鋳造で作ったアルミニウムのわんこです
作り方を載せて、どうこうなるものじゃないのでレポートです。

鋳造をするまでの過程
たまたまお昼ご飯を買いに通りかかった工場に寄ったのがきっかけで、大學主催の小中学生を対象とした「ときめきサイエンス」での鋳造実習体験の手伝いをすることになりました。
ただの手伝いとは違って、先生が私も作っていいって仰るので、そりゃぁやらないわけには・・・ねぇ?こういうことは大好きですから!
でも作るのも、お手本という名目だったんですが、、、作るとなるとこだわってしまう私には無理でした。
手伝いというのは、まぁ砂型を作る手順なんかを教えてあげたり困ってる子供たちを手助けするってことなんですけど,自分が作るとなるとどうも自分の世界に入り込んじゃって・・・デザインの考案からものすごく時間食っちゃって、一番最後まで模型の作成に時間かけてたし,,,
かなりのめり込んでやってました(^^;
材料
発泡スチロール
アルミニウム
鋳造に必要なもの全部
工程
(模型)
 発泡スチロールを切り出す。

何を作るかで相当悩みました。人生で何度目かの鋳造だけど焼失模型での鋳造は初体験です。砂型を作った後に模型を取り出す必要がないから3次元のものが比較的自由自在に作れるってことで、相当張り切りました。でも先入観って言うんでしょうか、型から抜き出さなくていいって言うだけですごく枠が広がるのに、その広がりについていけないんですよねー。
ハートとかクリスマスツリーにつけるような星とか考えたり、人からアイディアだと二つで一つになるハートとか。。。でもそんなこっぱずかしいもの作れませんし。クリスマスツリーもいいなぁって考えたんですが、まぁリクエストがあったので「犬」に決定!
でも鋳造で犬って・・・(-_-)
暖めたニクロム線で厚さ25mmの70×60くらいの発泡スチロールからイメージのものを切り出すわけですが・・・2次元から3次元のものを立ち上げるというのはやっぱりちょっとむずかしい。それに犬なんて小学生以来絵ですら描くこともなかったし。幼稚園のときはいつも粘土で犬を作ってたけど、それはそれですもん。
しかももとが小さな発泡スチロールだから、切り出すものはもっとちいさくなってしまうわけで溶融アルミを流し込むだけの太さ&大きさは必要なわけで・・・でもやったことのないことってのは想像できませんよねー。
技官の先生や取り仕切ってる先生に「自分の世界に入り込んでるね」とか「一人を除いては手伝いの学生はみんな頑張ってるよ」とか、いやみを言われながらやってました(苦笑
で、まぁ1時間半くらいかけてそれとなく成型を終了。最終的にはかなり諦め入ってました(だって、こんな細い足にアルミが流れ込むわけないと思ったから・・・)
工程
(砂型)
 砂型を作る。
何度もやってる砂型つくりだけど、やっぱり忘れている部分も多々ありました。特にガス抜きの位置とかさ。それに、やっぱり今までのイメージが強くて湯道の取り方とか色々考えちゃうわけです。
今思えば適当でいけたなぁって(爆
まぁ、そんなわけで砂型つくりはちゃっちゃーっと終わらせちゃいました。
で、「鋳込むぞ」って時に車校の時間になっちゃったんですけど年に1度しかやるチャンスのない鋳造だし、この先一生やらないかも知れないことだからこっちを優先して、教習はキャンセル〜(雨も降ってたしね)
工程
(鋳込み)
 技官の先生におまかせ〜
工程
(バリ取り)
 この時点でもう犬の形状は確認済みです。いい出来ばい!
ふだん湯道なんてハンマーで叩いてとっちゃったりするけど、犬の足が折れたりしたら涙物なので丁寧に帯鋸盤でとりました。それ以外にバリなんてなかったです、ハイ。
工程
(仕上げ)
 やっぱり焼失成型ってのは・・・
機械科じゃない人はこの焼失模型って言うのはわからないと思いますが、発泡スチロールのような素材で模型を作って、それを砂型に埋め込んだまま鋳込む(溶融金属を流し込む)方法で,金属の熱で模型が溶けてなくなることを利用して行なっているもので、取り出す必要がないから色んな形に作れる反面、模型が溶けるときにガスがでたり不純物が混ざったり・・・なんてことがあるわけです。ロストワックス法なんて言う蝋を使ってやるのもありますね。
それでわかってもらえればなんですけど、鋳肌が大変汚い!(鋳造で作ったものを鋳物と呼び,その鋳物の表面を鋳肌と言います)スラグとか出ているせいもありますが、模型の型が忠実に出てしまうのもあり、変なガスのせいで汚くなっちゃうんですよねー。
こればっかりはしょうがないですよー
少しでもきれいにしたくて、リーマで表面を削ってみたり、形を整えてみましたが、かなりボコボコできれいにするのは無理でした。
理想としてはツルツルにしてバフ研磨までいきたいところだったんですけどね(笑
っま、ってことで鑢がけはやめました。そんなこんなでできあがり。
できあがり
 鋳肌が汚いことを除いては、それなりに満足行く出来でした
神の手をもつとされている技官さんにも「こんな細いの湯がはいってかねーぞ」って言われたんですが、出来上がりを見て「大したもんだ!」と誉めていただきました!
他に手伝いの学生さんが3人いたのですが、彼らはちゃんと働いていて私一人だけ自分勝手なことをしていて、後ろめたさもあったしいやみも先生からの複数回浴びていましたので申し訳なかったんですが、技官さんにも「それなりのものを作れば、みんな許してくれるさ!」って言われたので、後半は開き直ってました。先生にも「もういいよ、やってな」って諦められてたし(*^-^*)
で、まぁその2人の先生&技官さんにも「よくつくったねぇ。」ってたくさん誉めてもらいましたので、この犬を寄付することによって、さぼったことは許されます(仮)

 

出来上がりのメタル犬です。
肉球まで付いてます(右写真)(^-^)b