Silk Story (絹物語)    第1話


出会い

冬の寒い日。ペットショップを覗いた。
店員さんが奥で話しをしている。
「この子は、あまりにも小さすぎて、片目は開いていないし
 商品にはならないわ。それに元気もないし、明日あたり
 危ないんじゃないの?」
「そうですね。分りました。持ち帰ります。」という会話。
私は、鳥だと思っていた。鳥なら面倒が見れると思い・・・
「すみません。その子、私が連れて帰ります!」と言うと・・・
「っえ?」と顔をだしてきた。
「明日亡くなるなら、出来る限りのことをして暖かいところで
 天国に逝かせます。」と言うと・・・
「他のお客さんには、内緒ですよ。」と言われ渡された。

鈴虫が入っているような縦10センチ、横15センチくらいの小さな小さなプラスチックケースを渡された。
何じゃーーーこれは???と心の中で驚いていた。
小さい、小さい、グレーと白のうさぎだった。
体は小さいのに、目だけは大きかった。でも、片目はあいていない。

私にとって、これが初めてのうさぎとの出会い。


シルクと初めて行った所

うさぎは飼ったことがなく、どうしよう?と思い、店員さんに食事だけ教えてもらった。このことは次にまわします。

大荷物をかかえて帰ろうとしたところ、友人に会った。
「これから、飲みに行くんだけど行く?」と誘われ、うさぎのいることを忘れてついて行った。
シルクが初めて私と行動した所は、居酒屋だった。
私は「このうさぎ、明日はもう、死んでしまうらしい」と見せると
みんな「すげーかわいい!!」と大騒ぎになった。
店員まで見にきて「かわいいー!!」と騒いでいた。

私だけ「死んでしまう。」と思っていたようだ。


命日になるはずの日

「明日死ぬ」と思っていた私。ともかく暖かい所で天国へ逝かせたいっと思った私は、セキセイインコのピースケの横において寝た。

翌朝、母が大声で「ちょっと、何なのよ、これは」と私を起こした。
私は「やっぱり死んでる?」と言うと「かわいい!かわいい!」と
両親が騒ぐ。びっくりして起きてみると、うさぎはピョンピョンはねていた。
本当にかわいい!片方の目は開いていなかったけれど・・・

命はばかにできない。命日にならなくてよかった。


間違っている食事

今だから言える話だが、ショップから聞いた話は滅茶苦茶だ。
でも、その時はそれを信じるしかなかった。
なんせ、正月に近くて獣医はやっていなかった。
参考のためにのせておきたい。

猫用の粉ミルクを10倍にうすめる。それに食パンをしたして
口に入れる。あまったミルクは飲ませる。

という指示だった。ペレットは食べれなかった。
まだ、小さくて食べる時期には早いっと言われた。

上記の食事を1日5回やった。
パンの量は、1回につき8枚切りの食パンの1枚を4分の1位ずつ。
ミルクは1回30ml

よく、生きたものだ。それを10日間やったんだから。


目の処置

片目が開いていないのが気になっていたので、それもショップの人に聞いた。

ホウ酸でふくようにっと指示された。

毎日、ホウ酸で目の周りの目ヤニをとってあげた。
1日3回。ホウ酸も10倍にうすめた。

10日間やったが開かない。


10日間の飼育環境

私は、忠実にショップの方のアドバイスで行っていた。
さすがに、プラスチックは・・・と思い、ハムスター用のケージにした。
新聞を敷いて、ウッドチップを3センチの高さになる位敷いた。
いつも、おしっこは1つの角にしていたので、その部分は、新聞を1枚多く敷いた。

ウッドチップは1日1回取り替えた。