自作

メタルハライド・ランプ1号自作(岩崎アイクリーンエース&ブルー球)2000年記

ナチュラルシステムの必需品 「メタルハライド・ランプ」 ついに買う事にしました。
しかしアクアリウム用250Wとなると、高い高い。 8〜9万円前後が相場でしょうか。
お金のない私は、部品を集めて組み立てる事にしました。
まずは各メーカーのデータブックを集めます。 岩崎、東芝、松下電工、NEC、USHIO、オーデリック、オスラム・・・
無脊椎飼育の場合10000Kが一般的ですが、10000Kはあまり生産されていない為か、ランプの価格が3倍近くします。
そこで一般的な6500Kに色温度コンバージョンフィルターを取り付けて10000Kに近づける事にしました。
(注:これは2000年に書いた記事です。 現在は20000Kなどブルー球が一般的です。)

メリットは
   ・6500Kの方が一般的な為、球が安い!
   ・6500Kの方が寿命が1.5倍ながーい!(9000時間)
   ・水銀灯用の安価な安定器が使える。(150Wの安定器より遙かに安い!)
   ・光束(光の量)が10000Kの2倍〜4倍 明るい!
   ・口金が一般的なねじ込み式が使える。 日本では殆どねじ込み式。(高所での交換が簡単なので)
   ・10000Kは分光スペクトルがトゲトゲな物が多い。 6500Kは分光スペクトルが均一で太陽光に近い。

どーです! いいでしょ!
6500Kの球はサンゴに必要な波長をすべて含んでいます。 ただ、サンゴに不必要な長い波長も多いのです。
しかもそのまま使うと、水槽の中が黄色く見えて良くない。
そこで色温度コンバージョンフィルターを取り付けて不必要な波長をカットしてやれば青っぽくなるのです。
色温度コンバージョンフィルターを使用するデメリットは光束が低下する事ですが、球自体の光束が4倍ちかいので10000Kのフィルター無しに
どれだけ近づけるかです。

実はスーパークール・マリンブルーも6500Kの球を使ってます。
ただスーパークールは透過式のフィルターで無く反射式のフィルターを使ってブルーの光が出てる訳ですね。
色温度コンバージョンフィルターは東急ハンズの照明コーナーで「コンバージョンフィルター」として売られています。
色温度を上げるブルーのフィルターと下げるマゼンダ系のフィルターがそれぞれ6段階有りますが、私は「B−4」を購入しました。 ¥1,200です。
間違ってもよく似ている照明効果用カラーフィルターを購入しないように。

紫外線対策は無し。 強化ガラスとフィルターでかなりカットされてると思います。

購入先は、うちの会社に出入りしている電気屋さん。 気になる価格はフィルターも含め2万円台で済みました。
安定器は低力率の安いタイプが生産中止になったのでちょっと高いけど高力率にしました。
ちなみに高力率だからと言っても電気代が安いと言うことは有りません。

それでは 点灯!

確かに明るい!
問題の色温度は 多分いい線いってると思う。 並べて比べないとわからない。
でも以前のブルー蛍光灯と17000kの組み合わせ蛍光灯に比べると普通の白に見える。

いまいちなのが笠の指向性。 あまりにも光が広がるから無駄なところまで照らしている。(こうやってパソコン打っていると日焼けしそう)
しかも中心にもの凄い集光点が有り、この場所じゃサンゴが焼けそう。
もすこし均一な照射してくれれば良いんだけど・・・
それにしてもごちゃごちゃしてしまった。 灯具も工場用だし・・・まえっか。

今回揃えた部品は下記の通り。 フィルター以外すべて岩崎製
近所の照明屋で注文出来ると思いますが、近所に無い場合はネットでも買えますhttp://www.shining-star.co.jp/index.htm

カタログを見たい人はクリック)
ランプ MT250DL(アイクリーンエース)
安定器 H2.5TC1B41(高力率)
SAW411G(強化ガラス付き)
ホルダ Y39−004P
フィルター B−6


こんな感じで送られて来ます。
部品を組み立てて配線するだけ。



こんな感じ。
命名「工場の月」
それにしてもでかい・・・・・・


取り付け後1ヶ月

真っ茶色だったミドリイシがメタリックぽいミドリになってきた! でもシライトイソギンは居心地悪いみたい。
良いのか悪いのかわからないけど、ミドリイシは喜んでいるので良しとしましょう。

気になった事1
    笠の配光特性が悪い。 水槽以外をばんばん照らすのと、中心部だけ無茶苦茶明るい。 もっと均一に出来ない物か・・
    東芝ライテックの笠の方が配光特性を調整出来るのでいいみたい。 かっこも良いし。

気になった事2
    なーんか色温度が低くなったと思えば、色温度コンバージョンフィルターの一部が茶色く変色していました!
    いちばん光量が強い場所だったので、熱か紫外線による退色でしょう。
    とりあえず車用のUVカットフィルムを貼って様子を見ます。

気になった事3
    ショップのab10000k 250Wと比べてみました。  がっかり。 やっぱab10000kはきれいに見えます。
    うちのメタハラは見た目「水色」ですが、ab10000kは「紫に近い青」でしょうか。 サンゴの蛍光色がきれいに見えます。
    やっぱ球の定価が3倍近くするだけ有って違います。 ショック!
    でも上を見ればきりがない。 安いからいいんです。 どうせきれいなミドリイシを入れる水槽でもないし・・・(開き直り)
    とりあえずブルーの蛍光灯を2本補色用に追加したところ、多少きれいになりました。 当分これで行きます。

取り付け後1.5ヶ月

どうも最近水槽の中が黄色っぽくなってきたと思ったら、色温度コンバージョンフィルターの全面が茶色に・・・・・
フィルターを外すと、元の白に戻った。 色温度を上げる予定が下げていました。(T_T)
ちょうどハロゲンランプを実験していた時に買った車用の「イオンヘッドランプフィルム」(車のヘッドランプに貼り付けると、青白くなるやつ。)
が手元に有ったので貼ってみたところ、これが実にいい!
色温度コンバージョンフィルターの場合水色っぽくなっていたのが、ちゃんとスーパークールみたいな紫っぽい色が出ました!
又、茶色くならないように少しガラスから離して取り付けました。

結論
いろいろな人に話を聞いてみましたが、6500Kでも問題なくサンゴは育つそうです。
問題は、6500Kでは水槽が黄色っぽくなり、サンゴの美しさが引き出せない事。 特に蛍光色が浮き上がって来ない。
フィルター装着で結構効果は有るのですが、やっぱ10000Kにはかなわない・・
でも値段が全然安いので、こういう選択肢も有りかもね。 わたくしゃ当分これで行きます。

取り付け後1年半(2002年3月)

あれからいろいろ有りました・・・・・・
岩崎1灯から東芝ブルーを追加して、合計500W
岩崎1灯だと、あまり気にならなかったのですが、ブルーが横に居ると6500Kが黄色く見える・・・・当たり前だけど。
ブルー球だとサンゴの蛍光色が浮かび上がって見えるのに、6500K+ブルーフィルターでは蛍光色がさえない・・・・
そろそろ1年半も経ち6500Kランプも色温度が下がり、光量も落ちてきたので球を交換する事にしたのですが、
いろいろ考えた結果6500Kを諦め、岩崎のブルー球と交換する事にしました。
ブルー球では色が上がりにくいサンゴには10000K150Wを用意します。
これで90cm規格水槽に650W! アホやアホや・・・・・

これまで1年半使った6500Kの長所、短所をまとめてみました。
良かった事。
   ・たしかに球の寿命が長い! 後から付けた東芝ブルー球の方が先に駄目になった。
   ・ミドリイシの成長が凄い! さすがアキリン氏が6500Kを使ってる理由が解った。
   ・ブルー系ミドリイシの色揚げは大成功。 ピンクはいま2ぐらい・・

良くなかった事
   ・6500Kゾーンが黄色く見える・・・・
   ・蛍光色が冴えない。
   ・グリーンのミドリイシには向かない。 真っ茶色。 成長は凄いけど・・・
   ・全体的に6500Kで色が上がったミドリイシは少ない(-_-;)

って〜事で、岩崎のブルー球を買ってしまいました!


上が岩崎のブルー球 型番「M250LE/V」
下が東芝のブルー球。
岩崎の方が一回り大きくて、発光部分がちょっと長い。
素人考えで行くと、岩崎の方がアーク長が長いので長持ちしそう?

左が岩崎のブルー球。 右が東芝のブルー球。
比較しやすいようにティッシュを灯具の前に貼り付けてみました。
ありゃりゃ・・・・全然明るさが違う! しかも東芝はブルーで、岩崎は青白い感じ。
そう言えば東芝の方は寿命だったんだ・・・・・
状況が違うので比較は出来ませんでした。

今度は、左が1年半使用の6500K。 右が岩崎ブルー球。
新品だと6500kの方が断然明るいはずだけど、さすが1年半物との比較じゃ、
岩崎ブルーの方が明るいやんけ?
結構いい感じでしょ?
250Wのブルー球と言えばコーラルグロウやアストロビームが有名だけど、
お金無いんだから仕方ないよね。

最終的には岩崎ブルー250Wを2灯と10000K150Wを1灯にする予定です。

ブルー球取り付け後(2004年4月)

ミドリイシの色揚げに関しては結構いけると思います。
つうか、現在はスーパークールとMT−150&コーラルグロウを使ってますが、今までで一番ミドリイシの色が上がってた時は岩崎のブルー球使ってた時でした。
まぁ水質の問題の方が大きいとは思いますが・・・
球の色はコーラルグロウも岩崎ブルー球も同じような感じです。 東芝ブルー球の方がもう少し色温度高いかな??
ですからアクア用途には全く問題無いと思います。

但し・・・・
  ・灯具がでかすぎ!
  ・中央にスポットが出来るので配光が悪すぎ! 
  ・格好悪すぎ! ロケットの噴射口みたい。
  ・球の寿命が悪い! まだスーパークールや両口系のランプの方が長く使える。

てな事で岩崎は撤去してスーパークールとMT−150&コーラルグロウを設置したので有ります。
特に最近、両口系150Wランプの安い物が出始めた事と、両口系の方が寿命長いので、岩崎250Wのコストメリットもあまり無いでしょう。
但し150W両口の灯具は高いですけど。


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