そろそろ昼になり、前もって調べておいた江戸時代創業のソバ屋に入る。(実は、このソバ屋、数十年前にラーメンを始めたがその味が評判で客の8割がラーメンを注文するという)外観は、のれんが無ければとても食堂とは思えず、民家の玄関と変わりは無い。低く垂れたのれんをくぐり、年季の入った細い格子戸をガラガラと引き中に入る。予想通り店内は薄暗く

『笑っていいとも』だけが今を感じさせる。細いパイプのイスに腰をおろし、当たり前のようにラーメンを注文する。こちらを向いている先客もラーメンを食べている。味は・・・・しょうゆ味のスープがバツグンにうまい。固めのチャーシューが2枚、のりが1枚、きざんだネギがほんの少し。この町のように何も飾っていない。450円という値段の響きがちょっと昔っぽくて妙に懐かしい気分になった。

城下町 遠州大須賀町を走る
04. 1.27

家の中にいても外の寒さが伝わって来るような陽気の中、昨日に引き続きSCC自主活動として、本日は自宅から片道20Kmほど東へ進んだ小笠郡大須賀町へ向けペダルを回した。出発前から空が晴れ渡り、磐田からもこんなに大きく富士山が見えるところがあります。(写真で見えるかな?)昨日の『静岡スタジアム・エコパ』へのサイクリングと途中まで同じコースを進める。『エコパ』へのコースは新しく造られた広い道で段差も少なく、ロード派好みのなかなか良いコースです。 

(昨日の静岡スタジアムエコパ)
今日はひたすら東へ進み、かつての城下町のレトロな街道を楽しむ予定である。自転車は西風に押され、容易に大須賀町に到着する事が出来た。町の入口には家康の命により建てられた『横須賀城跡』がある。

自転車を降りて小高い丘を登り城跡を歩く。石垣などは再現された物ではあるが城跡は当時のままとの事。建物は明治初期に取り壊されてしまったが街道沿いの民家は当時のニオイが微かに残るなんともいえない趣がある。

町の中心部には代々続く造り酒屋、醤油屋が点在し当時の味を守り続けている。平日という事もあり、人がほとんど歩いてなく車もたまにしか通らない。郵便配達のバイク音だけがこの町に住んでいる人の存在を示しているかのようだ。

また、この町には神社仏閣が驚くほど多い。春と秋に行われる祭典の時、細い路地を山車が引かれるときは時を越えた歴史が感じられるという。そろそろ帰ろうとした時、カーテンの閉められた雑貨屋の貼り紙に『60年間ありがとうございました、このたび・・・・』の文字。継がれる歴史,絶える歴史。時間だけは確実に進む。

城跡から望む遠州灘だけは今も昔も相変わらず西風と冬晴れにキラキラと輝いている。

本日の走行距離42km。