アクアなデジカメ教室

4時間目

これだけは覚えて!!

実践の前に、まずこれだけは覚えて下され。

明るさ調整
デジカメのイメージセンサ(CCD)へ入る光の量の許容幅は実に狭いもんなんですよ。
しかし暗い部屋と明るい太陽光の下の光量は数百倍も違うのです。
だからデジカメのCPUはCCDにとって丁度良い光量になるように、あの手この手で光量調整をやってくれているんです。

さて、どんな方法で光量調整をやってるのかと言うと、シャッター速度可変絞り可変CCD感度調整の3通り有ります。
それぞれどんな違いが有るかと言うと、

シャッター速度可変 シャッターを開いている時間を可変する事で、画像の明暗が調整出来ます。

明るい時はシャッターが開いている時間を短く(シャッター速度を早く)すると、光量を減少出来ます。
暗い時はシャッターが開いている時間を長く(シャッター速度を遅く)すると、光を沢山取り込みます。
但し暗い時にシャッターを長時間開けてると、手ぶれします。
高速で動く物体を撮る時にはシャッター速度を早くしますが、暗い場所では暗い画像になってしまいます。

シャッター速度のマニュアル設定は、アクア撮影では結構有効なんです!
カメラの説明書読んでシャッター速度の設定が出来るようにしましょう。
ちなみにシャッター速度「125」とは1/125秒の事で、0.008秒の事です。
シャッター速度 (0.5秒) ブレブレですね。
シャッター速度160 (0.00625秒)
絞り可変 人間で言うと瞳孔です。カメラでは絞りと言います。
CCDの前にこんな瞳孔のような物が付いてます。
明るい時はこの穴を小さくすると、光量を減少出来ます。
暗い時はこの穴を広げて光を沢山取り込みます。

絞りはF値と言ってF22とかF8とか表現します。
数値の小さい方が穴が広く開いた状態で、光を沢山取り込みます。
但し絞りを開くと「被写界深度が浅い」と言ってピントの合う範囲が狭くなります。
数値を一番小さくした値がカタログに書いてあるレンズの明るさですね。
この数値を小さく出来るカメラほど明るいレンズが付いてます。

数値を上げて穴を小さく(絞った)状態です。
光を取り込む量が少なくなるので暗い画像になりますが、「被写界深度が深い」と言って全体的にピントが合い、シャープな画像を撮る事が出来ます。

まずは数値を上げて見ましょう。 「絞りを絞った状態」と言い、前も後ろもピントの合ったシャープな画像が撮れます。
アクア用途じゃ殆どこの撮影方法です。
しかし、なんちゅう被写体じゃ(>_<)
絞りをF22まで上げた状態。

では数値を小さくしてみましょう。「絞りを開けた状態」と言い、一部しかピントが合っていません。
これはグラビア撮影などでモデルさんを撮るポートレート撮影で使います。
人物にだけピントを合わせ、背景はぼかすテクニックです。
アクア用途じゃあまり使いませんなぁ・・・でも明るさを求めたら絞りは開けるしか無いし(>_<)
ちなみに普通のデジカメじゃここまではボケませんけど。
絞りをF1.8まで下げた状態。
CCD感度調整 光をCCDで電気に変換した後の電圧増幅率です。
明るい時は増幅率を下げます(TVの明るさ調整ボリュームを下げる感じ)
暗い時は増幅率を上げます(TVの明るさ調整ボリュームを上げる感じ)
あまり増幅率を上げると、暗電流と言って光とは関係のないノイズまで増幅してザラザラした画像になります。

ISO感度はISO100とかISO400とか表示され、数値の高い方が増幅率が高くて暗い所に強くなります。
ISO125で撮った画像をピクセル等倍で切り出した画像。

ISO500で撮った画像をピクセル等倍で切り出した画像。

銀塩フィルムカメラでも粒子の荒いISO感度の高いフィルムを使うと、ザラザラした画像になるでしょ?
そんな感覚です。

クローズアップレンズ 又はマクロレンズ 又は虫眼鏡使用法

水槽撮影では良く使うマクロ撮影。
カメラの設定をマクロモードにして撮影するだけなんだけど・・・どうもイマイチって事有りません?
そんな時の為にクローズアップレンズの使い方覚えておきましょう。

だいたいなんや?そのクローズアップレンズっちゅう物は? 実はただの凸レンズなんです。
良く聞くマクロレンズも同じ凸レンズです。
クローズアップレンズマクロレンズもマクロ撮影をする為のレンズで、ピントの合う距離(焦点距離)の表記が違うだけの物です。

凸レンズと言う事は
クローズアップレンズ = マクロレンズ = 虫眼鏡 = 老眼鏡・・・・ですね。
どれも近くを見る為の物でしょ?
さすがに老眼鏡をカメラに付けれないけど、虫眼鏡をレンズの前に付ければ結構マクロ撮影可能です!!

さて、クローズアップレンズとはどんな物でしょう。
こんな物です。
これをレンズの前に装着する訳です。 フィルターの一種ですな。
って事は!! レンズにフィルターが装着出来るカメラに限定されてしまいます。
フィルターが装着出来ないカメラの場合は、虫眼鏡で代用して下され。

さてさて、クローズアップレンズって、どんな時使うんでしょ?

被写体とカメラまでの距離が20cm有ります。被写体が水槽の奥に有るので、これ以上近づけません。
被写体を大きくズームして撮りたいけど、このカメラではズームした時、50cm以上離さないとピントが合いません。
50cmも離してしまうと、いくらズームしてもちっちゃく写ってしまいます。 こりゃ困った・・・・

そこでクローズアップレンズなどの凸レンズの登場です。

焦点距離20cmのクローズアップレンズをレンズの前に装着して、ズーム最大にします。
被写体とカメラの距離を20cm離すと、ズーム最大でもピントが合います! この位置ならズーム全域でピントが合います。

この焦点距離ですが、ズーム望遠側になればなるほどピントの合う位置が狭くなり、焦点距離前後に限定されてきます。
高倍率ズーム搭載カメラの場合、オートフォーカスが殆ど効かなくなりますので、カメラを前後させてピント合わせして下さい。
3倍ズーム機程度でしたら、ピントの合う位置が広いので、それほど焦点距離を考える必要は有りません。
全体的にピントの合う範囲が手前になった感じです


クローズアップレンズの焦点距離はNo2,No3No4,・・・と言うNo表記になります。(メーカー純正の物は、そのまま「mm」で表記されている物も有ります。)
「No2」とは逆数を取って 1÷2=0.5m  No2は焦点距離50cmのレンズの事です。
「No5」とは逆数を取って 1÷5=0.2m  No5は焦点距離20cmのレンズの事です。
だから被写体とカメラの距離によってレンズを選択する訳です。
ちなみにNo2とNo5ではNo5の方が近づけますので、大きく写せます。

普通に売ってるクローズアップレンズは、No1,No2,No3,No4,No5です。
ええ? それじゃ被写体まで14cmの場合どうすれば良いの?
そんな場合はレンズを複数枚重ねて使用します。
「No3」と「No4」を2枚重ねると焦点距離は 1÷(3+4)=14.2cmとなります。
そうなんです。 逆数で表記する事により、重ねた時の計算がやりやすくなってます。

メーカーのサイトも覘いてみましょう。
    ケンコーのサイト
    ハクバのサイト
    マルミのサイト
クローズアップレンズにはACタイプとMCタイプが有ります。
何が違うかと言うと、画像周辺部のシャープさが違います。
ズームが望遠になればなるほどレンズの精度が影響してきますので、高倍率ズーム機の場合は迷わずACタイプをお勧めします
ちなみに光学5倍ズーム機に装着して、望遠端でACとMCを比較したのが下の画像です。

MCクローズアップレンズ 安い!!
レンズが1枚なので、周辺がちとボケる。
これ周辺の画像を切り取った物。
ACクローズアップレンズ 高い!
レンズ2枚で、周辺のボケを補正してます。
これも周辺の画像を切り取った物。

クローズアップレンズにはいろんなサイズが有りますので、買う時は自分のカメラのネジ径を調べておきましょう。
カメラによっては取り付けアダプターが必要な物も有ります。
クローズアップレンズを使用したマクロ撮影については、以前日誌にも書きましたので、見て下され。
ここ
http://www.geocities.co.jp/AnimalPark-Pochi/2048/diary0212/diary0212.htm#H1412_5

マクロレンズについて。
クローズアップレンズと全く同じものです。
焦点距離が「50mm」など、直接距離で表記されています。

虫眼鏡について。

虫眼鏡には焦点距離の表記は有りませんが、近似的に調べる方法は有ります。
昔やった太陽光で紙を焦がすやつです。
この図のようにレンズを前後させて太陽光を一点に集中させます。この時の紙とレンズの距離が、ほぼ焦点距離になります。
部屋の蛍光灯みたいな近い光源だと誤差が大きくなりますので、太陽光のような遠い光源の場合に限ります。 
焦点距離は短い方が大きく拡大出来ます。

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