出産物語


兆候

1998.11.8の朝8時30分に38.1℃あった体温が、
午後8時に37.7℃になり、9日の朝8時05分には、37.4℃になっていました。
9時頃、獣医の先生に電話をしたら、「そろそろだね。」と言われました。
その日は朝ご飯も食べず、産箱にうずくまっていたり、時々ブルブル震えたりしていました。
お昼の12時30分頃ゲロを吐き、少しづつ息が荒くなっていきました。
13時56分に「おなら」のような音とともに破水しました。

 

誕生

  • 14時08分 295gのレッドの男の子     最初の子とあって、「しゃねる」も「ナニ?」って感じでした。でもすぐに我に返ったのか、へその緒を噛み始めました。でも上手に噛み千切れなくて、途中で私が縛って切りました。
  • 14時49分 310gのレッドの男の子     大きかったせいで途中でとまってしまい、なかなか産み落とせなく、やっと産まれてからも泣かなかったので振って羊水を吐き出させ、マッサージしました。
  • 14時58分 225gのレッドの女の子     二子に気を取られていて、長男に「赤ちゃん産まれてる。」と言われるまで、気付いてあげられませんでした。急いで羊膜を破りマッサージをしました。二子との体重差約100g、スルッと産まれてしまったようです。長男はこの子の命の恩人です。
  • 16時04分 215gのレッドの女の子     三子誕生から少し時間が経っていたので、心配になっていた時に産まれました。産まれた時から綺麗にへその緒が取れていました。
  • 16時10分 300gのレッドの男の子     唯一のフルカラーの子でした。「しゃねる」があまりにも上手にへその緒を噛み千切った為、出血してしまい、後からへその緒を縛りました。

 

断尾

生後2日目で「断尾」しました。
朝、先生に電話で他の患者さんがいないのを確認し、ダンボールに子犬を入れ、車で走る事10分くらい。
「しゃねる」も心配し、どーしてもついて来るという態度だったので、一緒に連れていきました。
病院に着くと、「じゃあ子犬だけ置いていって、30分たったら迎えにきてね。」と言われ、帰されてしまいました。
理由は、『鳴き声聞いたら、飼い主の方が辛くなるから。』ということでした。
仕方なく「しゃねる」と子供達を乗せたままドライブをして時間を過ごしました。
30分して迎えに行くと、そこには、断尾を済ませた5匹の『コーギー』が待っていました。

断尾の仕方

  1. 骨まで切れるハサミで尾を切る。
  2. 切った後、局所麻酔スプレーを吹く。
  3. 切ったところを「×」(バッテン)に糸で縛る。
  4. 化膿止めの注射を打つ。      

「切った瞬間にすごく泣くけど、後はケロッとしてるのよ。人間の方が痛くないのかと思うくらい。」って言っていました。人間だったら気を失っちゃいますよね。

 

それから

それからの子犬達は一匹も欠けることなく元気でたくましく順調に育ってくれました。
本当は皆残してあげたかったけど、なかなかそういう訳にもいかず、せめて一匹でも・・と思いましたが、それも無理で、それならせめて大事にしてくれそうな人にと思い、自分達で飼ってくれる人を捜しました。
新聞にも載せたので、業者からも電話がきました。
ちょうどクリスマスが生後45日だったので、プレゼント用になるから・・と。
業者だと病気の感染が心配だったのでお断りしました。
すんなり捜せた訳ではなかったけど、なんとか皆飼い主が決まりました。
子犬は2ヶ月までは親元においておきたかったので、2ヶ月になった時点でワクチンを打ち、それから引き取りに来てもらいました。
幸い皆遠くても1時間位の所に貰われて行ったので、時々会うことができます。
なかには、近況を知らせる電話をマメにくれる方もいます。
うちの子犬達はあまりカラーが良くなかったんですけど、「外見じゃないから。」とその子を見て選んでくれました。
大切にしてくれるお家に出会え、すごく可愛がられ、皆幸せにしてもらっています。
なによりも嬉しい事です。