お金をかけずにナチュラルシステム

ロースペック・ナチュラル水槽を立ち上げよう!

日頃のメンテ
足し水
海水の場合、水分が蒸発すると塩が残って塩分濃度がどんどん上昇して行きます。
特にファンの回る夏場なんぞは、60cm水槽でも1日2L程度蒸発します。
こまめに塩素中和した水道水をつぎ足しましょう。 たまぁ〜に海水を足し水に使う人が居ますので(-_-;)
まぁ、言われなくてもわかりますよね。

餌やり
初心者の方が失敗する原因のひとつに餌やりが有ります。
沢山食わせれば良いってもんじゃ御座いません。余分な餌やりは水質を悪化させます!
コツは
食べれる範囲で与える。 与えた餌がすべて魚の口に入るのが理想。
底砂の有る水槽で、余った餌が底に蓄積するようですと硫化水素を発生して魚が全滅する恐れが有りますから。
底に餌が沈殿して腐らないように底砂掃除隊としてヤドカリやマガキガイを投入すると良いです。

餌のやり方
食べ残した餌が、魚の入り込めない場所に溜まると良くありません。
出来ればパワーヘッドを止めましょう。 与えた餌が飛び散りますので・・・
止めたパワーヘッドは、餌やり後に必ず稼働させて下さい。

餌やり場所を決めるのも良いです。
時間になって人が近づくと、魚の方から寄ってきます。

初めは少しづつ餌を与えてみます。
有る程度食べたら、あまり欲しがらなくなりますので、この辺で止めて下さい。
だいたいの量がわかれば、毎日同じ量を与えればOK

うちの60cm水槽の場合。
うちではギンポとパープルタンが大食漢なので、結構な量を与えています。
餌やり回数は1日1回
パワーヘッドを止めて、イソギンチャクの上で給餌してます。
余って落ちた餌はイソギンチャクの口に・・・・
砂の上に落ちた餌は、ヤドカリが争奪戦をしています。

苔対策
はっきり言って、立ち上げ後の数ヶ月は強烈な茶苔(珪藻)の洗礼を受けるでしょう。
原因は水道水に含まれる珪素です。
詳しくはココ
そのうちどんどん減っていくとは思いますが、水道水に含まれる珪素の量によっては減らない場合も??
水道水って、場所場所で全然違いますから。
全く苔の出ない綺麗な水道水の地区が有ると思えば、爆発的に苔の出る場所も有ります。
そんな水質の良くない環境の方は、RO浄水器を買った方が手っ取り早いです。

器具に頼らずに茶苔対策を行うには、生物兵器にお願いするしかないでしょう。
お勧めは
 ・シッタカ(ガラス、ライブロック掃除屋)
 ・チョウセンサザエ(ガラス、ライブロック掃除屋)
 ・コシダカウニ(死体処理班、海藻処理班)
 ・マガキガイ(底砂専用クリーナー)
 ・ヤエヤマギンポ(ガラス、ライブロック掃除屋)
オールマイティな掃除屋として
 ・ヤドカリ(髭苔、残飯処理班、死体処理班)

他にはこんな生物が使えます ココ

完全に立ち上がって調子良い水槽でも僅かな茶苔は出ます。
つうか、全く苔の生えない水槽も問題有りです。
ですから僅かな茶苔は我慢しましょう。 生体の餌にもなりますので。

髭状の苔や、べっとりと真っ赤な膜を張った苔が蔓延ると困りものです。水槽や餌やりに問題が有ると思われます。
上記リンク先を見て下さい。

スキマー調整
最初はどのぐらい取って良い物か迷いますよね。
1日でどのぐらい汚水が溜まるように調整すれば良いのか?って聞かれますけど、生体の量や餌の量などによって決まりますので、具体的な数値は何とも・・・・???
それでも言えといわれると、「一週間でカップ満タンになるぐらい・・?」と答えておきましょう。 超おおざっぱですけど。
殆ど汚水が取れない場合は、もう少し泡が出るように調整するべきです。
麦茶より薄い汚水が大量に取れる場合は取りすぎです。


スキマーの調整は泡と汚水の色を見ます。
濃い色の汚水の方が濃縮された効率の良い調整です。
ただ、濃ければ濃い程良いのかと言われると、あまり濃さにこだわると処理能力が不足してしまいます。

泡は、乾いた?なかなか消えない泡が一番効率が良い泡です。
冬の海に行くと、波の花が飛び散ってますよね。 あれが理想です。

透明でどろ〜っとして、すぐに消えてしまう泡は取りすぎです。
このような水気の多い泡だと、サンゴに必要なミネラル分まで多く取ってしまうので注意が必要です。

筒の中の泡の大きさにも気を付けましょう。
出来るだけ細かくクリーミーな泡の方が汚れが効率よ取れます。
理由は泡の総表面積が増える=汚れ吸着面積が増える。
泡の直径と泡の上昇時間は反比例すると言われていますので、泡が小さい方が、泡の滞在期間が長く効率よく吸着出来ます。
またエアレーション効果も泡が小さい方が有利です。

まぁ、やってみて下さい。
結構「勘」に頼る所が大きいので、色々経験を積む事が大切です。

何度も言いますが、くれぐれも取りすぎには気を付けて下さい。ミネラル分が不足しますので。
そんな場合は塩分濃度まで下がる場合が有りますので、ミネラル補給を兼ねて海水をつぎ足して下さい。
(1日でバケツ1杯の汚水を取って、バケツ1杯の海水を補給されている方も居ます。 良いのか悪いのか解りませんけど・・・)

水替え
どのぐらいの間隔で水替えすれば良いのか・・・?
そりゃこまめに水替えした方が生体には良いでしょうけど、なかなかねぇ・・・

水替えの量となると、魚の数や餌やりの量によって決まりますので、これでないと駄目!って具体的な数字は有りません。
後は経験と勘が頼りです。
おかしいなぁ〜と思ったら、迷わず水替えして下さい。

そもそも水替えって何故必要なんでしょ?
「水が汚れるから」ピンポン♪正解です。
普通の濾過槽(硝化濾過)だけ付いている水槽ですと、硝酸塩がどんどん蓄積して行きますので、有る程度の濃度になると水替えが必要です。
特にサンゴは魚に比べると水質の悪化に敏感なので、魚オンリー水槽よりは早めの水替えが必要なんです。

還元能力を持ったナチュラルシステムなどの場合、硝酸塩は蓄積されずゼロになるか低空飛行のまま維持されます。
この事が、比較的水替え頻度が少なくて済む所以ですね。
なんせ給餌の少ないナチュラルシステムでは、溶いたばかりの人工海水より硝酸塩濃度が少なくなるぐらいですから。
(但しナチュラルシステムの還元能力は専用の還元槽を持った水槽より能力が劣りますので、生体の入れすぎには注意!)

但しいくら硝酸塩濃度が低くても餌に含まれるリン酸はどんどん蓄積してしまいます。
一部は無害な不溶性リン酸として底に沈殿していきますが、局所的な低pHで溶け出して有害なリン酸に変わったり、還元のエネルギー源として消費された後、再び有害なリン酸となって海水中に漂います。
魚にとってリン酸はあまり関係ないのですが、リン酸が多いとハードコーラルの骨格形成が阻害されて、最後には★になってしまいます。
しかもリン酸濃度が増えると、藻の大繁殖になってしまいます。
リン酸吸着剤を使う手も有りますが、餌やりの多い水槽では間に合いません。
ですから餌やりの多いハードコーラル水槽ですと水替えは必ず必要です。

あと厄介なのがバクテリアが分解できなかった難分解有機物。いわゆる黄ばみです。
これが蓄積するとサンゴにダメージを与えてしまいます。

話がややこしくなるのですが、ナチュラルシステムでサンゴ飼育をする場合「水が綺麗になりすぎる」って事です。
言ってる事がおかしいやんけ! と、お思いでしょうが、この場合の「綺麗」って言うのは、ミネラル分が消費されると言う事です。
サンゴの場合、光や餌の他にミネラル分を消費します。
今回の水槽みたいに小数のソフトコーラルやLPS飼育ではあまり問題になりませんけど、特に成長の早いミドリイシ類が過密に入った水槽ではこれ大問題です。
そうなんです。好日性ハードコーラルの餌は光と海水のミネラルなんです。
ミドリイシ類過密飼育の場合、水が汚くなる要因より、ミネラル分補給の為の水替えの意味が大きいのです。
こまめに水替えしているようでも、水替えした後は明らかにポリプの出方が違いますもんね。
自分が「SPS(ミドリイシ類)とLPS(オオバナ、ナガレハナなど)が飼育上別物」と思ったのは、こんな事からでした。
まぁ、今回はミドリイシを飼育する水槽では有りませんので、これ余談です。

ミネラル(微量元素)を補給する手も有りますが、減った量を把握して正確に補給するのは不可能。
水替え時期を延ばせる手段では有りますが、それに頼っているとそのうちバランスが崩れて大変な事に・・・
やはり水替えでミネラル分を補給するのが一番なんです。

交換時期を知る
水槽が完全に立ち上がってない状態ですと、こまめに交換した方が良いです。
完全に立ち上がってしまえば、後は勘ですね。

硝酸塩を測定してもゼロ又は低空飛行を維持する場合が多いので水替えのバロメーターにはなりません。
あまりにも硝酸塩が多い(30ppmを超える)場合は、異常事態ですので水替えを!
(魚のみの水槽でしたら、まだまだ大丈夫です)

リン酸を測定するのも手です。
リン酸は蓄積しますので、あまり多い数値を示せば水替え時期です。
リン酸が多いと、ハードコーラルに影響を及ぼしますので、LPS水槽ですと0.1ppmを超えたぐらいが交換時期かな??
(魚のみの水槽でしたらリン酸濃度は関係有りませんが、ミドリイシ水槽ですと0.02ppm以下にしなくてはいけません)
高濃度のリン酸で急にハードコーラルが溶ける事は有りませんが、成長が止まり数ヶ月後に駄目になるパターンが多いようです。

藻の具合を見るのも手です。
茶苔は仕方ないにしろ、髭状のとろろ藻などが大繁殖しているようですとリン酸濃度が高いのかもしれません。
そんな時は早めの水替えサイクルにしてみて下さい。

海水が黄ばんで来たら要注意!
難分解有機物の濃度が高くなっている証拠ですね。

とにかく「どのぐらい交換しなかったら、どれだけリン酸濃度が高くなって、生体に影響を及ぼし始める」って事を把握しておくのも手です。(但し無茶はやめて下さいね。)
そのうち、「そろそろ交換しないとヤバイよな・・・」なんてわかってきますから。

でもまめに交換するのが一番です!
たとえ長期間水替え無しで飼えたとしても、そんな状態で大量水替えしたら水質が違いすぎて魚がショック死する事が有ります。
良く、「水替えした後に魚が死んだ」なんて事を良く聞きますが、こまめに交換していれば水替えで死ぬ事は無いはず。
ナチュラルシステムの場合はpHが下がる程硝酸塩が蓄積されないので、水替えによるpHショックは少ないと思いますけど・・・・
とりあえず何か調子が悪いと思ったら、どんどん水替えして下さい。

私は今まで、年単位で水替えしていないベルリン水槽を何度か見ました。
ちゃんと魚もサンゴも生きてるんですよね。これが・・・
でも、かなりの上級テクニックですので皆さん真似しないように。

ちなみにうちの60cmは、20Lを1ヶ月に1〜2回程度行っています。
やばいなと思う前に、早め早めの交換をお勧め
餌やりの多い水槽ほど早めの水替えを。
まめに交換しておいたほうが苔も少ないですし。

水替え時の注意
衣装ケースやゴミバケツなど、別の容器で海水を作って下さい。
容器の中ではパワーヘッドを回しておき、しばらく置いておきます。
全部溶けているようでも、実は完全に溶けきってないって事も有りますので。

特に冬場は温度合わせが必要です。
少量なら問題有りませんが、水替え量の多い時は、ぬるま湯で溶かすとかして温度を合わせておく事が必要です。

海水を吸い出すついでに、砂の上のデトリタス(ヘドロ)も一緒に吸い出しましょう。
デトリタスの中には、沈殿したリン酸などが含まれていますし、多いと苔が生えやすくなります。
ついつい砂も一緒に吸い出してしまうので、少々コツが必要ですが・・

微量元素補給(ミネラル補給)
サンゴの餌??となるミネラル分の補給ですね。
天然の海水の中にはいろんな物が有ります。
ヨウ素、ストロンチウム、マグネシウム、カルシウム、鉄、バリウム、ほう素、リチウム、マンガン、ポタシウム、ルビシウム、フッ素、アルミニウム、コバルト、モリブデン、硫黄、ニッケル・・・・・・・etc
なんじゃそりゃ!? ってな感じですね。
でも、この中で大きく消費される物や、殆ど消費されないもの、逆に有りすぎると悪影響を及ぼす物や、赤潮状態になる危険な物など色々有ります。

この中でも添加が必要なのは、消費の激しい物です。
消費された量だけ添加すれば水替えを伸ばす事が出来ますけど・・・・無理です。
この辺はもう「勘」と水替えによるバランス補正しか無いでしょう。

良く消費されるミネラル
ヨウ素 マリンアクアリスト No17の「プロフェッショナル・レクチャー」によりますと、水槽内で一番消費が激しい微量元素だそうです。
添加したヨウ素が24時間後には全く検出されなくなったとか!?
ヨウ素は気化で失われますので、スキマーでも取り除かれる物です。
強力な照明の水槽でも消費が激しいらしいです。

好日性サンゴに取り込まれている褐虫藻は光合成をすると活性酸素をサンゴの体内に発生します。
活性酸素が溜まると酸性になりサンゴは死んでしまいますので、サンゴはヨウ素から活性酸素消去物質(SOD)を作り、活性酸素を防御します。
ですから強力な照明の付いた水槽では特に消費が多いのです。
その他に、ヨウ素にはサンゴの免疫機能向上能を強化する働きも有ります。

ここまで書くと毎日でも入れたくなりますが、スキマーの有る/無しや、スキマーの調整、スキマーの能力、照明の強さ、生体の種類、生体の数、水槽の水量などで消費されるヨウ素の量は全然違うでしょう。
強力スキマー+強力照明の水槽でしたら多めに入れると良いと思いますし、今回のようなロースペックベルリンですとそんなに必要ないでしょう。

うちの90cmミドリイシ水槽は強力スキマー+合計750Wメタハラですので、毎日数滴入れてます。
但し60cm水槽には殆ど入れてません。(#/__)/ドテ
まぁ、それでもLPSやソフトコーラル飼育程度では問題無さそうなので良いのでしょう。

いろんな人の意見を聞くと入れてる量がバラバラです。
うちの90cmミドリイシ水槽とほぼ同じスペックなのに、忘れた頃に入れるだけでうちより状態の良い水槽をキープされている方もいらっしゃいます。
うちの60cm水槽とほぼ一緒のロースペック水槽の方が「ヨウ素を添加し始めて調子上がったでぇ〜」って方もいらっしゃいます。
ん〜〜〜どうなんだろ??

そんなに高価な物では有りませんので、餌感覚でとりあえず使ってみて様子を見られては?
とりあえずお勧めの1本です。
まぁ1本買っておけば結構もちますので、買っておいて損は無いと思います。
但し入れすぎると、藻が増えますのでご注意を。
カルシウム カルシウムもハードコーラルの骨格形成で必要な物ですし、スキマーでも良く取り除かれます。
但し、何もしなくても水道水やサンゴ砂の溶け出しで少しは補給されます。

とりあえず水槽内のカルシウムレベルを測定してみましょう。
400ppmを超えていれば問題無いでしょう。
それ以下だとカルシウムの添加が必要です。

方法は
 ・リキッド式のカルシウム お手軽ね。
 ・水酸化カルシウムの添加 リン酸を沈殿させる効果もあり。
 ・カルシウムリアクター 今回の水槽ではオーバースペックですね。ミドリイシ水槽用です。
ストロンチウム これもハードコーラルの骨格形成に必要な物です。
ミドリイシ水槽の場合は、カルシウムリアクターからも供給されます。
(リアクターの無いミドリイシ水槽でしたら添加した方が良さそうです)
ソフトコーラルや魚には関係ない物です。
結局、LPS飼育程度でしたら水替えで対応するぐらいで良いのでは?

入れるとしても、たま〜〜に添加するぐらいで良いでしょう。
マグネシウム 水替えで対応しましょ。

まぁ最初は何をどれだけ添加すれば良いのか解らない物です。
そんな時はとりあえず何か添加してみる手も有ります。
サンゴの調子が良くなったと思えば、その添加剤は意味があるのです。(いきなりは効果が現れないかも??)
サンゴの調子が悪くなってから添加しても手遅れでしょうけど・・

うちの60cm水槽(LPS+ソフトコーラル水槽)の場合。

昔は色々入れていました。微量元素マニアとでも言いましょうか。
でも現在は・・・・・何も添加してません (#/__)/ドテ
そんな状態でも、水替えだけの補給でタコアシやイソギンチャクはどんどん大きくなっています。
未だにこの水槽で★になったサンゴは有りません!(ライブロックに付いてきたミドリイシを除く)
水替えさえこまめにしていれば、この程度の生体なら結構いけるもんですな。
(うちの水槽に限っての事かもしれませんので、真似しないように)

添加する上での注意
添加剤類は入れすぎると苔の大繁殖を招きます。
特に鉄分の供給が多いと、シアノバクテリアや猛毒藻類の繁殖、サンゴの病気を引き起こします。
添加はほどほどに。

最近、いろんなミネラル分がまんべんなく詰まっている添加剤と言う物が売られています。
いろんなミネラル分と言う事は、殆ど消費されない物や、濃度が高くなると良くない物なども含まれているはずです。
このような消費されないミネラル分は水替えによってバランスを保つもので有って、下手な添加は非常に危険です。
良く減る物だけ添加して、その他は水替えでバランスを保つのが一番でしょう

詳しくはqnqnの日誌を見て下さい。(12月24日の日誌)
http://qnqn.csidenet.com/aquarium/monaco/m_diary2.html
スーリンのHPも参考にして下さい。
http://www.ne.jp/asahi/mc/minatomachi/conposition.htm

カルクワッサー(水酸化カルシウム)の添加
器具を揃えよう」の所に書いた水酸化カルシウムです。

ハードコーラルの骨格形成に必要なカルシウムを補給します。
使い方は、約1L〜2L容器に水を入れ、カルシウムの粉を大さじ1杯ぐらいだったか・・(思い出せない。スマソ)投入します。
良く振ってカルシウムを溶かします。
まぁ、カルシウムを入れすぎたとしても溶けずに残りますのでOKです。
しばらく放置すると、溶けきらないカルシウムが底に沈殿しますので、上澄みだけを点滴で時間をかけてポタポタと水槽に添加します。
沈殿した部分や白濁した部分を水槽に入れるとpHの異常上昇などを招きますので入れてはいけません。
オーバーフロー水槽の場合はサンプにカルクワッサー点滴をしましょう。
非オーバーフロー水槽の場合は、なるべく水流の早い所に落としましょう。

水酸化カルシウムの添加は、カルシウムレベルを上昇させる他に、pHを上昇させる効果もあります。
また、添加したカルシウムが憎きリン酸と結合して無害な形で沈殿しますので、リン酸の多い水槽には有効です。

ハードコーラルの多い水槽では水酸化カルシウムの点滴を大量に行わないといけません。
しかし、水酸化カルシウムの大量点滴は、サンゴの成長に必要なKH(重炭酸)を下げてしまいます。
ミドリイシ水槽などではカルシウム・リアクターを使ってカルシウム補給をするのが一般的です。
カルシウム・リアクターを使うと、カルシウムレベルとKH(重炭酸)レベルも上昇してくれます。
まぁ、イソギンチャクやソフトコーラルやLPS(オオバナやタコアシなどのポリプの大きなハードコーラル)が入った小型水槽ではカルシウムリアクターは不要です。下手すると逆にKHが上昇しすぎて危険かも。

点滴装置
点滴する容器は簡単に作れます。
http://room210.cool.ne.jp/acua/diy/catenteki/diykw.htm
ここに写真が載っていますので、参考にして下さい。
自作が駄目な人には市販品も有ります。

どのぐらい添加するのか?
私は過去の水槽で2〜3日おきに1L添加していました。
どのぐらいが最適かと言われると・・・・???? わかりません。
添加のしすぎでカルシウムレベルが危険なレベルまで上昇する事も無さそうですが、pHの上昇には気を付けて下さい。
白濁したカルシウム溶液を添加したり、水槽のKHが低い状態で添加するとpHの急上昇を招きます。
ここ見て下さい。
http://www.ne.jp/asahi/mc/minatomachi/phkhandca2.htm

水槽のKHが低い時に添加してpHが異常上昇した例です
../../../../../../www.geocities.jp/room210tant/diary0502/diary0502.htm#H1702_3

カルシウムは水道水の足し水やサンゴ砂の溶け出しでも供給されます。
RO浄水器を使っていると、カルシウムは濾し取られてしまうので、水酸化カルシウムを使った方が良いかもです。

現在うちの60cmベルリン水槽には水酸化カルシウムの点滴は行っていません。(#/__)/ドテ
リアクターなんぞも付いていません。ハードコーラルも良い調子です。
水酸化カルシウムなんて添加しなくても410ppmあたりを維持してる\(◎o◎)/!
しかもカルシウムリアクターの付いているミドリイシ水槽よりカルシウムレベルが高い!!!
RO浄水器を使っているので足し水からの供給は無いようですが、消費が少ないのでサンゴ砂から溶け出しているカルシウムで事足りてるのでしょうね。
但し、以前の60cmベルリン水槽には三日に一度、水酸化カルシウムの点滴をしていました。
今の60cm水槽よりは遙かに苔が出ない水槽だったので、リン酸除去に役立っていたのかもしれません。

結局、カルシウムレベルを測定して低いようでしたら添加して見て下さい。

その他
あまりいじらない
立ち上げ後はレイアウトが決まらなかったりして、いろいろつついてしまうもんです。
一度決めたレイアウトはなるべく動かさないようにしましょう。
ライブロックの上面、側面、底面にはそれぞれ適した生物が住み着きますので、そっとしておいてやって下さい。

底砂は絶対耕さない
底砂も深さによって住み着くバクテリアが違いますので、底砂を耕すと順序が変わって立ち上がるのが遅くなります。
しかも中層に発生している硫化水素が海水中に放出される恐れも有りますので非常に危険です。
底砂に埋まったライブロックも同様の理由から動かさない方が良いです。

たまにはライブロック掃除。
と言っても歯ブラシでゴシゴシじゃ有りません。
たまにスポイトでライブロックの表面に溜まったデトリタスを吹き飛ばしましょう。 
浄化能力が高まりますし、苔が生えにくくなります。
私はパワーヘッドでライブロックや底砂の表面に溜まっているデトリタスを吹き飛ばして、海水が濁っているうちにデトリタスごと吸い出して大量換水してます。
(これは水槽の調子が良い時にやって下さいね)

ホーム 戻る 次へ