最近、ジャパニーズホラーブームだそうだ。いつからなんだろう?だけど、貞子と言えば、呪いのビデオ。観ると1週間後には死んでしまうと言う物。本当に逢ったら、確かに怖い。それに、ダビングした物を誰かに見せることが出来れば、本人は助かる。私はこのことの方が、貞子よりも怖いと感じた。

 「リング」からの複線で、高山の恋人・高野舞が主人公。彼女も特殊な能力の持ち主なのだが、残念なことにそんなに描かれているわけではなかった。「らせん」も観たんだけど、その話とはまた別物のようだ。ややこしい感じがした。だって「らせん」では、浅川こと松島奈々子は交通事故で子供と死んだことになっているし、高山は生き返ることになっている。高野舞なんて、貞子になってしまうんだから!!「リング2」では戦っているって言うのに。。。”別物”じゃないのに、同姓同名が出ていて、なおかつ役者さんもいっしょだからややこしい。

 山村貞子の生涯は、悲しいことばかりだったのだろうか?いつものことながら、見終わると切ない気持ちにさせられる。怖いとか、呪いなんて言葉に惑わされずにこの話をみてみると、本当に悲しい話なのだ。母は、念写が出来てそれを研究されていた。公開実験で失敗してから、彼女の人生が狂ってしまった。三原山の火口に身を投げるなんて、普通じゃない。お墓もたてられないし、田舎の噂という物の怖さは田舎に住んでいる人にしか分からないと思うが、どれほど遺族を苦しめることか。彼女の父親もまた、結核という当時は不治の病だった訳だけど、それで亡くしてしまう。テレビ版では父と娘には、特別な関係があった。映画では、確かそんな話は出てこなかったかな?そして何よりびっくりなのは、貞子は両性具有なのだ。今話題になっている「性同一障害」どころの話ではない。体の作りが男性と女性なのだから。そして、母と同じかそれ以上の能力。誰からも理解なんてされることなく、殺されて井戸に捨てられてしまうんだから呪いのビデオが生まれてもしょうがないと言えばしょうがない。「リング2」では、投げ捨てられて死んだと思われていたが、実は30年間井戸の中で生きていたなんて、常識を越えた話が出てくる。この原作者、鈴木光司さんの頭の中って、どうなってるんだろう?良くもまあ、こんな悲しい人物を作り上げることが出来た物だ。。。ちなみに、貞子の母・山村志津子は、実在したそうだ。つい最近、「知ってるつもり」でやっていた。