2001年5月上旬
どうやって父を説得したのか・・・?よく覚えていない。
結局は、父も欲しかったに違いない。

その日母は苦しい家計から預金を下ろして父と娘と共にトレーナーのお宅へ出かけた。
遂にモカっ子を迎える決意をしたのだ・・・
犬舎の周りを走り回る子犬達。

母はそれまで何度と無くトレーナーのHPでモカっ子達の姿を見つめてきていて、4頭の男の子の中で気になる子がいた。
全ての子供達はトライカラーの毛色だが、その子は片方の耳の一部分にブルーマールの毛色を持っていて、母は密かにその子を「白耳くん」と呼んでいた。
写真で見る限りの顔立ちも悪くない♪出来ればこの子を・・・
実際見た「白耳くん」は予想通りバランスの良いトライカラーでなかなかの男前であった。
が・・・しかし、数日前に予約済みとのこと。
やはり、目の付け所は皆同じ?!

そこで、残りの3頭の中から選ぶことになったが・・・動き回る姿は、ほとんど変わらず(汗)どの子も同じに見える。
もちろん性格の違いなんて、そうそう解るものでもない。
トレーナーがお勧めの子を指差した。
「この子は頭も良くて、何をやり始める時もこの子が一番に覚えます。この子がやって見せて他の兄弟に教えたりしています。ディスクにも1番に興味を示しました。」と少し大きめの活発な子を紹介した。
確かに好奇心が強そうで、兄弟の中でもリーダー的な行動を取っている。
「水の出るところもこの子が直ぐ覚えて、水道を開けに行きます」とトレーナー。
何度も水を飲みに行っている。いつの間にか彼を父と娘が「水道君」と呼ぶ。
う〜〜ん・・・どうしよう。
悩む中「水道君はやめよう!うちの水道が壊れたら困るもん」と言う娘の一言で水道君は却下されてしまった。
結局なかなかこれ!と言う決め手も無く走り回る子を見つめていたが・・・
父が「この子は毛色が左右対称に近いし・・綺麗だから」と、少し小さめの子を指差した。
「長男ですね!」とトレーナー。
あんれ!?水道君が長男ではなかったの・・・
その子は長男の威厳も示さず、むしろ他の弟達に追いかけられ首筋や頭の毛に噛み付かれて逃げ回っている様子であった。
トレーナーにとってももしかしたらノーチェックの子だったのではないだろうか。
そうね!あまり我が強いよりローラに付いて行くくらいの方がいいかもしれない。
よく見ると、結構美形だし♪

ついにアルバートが決定した!
名前は先に決っていた・・・ローラの弟は「アルバート」なのだ。
大草原のちいさな家でインガルス家に引き取られる男の子の名前。
頭が良くて大人な考えを持った男の子だ・・・
名は体を表すと言うが、ローラはまさにそのドラマに描かれているローラ・インガルスとよく似ていると思う。
アルバートにも期待しよう!ローラのヤンチャ振りに疲れている母を癒す息子になっておくれ・・・