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日々を綴る〜タッチ編3〜
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第30回 ボクの本当の色は 2000年10月7日(土) 久々に、ボクはお母さんに抱っこされてじっくり観察された。そして、「あれ? たっちゃんのお ひげってこんなんだったっけ。」と言われた。何のことかと言えば、ボクのおひげは、右側は黒だ け、そして左側はほとんど白だということだ。こんなに左右の色が違う子っているんだろうか。も し、いたら、掲示板で教えてね。 そして、今度はお目々とお口の観察。目の色は茶色、でも真ん中の瞳は真っ黒。それなのに、 写真をとると(フラッシュがたかれると)赤目になってしまうんだ。次に、歯を見られた。これは、 いつも余り好きでない。いわゆる人間で言うところの前歯(切歯)は、上下2本ずつしか見えない けれど、上顎の裏側に小さな2本の門歯があるんだ。奥の方も入れると、僕の歯は全部で28本 もあるんだぞ。普通、奥歯は見えないからね。でも、あくびをしたときだけ、ちらっと見えるかな。 |
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お庭にある仲間のお墓に時々お参りするよ。みんなの無事もおいのりしちゃおう。 |
第29回 お友達が大変だった 2000年10月6日(金) お昼過ぎに、ボクのお友達がたくさん怖い思いをしたそうだ。鳥取県西部地震というのが起こ ったんだ。とても大きな地震だったらしい。怖くてガタガタ震えた子、お目々が飛び出した子、お かあちゃまにくっついちゃった子・・・色々だったらしいけど、みんなこわかったんだね。怖いとき に目が飛び出すというのは、ボクたち、うさぎ特有かも。 ボクは幸いまだ大きな地震に遭遇したことはない。それに、うちにはいつも小さな地震が来る んだ。ほら、今も来たよ。いや、通ったんだ、電車が。前に家に遊びに来た子が、電車の音に、 とてもびっくりして、お耳がたっちゃんになってたっけ。 とにかく、みんなのおうちが無事でありますように。ボクだってお祈りできるよ。 |
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第28回 お母さん、パニクルの巻 2000年10月5日(木) 今日は、朝から、いきなりボクのお耳がたっちゃん。ガタンという大きな物音がして、そのあと 屋根の上の方からずっと音が聞こえた。その間中、お耳が立ち続けた。なんだか、かわらの直 しが入ったらしい。もう、結構うちも古くなってきたなあ。もっとも、このうちはボクが壊している 部分も多いけどね。 今度は、夕方からなんとお母さんがパニックになった。メールとかいうのが全然使えなくなっ たとか言ってた。それで、ボクにも被害が及んだんだ。何かというと、ボクの夕ご飯が37分45 秒程遅れたんだ。だから、ボクはとことこと遠征して行って、パソコンにむかっているお母さんの 足下まで出向いて、催促しちゃった。もう、こんなことが二度とありませんように。 |
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第26回 今日はみんな優しかった 2000年10月3日(火) いつも、ある時間になると、「こんにちは〜、お願いしま〜す。」って、元気な声がいくつも聞 こえて、次々に子どもたちがやって来る。いつもは、来てすぐにボクをさわったり、用事が済む とさっそく、ボクをだっこしたり、その辺に落ちていた牧草を食べさせたり・・・と、何かと関わり たがる子ども達が、今日はなぜか控えめだった。なんでだろ? どうも、お母さんがボクの病気の話をしたらしい。それで、ストレスにならないように気をつけ てくれたんだろう。みんな、いいとこあるよな〜。ボクは、感謝の気持ちを表すことが出来なか ったけど、まあ、いつもちょっとしつこくされると逃げちゃって、子ども達と遊んであげないから、 おあいこって、とこかな。 今度の時も、みんなボクに気を使ってボクの好きにさせておいてくれるといいな〜。 |
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第25回 一生の不覚 2000年10月2日(月) あ〜、思い出しても恥ずかしい。ボクの一生の不覚だ。なにがそんなに恥ずかしいのかと 言えば、あろうことかボクが一番バカにしているお姉ちゃんに、ボクの秘密握られてしまった のだ。他の人は全く知らない。なんとそれは、ボクのいびきだった。 ボクたちうさぎは夜行性だから、お昼寝が得意だ。でも、うさぎのいびきを運良く耳にする 人はわずからしい。ボクなんか、この家に来て、はや5年と少し。その間、一度も誰にもいび きなんぞを聞かせたことはなかった。 お姉ちゃんがそれを自慢げにお母さんに話したところ、大問題となった。「どんな音だっ た?」 「どのくらいの間?」 「その時、たっちゃんの目は?」・・・もう、次から次へと質問責 めにあっていた。でも、なんとなくお姉ちゃんの答えが要を得なかった。 お姉ちゃんが言うには、なんか人間のいびきみたいな変な音がしたので、音のする方を 見たら、目をつぶって寝ているボクがいたってことらしい。お母さんは、「5年も一緒にいて、 たっちゃんのいびきなんて聞いたことがない。時々、寝ながら『ぷっ』って変な音がするけど、 それじゃないの?」というけれど、お姉ちゃんはそれとは違うと言っていた。結局、うやむや のまま、ボクのいびき事件は闇に葬られそうだ。よかったぜ。 |
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第24回 あっちがダメなら、こっちから 2000年10月1日(日) ボクの家は、かわっている。1階も2階も360度ぐるぐる回れるのである。どういうこと かというと、ドアを何枚か開ければ、完全に各フロアをぐるぐる回って元の場所に戻れる のだ。(設計素人のお母さんのやりそうなことだ。)時々、家の中でぐるぐる回りながら、 追いかけっこをしている人たちもいる。でも、ボクにはこれが何よりもありがたい。 実はボクは床に横たわるお父さんが苦手だ。お休みの日はよくお父さんが床に横にな ってテレビを見ている。そのそばをボクが通り過ぎようとする瞬間にお父さんに捕まる可 能性大。(でも、気が向くと、横になっているお父さんの後ろからおんぶしちゃうこともある よ。ボク、お父さんも大好きだもん。) 今日も、台所で包丁で野菜を切る音がした。普段、お父さんがいないときは、リビング 〜ダイニング経由で台所へ行って野菜をおねだりする。でも、今日はリビングにお父さん がいたので、行きは玄関経由台所のコースをとった。そして、ニンジンをもらって、帰ろう としたら、なぜか玄関の方に行くドアが閉まっていた。それで、仕方なくリビングの途中ま でニンジンくわえていったけどお父さんが見えた。そこで、またきびすをかえして、台所に 戻り、お母さんを見上げる。 お母さんは、「あれ、たっちゃん、お父さんがいるから帰れないの? それで、玄関から 帰りたいのね。」と言って、玄関に続くドアを開けてくれた。ドアがあくとともに、玄関経由 でボクのテリトリーにまっすぐ直行したのである。ああ、うちは便利なつくりだな〜。 |
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第23回 壁・かべ・カベ 2000年9月30日(土) 壁にぶち当たることがある。これは、文字通り壁にぶつかるわけではない。なんとなく、 先行きに漠然とした不安を感じるのだ。・・・な〜んちゃって。ボクがそんな高尚なことを考 えるはずがない。考えるのは、何かおいしい物をもらえないかということだけだ。 さて、壁だが、写真のようにいつもボクは壁沿いにいる。これだと、安心できるんだ。ボク の仲間も、ほとんどそうしているのではないだろうか。その上、結構、かじりがいというか彫 刻しがいがある。以前、お母さんがインターネットで、ボクの「エゴグラム」というのをやった ところ適性職業はなかなか見つからなくて(どんな仕事についてもわがままでダメだと書い てあって、大ショック)、しいていえば彫刻家と出た。それを聞いて、ますます自信を持って 壁に彫刻を施す今日のボクであった。 |
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家で、仰向け寝をしているところ。 |
第22回 2回目の病院 2000年9月29日(金) 昨日は障害物を見事に乗り越えたボクだけど、今日はお母さんが障害物に立ちふさがれたっ て顔をしている。 今日は、また僕は獣医さんに連れて行かれたんだ。しこりが少し大きくなっているような気が するのと、9/8に行った時は全然知らない若い男の先生だったので、いつもの先生に診てもら いたいと思ったからだって。さて、診察は二番目だった。お母さんが診察台の上にボクを仰向け に寝かして先生がボクのしこりをさがす。結論はしこりを摘出して組織を検査するには、まだ少し 小さめだそうだ。あと、二週間したらもう一度触診してもらって、いつ摘出するかを決めるんだっ て。ただし、ボクのしこりの場所が乳腺で、男の子でもうさぎの乳腺に出来た腫瘍は悪性の場 合が多いそうだ。その場合は、抗ガン剤とかじゃなくて漢方薬を使うと言っていた。一番心配な のは、肺や他の乳腺に転移することだそうだ。 とりたてて、今しなければならないことはないそうだ。原因もわからないし。でも、早期発見で、 早期摘出がいいらしい。それと、「注射針で組織を刺して調べる検査だと、余り正確ではないよ うですが、どうなんでしょうか。」とお母さんが先生に聞いていた。先生は、「刺す場所によって、 違って来るので不正確なことも多いから、それはしません。」と言った。だから、ボクはやらずに すんだ。あ〜、たすかった。 今日も、診察台の上で、ずっとおとなしかったボク。助手さんもそばに来ないくらい手が掛から なくて、おとなしくて良い子だった。ボクのあとは、この間も病院で会ったしば犬さんと知らない 猫さんだった。もっとも、ボクには猫さんの知り合いは1人もいないけど。 うちに帰ると、お母さんが大目にバナナをくれた。なんだか、お母さんはバナナパワーに頼るっ て言ってたっけ。驚異のパワーで、ガンをも治す・・なんて、どこかで読んだ気がするな〜。 |
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第21回 障害物競走 2000年9月28日(木) オリンピックもたけなわ。ボクも、今日は障害物を見事に乗り越えた。 時々、お母さんは疲れたとか、どこかが痛いと言ってはボクのいる部屋で横になることがある。す かさず、ボクがそばに行ってお母さんのお顔をぺろぺろなめる。体調の良いときはいいんだけど、 具合が悪いときや眠いときは、「たっちゃん、今、ちょっと具合が悪いからそっとしておいてね。」 って言う。それ以来、ボクにも気配でわかるようになってきた。だから、お母さんが寝ているときは そっと頭の上の方でスフィンクス座りをし、ボクも一緒に眠ることにしている。人が見ると、ボクが お母さんを守っているようにも見えるらしい。 ところが、今日はいつもと違うところにお母さんが横になっていた。しかも、夕食後だし、テレビも ついていて、周りにみんながいた。それで、つい、今日はお母さんの上を乗り越えて、エサを食べ に行ったり、トイレに行ったりしちゃった。2回も乗り越えちゃったんだ。ボク、そんな障害物競走、 初めてしちゃったよ。お母さん、ごめんね。 |
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