米花ちゃんとの出会い 1993年・春

 

始まりは雑誌の広告
米花ちゃんに初めて会ったのは、あたしが生まれて25日位のとき。
米花ちゃんが、『○犬の友』という雑誌のミニミニ広告で、「ラブラドールの仔犬譲ります」っていうのを見たのがきっかけ。

それで、米花ちゃんとお父さんがあたしたち兄弟を見に、実家のTさんのうちまで来てくれたの。

あたしの実家、Tさんのうちには、ママ犬のほかに、パパ犬とおばさん犬も飼われていたんだよ。米花ちゃんたちが玄関のドアを開けてやって来たとき、三人はちゃんとお出迎えしたんだけど、お父さんは「大きい犬が3頭も現れて、こわかったな」なんて、ずいぶんあとになってから白状したっけ。

 

大人しかったあたし

米花ちゃんたちが、あたしたち兄弟のいた部屋に入ってきたとき、あたしはボーっとしていた。多分、遊び疲れて眠かったんだと思う。
ほかの兄弟は元気に走り回っていたっけ。

だから、米花ちゃんに抱き上げられても、大人しくじっとしていた。ひざの上で眠ったりもしちゃった。米花ちゃんには、すっごく静かな子に見えたかもしれないな。

 

 

 

残り物には福がある?

六人いた兄弟は、イエローが4頭、ブラックが2頭。そのうち4頭は、すでに引き取り手が決まっていて、残っていたのはあたしと、ブラックの女の子。

そして米花ちゃんはイエローの女の子を希望していたから、あたしが米花ちゃんの犬になることに決まった。米花ちゃん、全然迷ったりしないで、すぐに決めたみたい。

その直後にお父さんに抱かれて、米花ちゃんが撮影した写真がこれ。

この出会いは、あたしと米花ちゃんの運命だったと思ってる。