お金をかけずにナチュラルシステム

ロースペック・ナチュラル水槽を立ち上げよう!

機材を揃えよう その2
ライブロック
ナチュラルシステムの立ち上げを成功させるのも失敗させるのもライブロックにかかっています。
出来る限り良質なライブロックを手に入れましょう。
良いライブロックで立ち上げると安全に立ち上がる他に、いろんな生物が現れて見ていて飽きません。
これぞ海を切り取ってきた感じです! 海の玉手箱と言いましょうか、福袋とでも言いましょうか・・・
さて・・・良質なライブロックとはどんな物なんでしょ?

良質なライブロック
腐っていない。 匂うとほんのり磯の香り。
いろんな生物が付いている。特にゴカイ類は畑のミミズと同じです。
水を浄化してくれるケヤリやホヤやカイメン類も貴重な生物。
白点虫を食べてくれるフィルター食の生物も水槽では貴重な存在。
ヨコエビなどの甲殻類も増えて魚の餌になります。
多孔質で複雑な形状。 ライブロックの表面積が広い程、濾過能力が高いのです。
深場のライブロックの方が藻類が少なくて良い。

ぱっと見で見分けるには、赤い部分(石灰藻)が多く、いろんな生物が付いていて、穴が多く複雑な形状の物が良い物です。
良くない物は、全く生物が見あたらず灰色の物です。

生物の沢山付いたライブロックの落とし穴
出来ればいろんな生物が付いている方が水槽の生物層が増えて良いのです。
しかしそんなライブロックには水槽で生きて行けない生物も付着しています。 
これを立ち上がってない水槽に大量に入れると、生きて行けない生物がどんどん死んで水を汚し、大変な事になります。
さらに厄介な生物が多いのも確か。厄介な生物とはココ
付着生物が多く新鮮な程、輸送に弱いのです。
このような事を解決する為に、シッパーはキュアリングと言う事を行います。

キュアリングとは?
厄介な生物を取り除き、強力濾過槽とスキマーの付いたキュアリング専用水槽に長時間入れておきます。
そうすると水槽で生きて行けない生物は死滅し、死んだ生物はバクテリアにより分解され安全なライブロックになる訳です。
購入する時はキュアリング済みライブロックを購入する事をお勧めします。

キュアリングとは採取したシッパーが出荷前に行いますが、受け取ったショップや飼育者も、本水槽に入れる前にキュアリングをする事が有ります。
輸送に耐えられなくて一部死んだ生物が付着していたり、腐りかけたライブロックをそのまま本水槽に入れると危険な事も多いので、受け取り側でもキュアリングをして安全な状態にしてから本水槽に入れます。
但し濾過能力の無いにわか立ちあげ水槽でのキュアリングは危険を伴う事が多いのでご注意。

輸送状態の悪いライブロックを立ち上がっていない水槽に入れると
いくらキュアリングされているライブロックでも、輸送状態が悪いライブロックを立ち上がっていない水槽へ多量に入れると大変な事になります。
腐りかけの生物が水を汚します→濾過が出来ていないと水質が悪くなってさらに生きている生物まで死にます→さらに水質悪化→丈夫な生物まで死にます・・・・・・
これを崩壊スパイラルとも言いましょうか。
せっかく生きていた生物が見る見る死んでいくのを見るのは悲惨な物です。
しかも臭い! どんどん臭くなって行きます! 非常に臭〜い!
ライブロックには白い膜を張ったようになり、汚い・・

安全に水槽を立ち上げるには
自分が新規に水槽を立ち上げるとすれば、まずショップに置いてあるライブロックを数個購入します。
ショップの水槽に入っていると言う事はすでにキュアリング済みですし、家までの輸送時間が短くて済むので腐る事が有りません。
通販でライブロックを買う手も有りますが、新規立ち上げで使うには有る程度のリスクを覚悟しておかないといけませんので、「安全」を考えるとショップのライブロックをお勧めします。
通販だと必ず状態の良いライブロックが届くとは限りませんし、保証もしてくれないでしょう。
新規立ち上げ時に腐りかけのライブロックが届くと、崩壊スパイラルに陥りお手上げ状態です。
ショップもライブロックを仕入れる時は通販と一緒ですので、腐りかけが届く事が有るでしょう。
しかしショップの場合、すでに濾過が立ち上がっているライブロック専用水槽に入れるので、崩壊スパイラルにならずに済むのです。

とはいえ、ショップでキープされているライブロックには生物層が少なくショボい物が多いのも確か。
いや、それでも良いんです。
少しでも安全なライブロックをまず投入して、そのまま数週間海水を回して、有る程度水槽を立ち上げておきます。
濾過が有る程度出来上がってから、通販などで生物のいっぱい付いた良質なライブロックを投入します。
水槽さえ立ち上がっていれば、少量の腐りかけライブロック程度は十分キュアリング出来ますので。

ようするに複数回に分けてライブロックを投入する訳ですね。
ライブロックを投入すると必ずアンモニアや亜硝酸が出る訳ですけど、徐々に増やす事によりアンモニアや亜硝酸が出る量を分散させるって事です。
まぁ、普段こんな事してる人は少ないと思うので、一度に全部入れても良いとは思うんですけど、「安全、確実」を目指すなら徐々に増やす手も有りかなと。

ちなみに通販で買うので有れば、暑すぎたり寒すぎる季節は外した方が良いかも。
特に夏場は傷みが早いので注意。

良い状態でライブロックが到着した場合。
とりあえず厄介者であるカニやシャコ、藻を取り除きましょう。
海水で良く濯いでから水槽に入れましょう。

水槽に入れる前に自分でキュアリングする手も有りますが、本当の意味でのキュアリングをやろうと思うと数週間かかってしまいます。
輸送に耐えきれず死んでしまった生物が、バクテリアで完全に分解されてやっとキュアリングが終わったと言える訳ですから。
水量の少ないキュアリング用にわか水槽でそれをやると、濾過が出来ていませんので崩壊スパイラルに陥り、生きている生物まで死んでしまう事が有ります。
ですから下手なキュアリングはしないでそのまま水槽に入れる事をお勧めします。
私は何度か崩壊スパイラルの経験が有りますので、キュアリング恐怖症になっているのかもしれませんが。

もし臭い匂いのするライブロックが到着したら。
捨てて下さい・・・・とは言えないんですよね。(T_T) 勿体ないですから・・・・
まずライブロックを良く見ましょう。
生きている生物が居ますか? ゴカイ類とか生きていれば何とか助けたい物です。
全く生きている物体が無い場合・・・・せめて水槽に投入出来る状態にしましょう。(次の項参照)

生きている生物が居る場合
半分生きた生物が居る場合ですね。何とか生きている生物を助けましょう。
臨時水槽でキュアリングする手も有るのですが、立ち上がっていない水槽でキュアリングすると、生物の死→水質悪化→さらに死・・の崩壊スパイラルに陥り、生きている生物までもが全滅してしまいます。(経験者です・・(T_T))
一番良いのは海水で濯いだ後、腐った物を取り除いて、すでに濾過が立ち上がっている水槽に投入する事です。(自己責任で)
但し入れすぎには注意。立ち上がっている水槽まで崩壊させてしまいますから・・・
立ち上がっている水槽に腐りかけライブロックを入れると言う事は、大量の有機物を入れてしまう事なので良くない事ですが、ライブロックを救うか有機物を入れないか、天秤にかけて検討して下さい。
もし他に立ち上がっている水槽が無い場合や、立ち上がっている水槽に入れたく無い場合は臨時水槽でキュアリングしましょう。次の項参照

以前、ちょっとだけ変な臭いのする(腐りかけ??)ライブロック数キロ手に入れました。
ライブロックを見るとケヤリや二枚貝やカニやエビが沢山生きてます。
サンゴが付いているライブロック数個をミドリイシ水槽のサンプにそのまま放り込み、入りきらなかったライブロックを衣装ケースでキュアリングしました。(結構勇気要りましたけど)
さすが立ち上がってる水槽は違います。ベルリンシステムとは言え、腐りかけのライブロック数個ぐらいの投入では全くびくともしませんでした。 ライブロックに付いてたイバラカンザシやキクメイシその他の生物も全く影響無し。
一方、衣装ケースでキュアリングしたライブロックは崩壊スパイラルを歩み、殆どの生物が居なくなりました。(>_<)
やはり腐りかけライブロックを臨時水槽でキュアリングするのは無理が有りそうです。

ライブロックが腐って生きている生物が居ない場合。
腐ったライブロックをいきなり立ち上げ中の水槽に全部入れると、大変な事になります。
そんな時は予備水槽か、衣装ケースなどの臨時水槽でキュアリングしましょう。
立ち上げ中の本水槽に何も入っていなければ、臨時水槽も本水槽も一緒じゃないかとお思いでしょうが、本水槽でそれやると、多量の有機物が入ってしまい、後々苔などに悩まされる事になると思います。
衣装ケースなどでキュアリングすると底に多量の死骸が蓄積しますが、衣装ケースみたいに底砂が無い方が、死骸を取り除くのに最適です。

こんな感じです。
ポイントは
・スキマーを付ける!!絶対有効です。
・スキマーが無い場合は、エアレーションを必ず行います。
有機物を分解するには酸素が必要なのです。
・パワーヘッドで水流を作る。
・出来れば壁掛けフィルターなどに活性炭を詰め込み、アンモニアを吸着させる。
・一にも二にも水替え!! とにかく水替え。
・水替えついでに、底に溜まった死骸も一緒に出しましょう。


サンダーのスキマーを使いましたが、あんなショボスキマーでもこの通り!
濃厚な汚水が2週間でバケツ1.5杯取れました。
でも出来れば処理能力の高いスキマーを使いましょう。

しかし、これだけやっても結局生存者ゼロ。(>_<)
毎日水替えしたのに・・・
底に溜まるヘドロも半端じゃ無かったです。

こんな状態になれば、何日か水替えしながら様子を見ましょう。
アンモニアが検出されなくなり、匂いも無くなり、腐った生物が見えなくなればそろそろ本水槽に入れて見ましょう。
たぶん数週間はかかると思いますけど・・・

うちの60cm水槽は、90cm水槽で熟成したライブロックを使って立ち上げました。
水槽が完全に立ち上がった半年後に新鮮で生物の沢山付いたライブロックを投入しました。
そして1年経った今でもフジツボが蔓脚出してるのが驚きです。
やっぱ新鮮で生物の沢山付いたライブロックは良い! でも諸刃の剣と言う事で・・・

いろんなサイトにライブロックの詳しい事が書かれています。ココを読んで下さい。
http://www.grouper.co.jp/museki_g8.htm
http://www.cpfarm.com/rt_how/rt_how08.html
http://bird.zero.ad.jp/~zau16158/seatoke14.htm

結局これで行きましょう
近所のショップで売っている熟成されたライブロックをとりあえずM〜Lサイズ3個ぐらい??見た目デッドロックに近くてもかまいません。
ある程度水槽が出来上がってから、生物の沢山付いたライブロックを追加しましょう。


底砂
底砂に関しても人それぞれいろんな意見が有ります。
「底砂は白点虫などの温床になるので無い方が良い」「底砂はぶ厚ければ厚い程安定する」「底砂は5〜8cm」「パウダーが良い」「中目が良い」・・・・・色々有ります。
確かに昔は海水魚水槽に底砂は厳禁でした。水流が重要視されていなかったので底砂が有ると硫化水素が発生したり、白点中の住処になったり、底砂が無い方が掃除が楽だったからです。
ただナチュラルシステムにおいては底砂は非常に重要な働きをしますので、今回は底砂を敷く事にしましょう。ここ参照
不安かもしれませんが、底砂を敷いた水槽で状態良く魚を飼育されている方が沢山居ますので大丈夫です。
うちの60cm水槽なんて、水替え時はパワーヘッドで砂の上を軽く吹いてデトリタス(ヘドロ)を飛ばして、わざと海水を濁らせて汲み出しています。
こうやってデトリタスの蓄積を防いでいます。(良いのか悪いのか解りませんけど)
こんな事しても、この水槽で死んだ魚は居ません。海水を濁らせた後に白点が出たなんて事も無いですし。
結局は底砂が有ろうが無かろうが水質や温度が安定して、魚にストレスさえ無ければ大丈夫だと思います。
但しチョウチョなどの白点が付きやすい魚では、やった事無いので、皆さん真似しないように。

餌やりが非常に多く、余った餌が底にそのまま沈殿して積もるような場合は底砂が有ると硫化水素を発生してしまいますので危険です。
そんなに餌やりの多い水槽では底砂を引かないで、硝化濾過槽(好気濾過槽)を付けた普通の魚水槽にしましょう。
(ハードコーラル飼育は無理ですけど・・)

ナチュラルシステムに使用される砂はサンゴ砂です。
淡水水槽用の安い砂や、そこら辺の海から取ってきた砂じゃ駄目なの???と、お思いでしょう。
違います! 
そこら辺の海水浴場なんぞに有る砂や、淡水水槽用の白い砂は珪砂と言って普通の石が細かく砕かれた砂です。
「珪砂」と書くぐらいですから成分は茶苔の素となる珪素です。
こんなの入れると茶苔の洗礼を受けるでしょう。
海水魚飼育用に使われるのは、貝殻やサンゴの骨格やサンゴの化石などが砕けて入り交じった珊瑚礁にしか無い砂なんです。

淡水魚飼育していた人でしたら経験有るでしょうが、淡水水槽にサンゴ砂を入れるとpHが上がりませんでしたか?
そして溶けて無くなりませんでしたか?
サンゴ砂はサンゴから出来ています。主成分は炭酸カルシウムです。
サンゴ砂はpHが低くなると容易に溶け出します。 
pHが下がってサンゴ砂が溶け出すと、pHを上昇させますので、水槽のpHが下がる要因が起きても水槽内のpHは常に安定する訳です。
この事をバッファー効果と言います。

さらにサンゴ砂が溶けると重炭酸(KH)を上昇させ、主成分のカルシウムやミネラルが溶け出します。
ハードコーラルは逆にカルシウムと重炭酸(KH)とミネラル分を取り込んで骨格を作ります。
おわかりですか? サンゴの死骸であるサンゴ砂が溶けて再びサンゴになるのです。
ハードコーラルの多い水槽では底砂の溶け出しでは間に合いませんので、強制的にサンゴ砂を溶かしてサンゴに供給します。これがカルシウム・リアクターですね。

サンゴ砂は普通の砂に比べて多孔質でバクテリアが付きやすく、大きな物は濾過槽の濾材としても使われます。
底砂に使用した場合も濾材としての働きも大きいのです。
底砂の表面では魚の排泄物を硝酸塩に変える硝化濾過として働き、砂の底では硝酸塩を無害な窒素ガスに変える還元として働きます。
サンゴ砂って凄い働きをするのです。

サンゴ砂の選択肢は大きく分けて三つ有ります。
 @乾燥サンゴ砂
 Aライブサンド
 Bバクテリア付きサンゴ砂(袋入りで売られてるやつ)

@乾燥砂を使う場合
そこら辺の熱帯魚屋で袋に詰められて売られてるやつです。
メリットはなんと言っても安い!!!!
デメリットは、バクテリアやゴカイ類などが付いていないので立ち上がるまで時間がかかる事。
入れた直後はただのサンゴ砂ですが、ライブロックと共に持ち込まれたバクテリアやゴカイ類が底砂に移動し、どんどん底砂の生物層が豊富になってライブサンド化して行きます。

Aライブサンドを使う場合
なんせ海からの直送ですから、バクテリアやゴカイ類が生きたまま買える訳です。
ですから水槽の立ち上がりが早いのが特徴です。 究極のバクテリアの元??
但し結構なお値段がします。
その日に海で取って、その日のうちに航空便で直送するらしいですから・・
砂の表層しかライブサンドとして使えないらしいですし・・
輸送費用が結構かかるんですけど、重量の半分は海水じゃないだろうか??と思ってしまいますし・・
特に少量発注の場合は、輸送費の割合が増えて不経済です。
よくホームセンターの海水魚コーナーにライブサンドとして水槽にストックされている物が有ります。
これはライブサンドと呼んで良い物だろうか・・・・ただの種砂?? 種砂感覚で表層の一部だけ使うのでしたら良いでしょうけど・・
中層以下の砂は使わないに限ります。

Bバクテリア付きサンゴ砂
ライブサンドを使わなくても、バクテリア付きで早く立ち上がる砂が有ります。
「バイオアクティブ アルゴナイトサンド 」とかカリブ・シーの「ARAGA−ALIVE SP.GRADE」と言う名前で売られています。
何でもバクテリアが仮眠状態でパックされているとか・・
私は使った事無いのですが、普通の乾燥砂と組み合わせて使えば安くて比較的早い立ち上げが可能だと思います。
但しゴカイ類までは含まれて無いでしょうけど。

使い古しの砂
以前畳んだ水槽のサンゴ砂って、ついつい使ってしまいたくなりますよね。
せっかく有る物なので勿体ない勿体ない。
でも気を付けて下さい。砂に混ざってかなりの不溶性リン酸などが含まれているはずです。
使い古しの砂を使ったら、餌やりもあまりしてないのにリン酸濃度が上昇して苔生えて・・なんて事も。
特にリン酸に敏感なミドリイシ水槽だと絶対やめた方が良いです。
ソフトコーラルやイソギンチャク水槽でしたら、良〜く洗えば何とか・・・・苔が出ない保証はしません。
うちの60cm水槽の底砂は使い回しですけど・・・

一番やってはいけないのが水槽から取り出した砂をそのまま(湿ったまま)次の水槽に入れる事です。
生きているバクテリアを砂ごとそのまま移動するので良いように思われますが、大量のデトリタスが砂の中に混ざったり、好気域と嫌気域の順序が狂ってしまい硫化水素が発生したり、リン酸が溶け出したりします。

砂の中に住むゴカイ類の意味は?
ゴカイ類は、砂の表層のヘドロ(デトリタスと言う)を中層までゆっくり運んでくれます。
中層ではヘドロをエネルギー源として硝酸塩が無害な窒素ガスに変換されて、変換されたガスはゴカイ類により表層へゆっくり運ばれます。
また、ゴカイ類の中にはヘドロを直接食べてしまう有益なやつも居ます。
なんせゴカイで海を浄化する研究もされているらしいですから。
畑で言うとミミズみたいな物ですな。有機農法とでも言いましょうか・・これぞナチュラル方式って感じしません???
ちなみに、釣具店でゴカイを購入して水槽に入れた人も居ます。 ど〜なったんだろうか??

サンゴ砂の粒の大きさは?
底砂として使えるのは、パウダー状から直径1〜2mmまでです。
パウダー状の物の方が浅い所(3cmぐらい)から還元が始まりますので、パウダー状の物の方が比較的に薄く敷く事が出来ます。しかし水流で砂が舞い上がりやすいのが欠点。
少し大きい粒だと舞い上がる事は有りません。 中目ぐらいの方が生物層が多いと言う人も居ます。
ただし還元が始まる場所が深いので、粒が大きいと少々厚めに砂を敷かないといけないかもです。

どれを使うかは飼育する生体にもよります。
アカハチハゼやなど砂をはみはみしてくれる生体はパウダーを好みます。
テッポウエビとハゼなど、穴掘りをする生体を入れる時は中目が良いでしょう。

私のお薦めはパウダーと中目のミックス!!

どのぐらい砂を敷けば良いの?
上にも書いたけど、パウダーだと比較的浅くから還元が始まりますので薄めで良いでしょうが、中目だと少し深くから始まりますので厚めに敷いた方が良いでしょう。
パウダーのみだと最低5cmぐらいかな??(あくまで適当な意見です)
中目だと最低7〜8cmぐらいかな?(これもテキトーな意見)
ミックスだとその中間????

長期に渡り水槽を維持していると、サンゴ砂はじわじわ溶けて減っていきます。
そのことを考慮して、少し厚めに敷いた方が良いかもです。

結局
お金をかけずに立ち上げようと思えば、乾燥砂をお勧めします。しかし完全に立ち上がるまで時間がかかりますので、辛抱辛抱です。
一気に魚を入れたい気持ちはわかりますが、成功させようと思えば我慢なんです! 何度も言いますけど。。
お金に余裕が有って、早く立ち上げたいのでしたら迷わずライブサンドを使って下さい。

ナチュラルシステムにおいて、砂と岩は非常に重要なパーツです。
下手な物にお金かけるよりは砂と岩にお金かけて下さい!!
初めは「何で岩と砂にお金かけなきゃいけないのだ!」ってお思いでしょう。
わかりますその気持ち。 これ岩と砂じゃ無いんです。生体だと思って下さい。

砂の詳しい事はココ
http://www.ne.jp/asahi/mc/minatomachi/sandorp.htm

結局これで行きましょう
パウダーを4cmぐらい+中目2〜3cmぐらい
何キロかと言われると・・・・・・・? ショップで聞いて下さい。<(_ _)>


水酸化カルシウム(カルクワッサー)

カルシウムの粉末です。カルクワッサーとも言います。
何で必要なのかと言えば、ハードコーラルの骨格を作るのにカルシウムが必要だからです。
減ったカルシウム分をこれで補う訳ですね。
カルシウム補給にはカルシウムリアクターと言う物も有りますが、水酸化カルシウムの飽和水添加の方が断然安上がりです。

サンゴ水槽ではカルシウムレベル350ppm程度は必要と言われていますので、試薬で測定して低いようですと添加が必要です。

これ、見れば解るようにアクア用では有りません。薬局で買いました。結構安かったです。
写真のドクロマークは・・・・誰だ!いたずら書きしたのは!!凸(`、´メ)

使用法に関しては、次の「カルクワッサー添加」のページを参照して下さい。

人工海水
こりゃ絶対必要ですね。
サンゴを飼うのでしたら、サンゴ用に必要なミネラルの含まれた物を買うと良いでしょう。
超安物は避けた方が良いかも。
ちなみに一度固まった塩はミネラル分が変化してしまうので、サンゴには使わない方が良いらしです。
お湯で溶いても成分が変質しますので駄目。
たまぁ〜に食塩を使う人が居ますが、これ論外。サンゴは完全無理ですし、魚も肌荒れを起こして死に至ります。

一番良いのは天然海水でしょう。
でも誰もが簡単に海水を汲める環境でも無いですし・・・
そんな時はこれどうでしょう?
http://www.nitiaqu.com/

私の場合、年に1〜2度は片道2時間かけて島根県へ海水を汲みに行っています。
水槽も人工海水ばかりじゃ飽きるでしょうから・・・??
ちなみに入り江のような所や、河口に近い所はやめといた方が良いかも。

比重計
塩を作る時は必需品ですね。
但し示している値はあまり信じない方が良いかも。
たとえば複数の比重計で測ったとします。 たぶん示す値はバラバラだと思います。

対策として、一度海に行って天然海水を測定してみて下さい。
その時示した値になるように人工海水を溶かせば良い訳です。

ちなみにうまく測定するコツは、針の部分に絶対気泡が付かない事です。
気泡が付くと針を持ち上げてしまいますから・・・・

タイマー
照明ON/OFF用タイマーです。
別に無くても規則正しく手動でON/OFF出来れば不要なんですけど、留守して数日照明が点かなかったり、逆に消し忘れたら好日性サンゴにとってダメージです。
ホームセンターで売ってますから買って下さい。 2〜3千円だった・・・かな?
ちなみにアクア用にこだわる必要は全く有りません。
これお勧め。
http://www.mew.co.jp/wellness/jsp/wellsyn.jsp?sy=TE331P&ed=0&sg=52&ch=2
クリスマスシーズンにはイルミネーション用タイマーを売ってるので、蛍光灯ぐらいならこれでもOKでしょう。

メタハラを接続する場合は始動電流と突入電流を考えないといけません。
これ1個で250Wメタハラ2台ぎりぎりぐらいですが、安全性を考えると250W1台ぐらいまででしょうか?
詳しくはメタハラの所を読んで下さい。

試薬
最初は色々持っておいた方が良いです。
特に立ち上げ時必要なのがアンモニア、亜硝酸、硝酸塩
立ち上げ後も良く使うのがリン酸、pH,KH
後、カルシウムも有れば便利だけど、滅多に使わないかも。

最初はこまめに測定して立ち上げましょう。
アンモニア、亜硝酸が検出される時はまだ水槽が立ち上がって無い証拠です。 生体導入はもう少し待って・・
硝酸塩が検出されなくなれば還元が完全に機能していると言えます。
一度立ち上がってしまうと、何かトラブルが無い限りこれらを測定する事は無いでしょう。

完全に立ち上がってもリン酸、pH,KH,カルシウムは変動する可能性有りです。
定期的に測定して水槽の状態を把握しておきましょう。
何か調子がおかしいと思ったら色々測定してみましょう。
調子が悪くて人にアドバイスを求める時なども、最低限水質を測定してから質問しないとお話になりませんし。

pHは「pHモニター」と言う電気仕掛けの便利な物が有ります。
これで24時間連続してpHを見ると、pHの変動が見れて面白いです。
これお勧め。
http://akizukidenshi.com/catalog/items2.php?c=comp&s=popularity&p=1&r=1&page=3#M-00726
安くなったもんだ。

試薬を揃えると結構な金額になるもんです。
親しいショップが有れば、ペットボトルに海水を入れてショップに持ち込み、測定して貰う手も有ります。
但し無茶な事言わないように!!

温度計
これお決まりね。
最近は安いデジタル式が有りますので、これでOKでしょう。
出来れば最低、最高の温度差がわかる温度計が良いです。

吸着剤
少しでも水替え頻度を少なくしようと思えば、吸着剤を使う方法があります。
ナチュラルシステムで良く使う吸着剤は

リン酸吸着剤
餌やりの多い水槽では全く間に合いませんが、低いリン酸濃度をさらに低く抑えるような使い方には最適です。
うちではミドリイシ水槽に使っています。

活性炭
ナチュラルシステムでの活性炭の意味は、難分解有機物(きばみ)の吸着です。
水替えの少ないナチュラルシステムでは、この難分解有機物がどんどん蓄積してサンゴにダメージを与えます。
水槽立ち上げ時にアンモニアの吸着として利用するのも良いでしょう。

但し、安物の活性炭にはリン酸が含まれていますので注意!
ココナッツカーボンや、キョーリンのカーボンパックをお勧めします。
その他
水替え用ゴミバケツ、石油用電動ポンプ又は風呂ポンプ、シュポシュポポンプ??、ピンセット、スポイト、魚の餌・・・・
あと出来れば有った方が良いのが水替え用の海水を暖めるヒーター、塩溶かし用パワーヘッド
こんなもんかな?

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