アクアなデジカメ教室

7時間目

実習時間3

魚をアップで撮りましょう
その1 置きピン
先生:それではこの時間は魚を撮ってみましょう。
生徒:任して下さい!
\(>o<)/ギャーッ!  うまく撮れないんですけど・・・・

魚が画面に収まらないし、ピント合いません(T_T)
先生! このデジカメ、シャッターが切れるの遅すぎて魚を撮る事が出来ません!

先生:これ、デジカメの宿命やな。(T_T)
デジカメの場合、シャッターを押してからオートフォーカスが働き出し、ピントが合った時、初めて画像を取り込みます。
このオートフォーカスってのが遅いんですわ。
と言う事は、オートフォーカスを使わないか、オートフォーカスがすでに終わっていればレスポンス早い訳。

1,まず、ライブロックか何かにカメラを向けてシャッターボタンを半押しします。
すると、このライブロックにオートフォーカスが働きます。(この時の岩とカメラの距離を覚えておきます)
2,シャッター半押しのまま、カメラを違う場所に移動させ、先ほどの岩とカメラの距離と同じ距離に魚が来るとシャッターを深く押します。
すると、オートフォーカス動作をしないでシャッターが切れるので、レスポンスも早い訳ですね。
マニュアルフォーカスの付いたカメラだと、半押ししなくても,の場所でマニュアルピント合わせしておくだけで良いから指が楽です。
ちなみにこの撮影方法を「置きピン」と言います。
被写体にいちいちフォーカスを合わせるのでは無く、フォーカスが合う所でシャッターを切るのですね。

それと、魚撮影は基本的にフラッシュ焚いた方が楽ですし、シャープな画像が得られます。
但し、フラッシュの写り込みには気を付けて、少し斜めから撮ってみましょう。
もしくはレンズをガラス面にピッタリくっつけてフラッシュの写り込みを防止しましょ。
それでは撮ってみましょう。
生徒:はい!
どうです!? ばっちりでしょ?
先生:綺麗に撮れましたね。
フラッシュを焚くと、自動的に絞りが絞られてシャープな画像を撮る事が出来ます。
ピントの合う範囲(非写界深度)が広いのも特徴です

せっかくの置きピン教えたんだから、泳いでる姿を撮りましょう!!
生徒:は〜い。
これどうでしょ!? ちょっとピント甘いけど・・
先生:良くできました。

今まで撮ったのは、どちらかと言うと図鑑タイプの写真ですね。
綺麗なんだけど、実際目で見たのと違いますよね?
今度は難易度を高めて、フラッシュ無しで撮ってみましょう。
ちなみにフラッシュ無しで撮る場合は、出来る限り水槽内を明るくして撮りましょう。
水槽が明るいとシャッター速度を稼げるので、ブレのない写真が撮れます。

そしてシャッター速度を設定出来るカメラではシャッター速度を速めに設定して見て下さい。
マニュアル操作出来ないカメラでは「スポーツモード」に設定しましょう。
生徒:はい。
こんな感じはどうでしょう?
先生:フラッシュ焚かない方が自然な感じでしょ?
ピントの合う範囲が狭い(非写界深度が浅い)方が立体感の有る写真撮れますし。
この調子で、置きピン駆使して躍動感の有る写真撮ってみて。
生徒:出来るか・・・?
どうでしょ?これ!?
手前に勢いよく泳いで来ているクマノミにピント合いました! 偶然!?

先生:そうです。偶然。
基本的に、魚撮影は「数打ちゃ当たる」ですので、どんどん撮ってどんどん失敗しましょう。
生徒:はい! フィルム代不要ですしね。
躍動感有るでしょ? 立体感もバッチリ!


その2 バ○チョンカメラで暗〜い水槽の魚を撮る。
先生:それでは意地悪な課題。
暗〜〜い水槽の中の魚をフラッシュ無しで撮ってみましょう。
カメラはヤフオクで買った激安オリンパスのC-860。
マニュアル操作の出来ないバ○チョンカメラです。
水槽は実習1時間目の水槽を蛍光灯1灯だけにした物です。
さぁ、撮れるかな?
こんな水槽です。 見た目はここまで暗く無いけど・・
生徒:これで本当に撮れるんですか???
とりあえず手ぶれ防止の為に三脚を使って撮ってみます。

やはり・・・クマノミは一体何処に居るのでしょう? (T_T)
先生:こりゃ酷い被写体ブレですね。 イソギンチャクの右上にクマノミらしき姿が・・・(>_<)
カメラで撮ったjpg画像には、必ずExif情報と言って、撮影時のパラメーターが埋め込まれています。
この画像のExif情報を専用ソフトで読み取って見ると、
   シャッター速度 1/2秒(0.5秒)
   絞りF2.8
   ISO感度387
   露出補正 ±0
シャッター速度が0.5秒も有りますね。
暗いから、光を長時間取り込まなくては明るい画像にならないんです。
生徒:シャッター速度0.5秒じゃブレて当然ですね。
でも、フルオート機でどうやってシャッター速度を早くするのです?

先生:手っ取り早いのは「スポーツモード」に選択する事なんだけど、このカメラには付いてませんね。
ん〜〜(考え中)
ISO感度が387って中途半端な数ですよね。
ここは思いっきり最大のISO500まで上げてみましょう。
この機種は直接シャッター速度を設定出来ませんけど、ISO感度を上げるとシャッター速度が短くなるはず。
生徒:はい!やってみましょう。
かなりマシになりましたね。
先生:Exif情報を見ると、シャッター速度が1/10秒(0.1秒)まで上がってますね。
今度は露出補正を思いっきり−2.0まで下げて暗い画像を撮ってみましょう。
生徒:はい。
かなぁ〜〜り暗くなりましたが、クマノミが見えます!!
先生:Exif情報を見ると、シャッター速度が1/34秒(0.029秒)まで上がってますね。
ここまで上がれば大丈夫でしょう。
でも、このままでは暗い画像なので、レタッチソフトで明るさとコントラストを上げてみましょう。
生徒:はい。
ををを〜凄い。かなりマトモになりましたね。
先生:最初の状態から比べると、かなり良くなりましたね。 この状況じゃこれが限度かな?
これはマニュアル機でも応用出来るので、是非皆さんやってみて下され。
ズーム機ではズーム側より、ワイド側の方がレンズが明るいので、なるべくワイド側の方を使った方がシャッター速度を稼げます。
まぁ、こんな事をするより、水槽の照明を明るくした方が確実ですけどね。


その3 携帯電話のカメラで暗〜い水槽の魚を撮る。
先生:それでは携帯電話で撮るとどうなるでしょう?
生徒:携帯電話で撮れるかなぁ。
ぎゃ! やっぱり・・・・それにしても酷い(>_<)

先生:シャッター速度を早くする為に、「スポーツモード」に設定してみましょう。
生徒:はい。やってみます。
をを〜〜かなり良くなりました。

先生:さらにシャッター速度を早くする為に、露出(明るさ)設定を−2にしてみましょう。
どんな携帯電話のカメラにも付いてるはずです。
たぶん、上下ボタンで設定だと思いますよ。
生徒:ほんとだ。 設定出来ました。
さらに改善されたようですね。 色合いもマトモになったようです。

先生:この携帯電話の画像の場合、Exif情報にシャッター速度が記入されていないので、実際早くなってるのかわからないのが残念ですね。
でもシャッター速度は確実に早くなっているはずです。
−2に設定しても、あまり明るさが変わってないのも残念ですけど・・・もう少し暗く出来れば効果大きいはずです。
この技は水槽撮影だけじゃ無くて、ブレやすい室内撮影では有効ですので、是非お試しあれ。

参考までに、この水槽の蛍光灯をもう一本追加して明るくしてみましょう。
生徒:水槽内が明るくなりました。
をを〜〜威力絶大です!

先生:やはり照明は大切ですね。
ちなみに、先ほどの暗〜い状況を高級カメラで撮るとどうなるんでしょ?
生徒:お任せ下さい。SONY DSC-F707で撮ります。
ISO400、シャッター速度1/125秒です。

先生:ゴメン。 比べちゃ駄目だよね。(>_<)

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