アクア放浪記

アクア放浪記2015年4月

4月
3日

TRITON・METHODへの道 なんやそれ編

という事で、TRITON METHOD立ち上げに向けてぼちぼち準備を進めております。。
今回いきなりTRITONを導入する事になったのは、輸入代理店のオーシャンアースさんがプロショップでの国内先行トライアルと平行して一般ユーザーのトライアルテスターも募集されてるとお聞きし、ついつい手を挙げたと言う訳です。
テスターとは言えタダでは無いので、TRITONに力を入れておられるCoralLabさんから購入致しました。

ちなみに国内でTRITON水槽を見る事が出来るのは
CoralLabさん
B-BOX Aquarium(八潮)さん
aqua sun marineさん
NEO WAVEさん
です。

そもそもTRITON METHODってなんぞや?
とりあえず知ってる限りでささっと説明致します。
トリトン・システムと言った方がわかりやすいかもしれませんが、正式にはトリトン・メソッドです。
そういやベルリンシステムが日本に導入された頃もベルリン・メソッドと呼ばれていました。
懐かしい・・・

最近あちこちでトリトン水質検査を聞いた事が有ると思いますが、トリトン・メソッドはトリトン社推奨の機材、飼育方法に従い飼育する事を言います。
具体的には

海水の成分を高精度で測定し、足りない物を足し、多い物を減らします。
ドイツTRITON本社に海水サンプルを送り、微量元素成分を高速液体クロマトグラフィー や発光分光分析法などを用い研究室レベルでの高精度測定を行います。
(画像はオーシャンアースさんよりお借りしました)


33項目の検査結果がドイツからネット経由で結果が来ます。



足りない物はトレースベースという各種微量元素が用意されていますので、TRITON社からの指示に従い添加します。

過剰な成分はピュアソルトと呼ばれるミネラル成分の低い塩で水替えしたり、吸着剤、デトックスと呼ばれる添加剤などで成分を減らします。


リフジュームを設置
リフジューム(海藻水槽)を設置します。
水槽の状態に応じて栄養塩の吸収と放出に作用するサージタンク(栄養塩のバッファー???)的な役割をするらしいです。

ボーリングメソッドによるKHとCa管理
Caリアクターを止め、「ベースエレメント1,2,3」と呼ばれる3液の添加によるKH,Caの管理を行います。
たぶんCaリアクターだと予期せぬミネラルが溶け出すので、コントロールが難しくなるからではないかと思います。
同様の理由により、水槽の底砂も薄く敷く事を勧めています。
これも砂の溶け出しによるミネラルの放出が理由だと思います。
水槽内に必要な微量元素は、基本的に海水の素とベースエレメントからのみ供給という事です。

浄水器にトリトンDIシステムを追加
RO浄水器にはDI(イオン交換樹脂)が必要で、水道水やRO(逆浸透膜)のみの浄水器は使用不可となっています。
これも足し水や水替えの水から余分な成分が混入する事を防ぐ為です。

燐酸吸着剤用フィルター設置
燐酸(PO4)吸着剤の常時使用が勧められています。
TRITON社では「AL99」と呼ばれるアルミナ系吸着剤が用意されています。

その他制約
  ・メインポンプの吐出量は1時間で水槽水量の10倍である事
  ・スキマーは必要
  ・UV殺菌灯やオゾナイザーを使用しない。(使用禁止ではなく、使わない事を推奨)



以上がおおまかなTRITON・METHODの説明です。
詳しい事はぼちぼちと続編で書いて行きます。

水槽のシステムと言うと独特な濾過システム・・ってイメージですが、TRITON SYSTEMは濾過に関して特殊な事はしていません。
近年流行りの炭素原やアミノ酸も添加しません。
色揚げ狙いの特定微量元素ブースト添加や、重金属による渇虫藻コントロールも御法度です。
ようするに「生育重視 安全第一 水替え低減」のシステムですね。
でも微量元素の成分コントロールが出来ると言う事は、色揚げ狙いの特定微量元素添加や、重金属添加による渇虫藻コントロールも安全に出来ると言う事です。

また微量元素が減って行く傾向を把握しておけば、水替えサイクルを極限まで減らす事も出来ます。

とりあえずマニュアルに従い立ち上げてみますが、工夫次第で色々アレンジ出来ると思います。
つづく・・・
 4月
7日

TRITON・METHODへの道 水質検査に出してみる編

まずは最初のステップ。TRITON水質検査に出してみます。
検査キット購入

TRITON取扱ショップで検査キットを購入します。
検査キットの内容は
 ・専用袋
 ・試験管2本
 ・IDカード



ユーザー登録&ID取得
次にTRITON社webサイトにてユーザー登録を行い、IDを取得します。
ID取得後、ログインしてマイページに水槽名と水槽の水量を登録します。
サイト右上の言語切り替えで日本語表示も出来ますので英語苦手な人もOK
自分はコーラル・ラボさんのブログを参考にしました。 ここ

海水サンプルを発送
2本の試験管の白地の部分にマジックで自分のIDを記入し、海水を試験管に入れます。
1セットにつき2本の試験管が入っていますが、うち1本は検査用、残り1本は測定中の
停電やエラーの時の予備だそうです。

取扱ショップ又は輸入代理店であるオーシャンアースさんへ海水サンプルとIDカードを発送します。
オーシャンアースさんは毎週水曜日にまとめてドイツに発送します。

検査完了
約1~2週間で検査が完了し、登録したメールアドレスに検査終了の通知が来ます。
トリトン社サイトのマイページより結果のpdfファイルをダウンロードする事が出来ます。

つづく・・・
4月
10日
 

TRITON・METHODへの道 検査結果が出た~編

検査結果が出たとTRITON社からメールが来ました。
ログインするとマイページで検査結果を見る事が出来ます。


1ページ目
黄色(注意)が少し有るけど殆ど緑(OK)で安心。

γ-GTPと中性脂肪が・・・・・みたいな。
なんか健康診断の結果を見ている気分です。

(クリックで大きくなります。)





2ページ目
あ・・・赤(NG)が有る・・・・orz





表の見方です。
Analysis
とは海水の測定値です。
Setpointは推奨値
Deviationは推奨値との差
Warning lampは緑(OK) 黄色(注意) 赤(危険)の3段階判断です。
Liter は自分の水槽の海水総量(IDを作成する時に入力した値)
Correction Dosage / mL は添加量ワンス(1回で推奨値まで引き上げる添加量)
Maintaining Dosage は添加量デイリー(1日あたりの添加量)
ちなみに添加量はトレースベースと呼ばれるTRITON純正添加剤を投入する時の添加量です。
社外品の場合はこの「添加量」は当てはまりません。


赤い部分を切り出してみました。


 I(ヨウ素)
ヨウ素が異常に多いのは理由が有ります。
最近濃縮タイプのヨウ素添加剤を買ったのですが、添加量間違って10倍近い量を入れてました(T_T)
さすがトリトン水質検査。 お見通しですね。。。。
まぁヨウ素は微量元素の中でも減りが早い物質なので、しばらく添加せず水替え&放置しておきます。

 Zn(亜鉛)
問題はZn。 なんじゃこりゃ!?
全く思い当たるフシが有りません。
考えられる事は
  ・何かの添加剤に入ってる。 それらしい添加剤は入れた覚え無いのだが・・・・
  ・Zeovit時代のライブロックを一部再利用してるんだけど、溶け出した? まさか・・・
  ・RO浄水器が駄目??
  ・人工海水に含まれていた。
おそらく原因は人工海水かもしれません。
いろんな人工海水を調べられたらしいのですが、多くの銘柄で天然海水の10~100倍と高値で重金属が検出されたとの事です。

 PO4
燐酸が多いのは意外でした。
手持ちのHANNAで測定しても0.02ppm出ました。
ちなみに初めてHANNAで燐酸の検出をしました・・・ まぁ今までZeovitでしたので出なかったのですね。
あと最近、居候の魚を数匹預かっているので餌やりが多いのが原因でしょう。

 AL
何故かアルミが多い・・・
燐酸多いのに、アルミ系燐酸吸着剤投入出来ません。
鉄系ROWAの吸着剤を持っているので、そちらを使用します。

 対策
ヨウ素は放置として、亜鉛は何か対策をしなければいけません。
マニュアルでは「4x 15% weekly WC with PURE」となっています。

訳すと
Triton Pure Salzを使って15%/週の水交換を4回交換
「Triton Pure Salz」とは一部微量元素成分の少ない塩で、この塩で水替えする事により微量元素濃度を全体的に下げる事が出来ます。

うちの場合、とりあえずTRITON推奨の塩「ビーソルト」に変更と、添加剤ストップで様子を見ようと思います。
それでも減っていない場合は別の手段考えます。
まぁ塩が原因だとすれば、生体が調子を崩すレベルの濃度では無いんだろうと思いますが・・

 微量元素が少ない場合
今回、推奨値より少ない微量元素は有りませんでしたが、もし少ない場合は指示通りにトレースベースを添加します。
これがトレースベースです。
まぁこんなに揃えなくても、必要な成分だけ購入すれば良いと思います。

マグネシウムとかヨウ素とか、メジャーな微量元素だと手持ちの物を利用出来ますが、検査結果に書かれている添加量は当てはまりません。


ちなみに検査結果に書かれている添加量ですが微量元素ごとに1日の最大添加量が決められていますので注意して下さい。。
たとえばマグネシウムだとこんな感じ
50mlより多い添加をしなくてはいけない時は分割して添加する必要が有ります。


 まとめ
最近カリウムなんて全然添加していないのに多すぎるだなんてびっくりです。
以前、毎日1mL添加してた(規定量は3mL/日)のはなんだったのか・・・?
結局うちの場合、殆ど消費されて無いんですね。

数値に踊らされるのもどうかと思いますが、自分の水槽の微量元素消費量は把握しておく必要が有ると思います。
ま、測定してみるもんですね。

 ちなみに
注:現在は検査結果の一部表記が変わっているらしいです。

 測定方法
測定方法ですが、HPLC(高速液体クロマトグラフィー)やICP(発光分光分析法)により研究室レベルで測定し、1検体6回計測してその平均値をだしているそうです。

4月
14日
  

TRITON・METHODへの道 微量元素を減らす編

前回の記事では多い微量元素を減らす手段を書いてませんでした。。。
今回は減らす方法を書いてみます。


Triton Pure Salz

前回も書きましたが一部微量元素成分の少ない「Triton Pure Salz」という塩です。
これで水替えすると全体的に微量元素濃度が下がると言う訳です。

ちなみに通常水替え用の塩はTRITON社には無く、Tropic Marin社のPro Reef Salzが推奨されています。
国産だとヴィーソルトが推奨だそうです。


Detox

Detoxは、過剰に検出された銅または鉛を吸着します。。
使用後カーボンは3日間中断し、3日後にカーボンを入れてデトックスの残留成分を吸着させ1週間後にカーボンを交換します。



Triton CARBON

TRITON・METHODではカーボンの設置が推奨されています。
100Lに対して100ml、4~6週間で交換です。

Detoxを使用したあと、残留成分を吸着させるのにも使用します。


Triton AL99

アルミ系燐酸吸着剤です。

AL99は若干量のアルミニウムを放出する可能性が有るので、もし数値が上がった場合には、RowaPhos等の鉄系のPO4吸着剤を使用します。


4月
17日
 

TRITON・METHODへの道 DI浄水器設置編

TRITON・METHODでは浄水器にDIフィルター(イオン交換樹脂)を使用しなければいけません。
DIを推奨・・・とか言うレベルではなく、「DI 処理なしのRO 水は使用不可」とマニュアルに書かれています。
まぁDIが無いと飼えないって事は無いと思いますが、ここはマニュアル通りDIを設置する事にします。

DIフィルターはマーフィード製(RGダッシュ)やクロノスレインなどでもかまいませんが、TRITON純正も販売されます。

左がTRITON純正イオン交換樹脂です。
中身を真ん中の容器に入れ、左のハウジングに納めます。
イオン交換樹脂は約2回分入っていますので、一度購入するとしばらく使えます。



マニュアルをよ~く見ると、DIフィルター2連結と書いて有ります!?
にれんけつ・・ まじで?
わかりました。付けますよ!



某アクアショップの駐車場に転がってたハウジングをゲット。
汚いのでキレイに洗って使います。




汚い画像ですが、浄水器を設置している洗面台の下です。
ちなみにRO浄水器本体は粗大ゴミから拾ってきた物です。(-_-;)
まぁ使えるから良いんです。

構成は
電磁弁3連結 → コットンフィルター → カーボンフィルター → ROメンブレン → DIフィルター1 → DIフィルター2
となります。

ちなみにうちの浄水器の歴史は ここ


という事で、我が家の浄水器に8年ぶりにDIフィルターが付きました。
導電率を測定すると
 水道水  →  56μS/cm
 RO水   →  4.2μS/cm
 DI1段目 →  3.6μS/cm
 DI2段目 →  3.2μS/cm
DIフィルター1段目と2段目の差はあまり有りませんでしたが、1段目の寿命が来た時に2段目が活躍してくれるでしょう。
マニュアルの図通り1段目の出口に伝導率計を付けて、伝導率が悪くなったら2段目を1段目にし、2段目に新品イオン交換樹脂を入れると常に安定した純水を供給出来る訳です。

つづく

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