自作

青色LEDと紫外線LEDを使ったスポットライト自作(2003年4月記)

今回は青色LEDと紫外線LEDを使った夜用ライトの製作です。
前回、白色LEDを買った時のついでに、青色と紫外線LED買ったんだけど、これが又ええ!メタハラ点けた時とは全く違った世界!
でも絶対的な明るさが無いので、メタハラ消した夜間用です。
まぁ明るさに期待はしない方が良さそうです。

まずはLEDの購入先ね。 今回は2カ所で買ってみました。
若松通商のここ http://www.wakamatsu-net.com/cgibin/biz/page.cgi?cate=1901&page=0
秋月電子通商のここ http://akizukidenshi.com/catalog/opto.html

LEDについておさらい

LEDが普通の照明と違うのは、LEDは単色光源で、赤外線、赤色、黄色、緑色、橙色、青色、紫外線などの種類が有ります。
白色LEDは青色LED素子に黄色反射板で2色を混合して擬似的な白色を作ってますので、効率が悪く演色性も良くありません。
詳しくはココを見て下さい
蛍光灯や白熱電球やメタハラは白色の発色で一番効率が良い光が出ますが、青色などの単色にすると光量が1/4程度に落ちてしまいます。
白色蛍光灯と青色蛍光灯を比べると青色の方が暗いですよね。
LEDは逆に青色などの単色光が一番効率が良く、白色にするには逆に効率が落ちてしまいます。(同じLED単色なら赤色が一番効率良いですが・・)
つう事は白色照明より青色照明にLEDを使う事は非常にマッチングが宜し。
紫外線LEDになると、さすがに目の感度が低い領域ですので、見た目超暗いです。
但し蛍光色を発光させるエネルギーは大きいので夜用サンゴ水槽には向いていると思います。

LED最大のメリットは寿命が長い事です。
市販LED照明器具のカタログを見ると「寿命*****時間」とか書いてありますが、実際にLEDデバイスメーカーのデータシートを見ても寿命なんて書いてありません。
いったいこの寿命は何処から出てきてるんでしょうか?LEDの寿命はLEDに流す電流とおおいに関係有ります。
LEDが出す光量はLEDに流す電流と比例します。 但し電流の大きさが一定のレベルを超えると、電流を増やしても飽和してあまり光量が増えなくなってしまいます。
光量を稼ごうと電流を多めに流すと温度が上昇し寿命が短くなり効率も落ちます。
少なめに流すと効率は良く寿命も長〜〜〜くなりますが、光量とコストパフォーマンスが落ちます。
ですから流す電流で寿命も効率も全然違って来る訳ですね。
市販の超高輝度LEDライトにはLEDに放熱器を付けて多めの電流でも寿命を延ばせるように工夫した物が有ります。

注意しなければいけないのがデータシートに載っている「絶対最大定格」を超えて電流を流さない事です。
これを超えると極端に寿命が短くなってしまいます。
日亜化学の青色LEDのデータシートはこちら。
http://www.nichia.co.jp/specification/jp/led_lamp/NSPB500S-2122B.pdf

今回買った青色LEDの説明(2003年4月の価格ですので、現在はもっともっと安くなってます)

秋月で購入したLED 若松で購入したLED
型番 OSUB5111A TOL-ZOaUBdCEa
サイズ 5φ 10φ
輝度 2800mcd 3500mcd
中心波長 470nm 470nm
価格 ¥150 ¥260

若松で買ったLEDは3500mcdに惹かれて10φの物を購入しました。
ちとでかくて、お高いのが難点。
点灯比較してみると、全然色も照度も変わりなし・・・(#/__)/ドテ
わざわざでかくて高いLED買うんじゃ無かった。
5φのTOL-50aUBdCEa で十分でしょ。

今回買った紫外線LEDの説明

秋月で購入したLED 若松で購入したLED
型番 OSSV531 SDL-5N3CUV-A
サイズ 5φ 5φ
輝度 不明 不明
中心波長 405nm 395nm
価格 ¥200 ¥280(10個で¥2200)

400nmより大きな値が可視光線で、400nmより小さな値が紫外線です。
中心波長が400nm前後だと言う事は、可視光線(紫色)と紫外線(UV−A)が半分半分出てます。
目に見える光が半分って事は・・・無茶暗い紫色です。
(青色照明の色温度をさらに高くすると紫色になると思って下さい)
しかぁ〜し! 真夜中の水槽を照らすと怪しい!
ようするにブラックライトと紫照明を混ぜた感じと思って下され。

有害な紫外線は出てないのでしょうか?
紫外線チェッカーで測定すると、有害なUV−Bはゼロでした。
て事はさらに有害なUV−Cも出て無いでしょう。
ま、出ていたとしても、メタハラに比べると屁みたいな量です。

2種類のLEDを比べると、同じ5φでも中心波長が違います。
若松の方がちょい紫外線よりか?
点灯比較してみると、秋月の方が紫寄りなので、明るく感じます。
アクア用途には明るい秋月の方が良いですね。 安いし・・・(又、無駄遣い)

回路

回路はこんな感じ。
白色投光器では抵抗の個数削減と効率アップの為に、LEDを高電圧で直列駆動していましたが、今回はLEDの個数が少ないので、並列駆動してみました。
LEDは基板に直接半田付けするのでは無く、2列DINコネクタを実装し、LEDを抜き差し出来るようにしています。
電源は携帯電話用5.8Vが転がっていたので流用。 
電源に200Ωの負荷抵抗を接続して電圧を測定すると、6.0V有りました。
LEDに20mA流して、電圧を測定すると、LEDの順方向電圧は約3Vでした。
以上の事から、LEDに20mA流すには、制限抵抗Rの値を

R=(6V−3V)/20mA
R=150Ω
ま、150〜200Ωの抵抗が良いでしょう。

製作

電源は転がっていた携帯電話の電源。
DOCOMOの旧P用5.8Vね。
コネクタは一般的なDC電源用に交換しました。

この電源は、サイズの割にでかい電流容量で、730mAも有ります。
(新しい携帯のは同じ電流で、もっとちっちゃいけど)
スイッチング方式だし、結構優秀ね。 もったいないもったいない・・・
LEDだと並列駆動で、36個ぐらい点灯させる事が出来ます。
使った灯具は白色LEDの時使ったこれ。
元々ハロゲン用の中古灯具。
コネクタと抵抗をユニバーサル基板に実装して、灯具に取り付けたところ。
このようにLEDをそのままプスりと差し込んでいます。
でっかいLEDは青色LEDです。
点灯〜!
下の紫色のLEDが紫外線LEDね。
LEDの配光は狭いので、LEDの足を曲げて配光を変える事が出来ます。
色具合も、紫外線LEDと青色LEDを取り付ける割合を変える事で色温度可変可能。
もちろん白色LEDも取り付け可能!

こりゃ素人でも製作簡単ね。
てな事で命名しました。
命名「素人投光器」
・・・・・・・(-_-;)
もっと良い名前は・・・・
再び命名「ダニ・クール 夜用(多い日も安心)」
・・・・・・・(-_-;)

それではメタハラ消して水槽を照らしてみましょう!

これはメタハラでの画像。
まずは青色LED

ん〜全部青色に見えるような・・・
でも蛍光緑色と蛍光オレンジ色には異常に反応します!
特に蛍光緑色は自分で発光しているみたい。

中央のスタポが光ってます!
もちょっと蛍光緑色のサンゴの多い所で撮れば良かった・・・・

前回製作したダイクロイックフィルター照明と良く似てる。
紫外線LEDの様子。

怪しい・・・怪しい〜  怪しいど〜!
石灰藻やLRが怪しいド紫に見える・・・
ショウガのポリプが光ってます!
スタポも発光してる!?

メタハラ光源の下とは全く違った色合いに見えて面白い!
おまけ。
アサヒの電球型ブラックライトです。
蛍光灯型ブラックライトよりは紫外線LEDに特性が似てます。

怪しいのは怪しいけど、暗いど〜!
30Wのくせに、0.12Wの紫外線LEDより暗い・・・・(-_-;)
(照射範囲は広いけど)

次回は蛍光灯型ブラックライトや、ブルー蛍光灯との比較もしてみましょう。

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