと迷っていた俺を、 光一が案外あっさり誘ってきた。 どっか行こうにも、Jフレの活動が終わったのが結構遅い時間だったので、 俺達はそのまま、光一の家へと向かった。 車内の沈黙。 なんだかそれが心地良くて、しばらくの間、目を閉じた。 すると、信号で車が止まり、ふいに声が掛けられた。 「寝ちゃった?」 すぐに目を開けると、首を横に振る。 「なんか、お前の車乗んの久々やなぁ〜と思って・・・」 「あぁ、そういやそうやな」 「うん」 車を走らせ始めた光一の横顔を盗み見ると、なんだか嬉しそうだった。 「なぁ、そういえばさ、こないだなんかの企画で誰か車に乗せてへんかったっけ?」 「?・・・・あぁ!あった、あった」 「今、点点点点点点点点点って感じやったで」 それを見たのを思い出し、剛は爆笑した。 「お前なぁ、笑い事ちゃうっちゅうねん!!話すことなんて無いしなぁ・・・」 「まぁなぁ、あれは企画として失敗やったやろ?」 「2度とやりたぁないわ、あんなん」 「んふふ、確かになぁ、あの沈黙はキツイで」 「そやろ〜?」 家に帰るまでのこんな時間が、2人にはとても大切だった。 他愛も無い会話なのに、それだけで元気になれる。 「・・・・でも、俺はこの沈黙結構好きやで?」 光一の目を見て、剛がいたずらっぽく言う。 すると、珍しく照れたのか、光一が視線をふっと逸らした。 「なんかなぁ〜、心地ええっちゅうか・・・」 そう言ってから、剛も照れたのか、目を閉じてシートに沈んだ。 なんや、こっちまで恥ずかしくなってきたやんか・・・。 抱き締めたり、抱き締められたりすると、なぜかそれだけで心がすーっと軽くなる。 とにかく傍にいたくて、 しょうもないことで不安になって、 簡単なことで安心する。 人間みんなアホになってまう。 それが愛ってヤツでしょう・・・・・。 PS、恋とは盲目なものなのです。 光一君もあまり周りが見えていないようですよ・・・(人前でケツ触るしね) ***END***